2001年のオフ情報はこちらで。
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◆ 松坂が初球直球宣言 小坂は慎重 ◆
西武・松坂大輔投手が27日、02年のシーズン開幕を告げる第1球を「ストレート」に決めた。30日の札幌ドームでの開幕戦。セ、パ合わせて6球場の中で最も試合開始時間が早いため、今季のプロ野球は松坂の投球で幕を開けることになる。その第1球に松坂が選んだのは、やはり直球だった。初の開幕投手となった00年の日本ハム戦では146キロ、そして昨年のロッテ戦でも150キロの直球から発進。3年連続の初球ストレートとなる。 この“直球宣言”に対し、一番での出場が確実な小坂は「一番として出るか分からないので、今どうだというコメントはできない。バッターボックスに立った時に考えます」と冷静。オープン戦では1度だけ対戦し1三振。昨年は17打数3安打と抑え込まれているだけに内心期するものはあるようだ。 2002.3.29 |
◆ 左キラー・田中充が開幕一軍 ◆
ドラフト4巡目、左腕・田中充投手が27日、左打者キラーとして開幕1軍入りを果たした。「開幕1軍が最低の目標でしたから。今度はどこまで1軍についていけるかです」。マウンド上で見せる堂々とした態度とは一転、目を細めた。起用法はズバリ、左打者対策だ。オープン戦も中継ぎで8試合に登板し6回2/3を無失点。打者24人に対して5安打6奪三振だった。うち左打者11人には直球とスライダーをうまく使い、許した安打はわずか2本。4奪三振、無四死球とキラーぶりは数字がしっかり証明している。 昨季、ロッテは近鉄に8勝20敗と大きく負け越した。10発を浴びたローズを筆頭に左打者の礒部、川口、大村には3割を超える高打率を許した。左腕・藤田も近鉄戦防御率5.14と打ち込まれた。ペナント制覇に苦手意識は禁物なだけに、山本監督も「田中充を左にどんどん使っていく」とフル回転の予定だ。 投球時に軸足が後ろに折れ、左手が遅れて出てくる独特のフォーム。社会人時代の3年前に、球の威力を追求した結果、生まれたフォームはオリックス具に似ているとの声も上がった。「(中継ぎは)嫌いじゃない。左打者は絶対に抑える気持ちで向かっていきます」。26歳のルーキーがリーグを代表する左の強打者相手に、本番でも結果を残すつもりだ。 2002.3.29 |
◆ 小野、二軍スタート決定 ◆
小野晋吾が、不調のため2軍スタートとなることが27日、決まった。小野投手コーチが「全体的にもうひとつ。少し投げ込みが必要」と語った。小野は19日のダイエー戦で先発したが、打ち込まれて三回途中で降板。右肩痛などの影響で投球フォームを崩していたこともあり、以後は予定の登板を回避して投げ込みを続けていた。この日、フリー打撃に登板した小野は「直球の球威は戻ってきているが、スライダーがまだまだ」と調整途上を認めた。今後は4月8日の日本ハム戦(千葉マリン)登板に向けて2軍で調整を行う。 2002.3.28 |
◆ 幸彦、開幕一軍か? ◆
25日、16年目のベテラン佐藤が3打数2安打3打点の活躍で存在感をアピールした。四回1死満塁から右翼線へ走者一掃の逆転二塁打を放ち「インコースをファウルにして外を狙っていた。いつもあのコースを意識しているから」。代打の切り札的存在だが、山本監督は「追い込まれてからいいバッティングをしている。(先発で)出しておかないとなあ」と悩んでいた。 2002.3.27 |
◆ 巨人に快勝 澤井・里崎確定 ◆
25日、ロッテが逆転勝ち。四回、2四球に4長短打を絡めて4点を奪った。先発の薮田は4回を投げて2失点ながら5三振を奪うなど球威があった。その後、実戦さながらの5投手の継投で巨人打線を1点に抑えた。山本監督からは「投手コーチは頭が痛いんじゃないかな」とご機嫌。巨人は入来、岡島がピリッとしなかった。 また、山本監督は開幕から捕手に里崎、三塁手には初芝の負傷欠場中に打率.341と打撃をアピールした澤井を起用していくことを明言した。「里崎は最近2、3試合の成長が大きい。三塁は澤井でいく。オープン戦の活躍はフロックではないし、どんどん使う」と2人の若手を高く評価した。エース黒木知の不在が懸念されるロッテだが、監督は「目標は一番上。リーグには何が起こるか分からないからチャンスはあるだろう」と語った。 2002.3.26 |
◆ ミンチーが開幕投手に決定 ◆
25日、ミンチーが開幕投手に正式決定した。初づくしだ。広島時代の1999年にも務めているが、セ・パ通じて開幕投手となる外国人は球界史上初。50年に毎日として発足以来、チームとしても初めて外国人に初戦を任せることになった。 4回6失点した17日の西武戦とは見違える出来だ。24日は2000年まで在籍した古巣相手にスライダー、カットボールなど多彩な変化球を低めに集めて7回を散発4安打無失点。球数も、予定していた100球になかなか乗らず「良すぎて、他の投手が使えない」と小野投手コーチらが、仕方なく80球で降板させたほどだ。「これまでは真っすぐとスライダーだけだったからやられただけ。きょうのように、色々な球種を投げて持ち味を出せば抑えられるんだよ。不安なんか初めからなかったよ」と山本監督の表情は緩んでいた。 「これまでボールそのものは悪くなかった。7回をゼロに抑えたことで自信になった。サトザキとも息があったよ。今年は負け数(昨年12勝14敗)を少なくして、チームの優勝に貢献したい」(ミンチー) 2002.3.26 |
◆ 伊与田、古巣の選手から道具頂戴 ◆
24日、広島からロッテにテスト入団の伊予田が古巣との対戦を前に、木村拓からバット2本、ロペスからマスコット1本をお願いして譲り受けた。これには「道具が増えましたね」とご満悦だ。前日23日、移籍後初安打を記録。外野手登録だが三塁もこなす。「結果がすべてですから。開幕1軍を目指します」と話していた。 2002.3.25 |
◆ ミンチーも順調な仕上がり ◆
24日、ロッテが九回に福浦、ボーリックの連続二塁打でサヨナラ勝ちした。先発のミンチーは、古巣の広島相手に7回を4安打無失点の好投。シーズン前の最後のマウンドに「自分なりの投球が出来た。自信がついた試合だったよ」と納得の様子だった。キャンプから習得に取り組んだ新球のナックルも試投し、準備は万全。「(開幕投手は)名誉なことだし、全力で頑張る」と気合を入れていた。息の合ったリードを見せた里崎が1本塁打を含む2安打と活躍。 2002.3.25 |
◆ 加藤、開幕に向け準備万端 ◆
23日の日本ハム戦でロッテが集中打。七回、7番から3連打で好機を作り、諸積が右前適時打するなど打線がつながった。先発の加藤は制球がよく、6回を3安打無四球で無失点。「どんどん押していこう、という気持ちでいけました。(開幕に向け)いい感じで来ています」。山本監督は「(加藤は)スピード以上にキレが出てきたな。投手が抑えているから打線もつながる」と満足そう。 通算では17回を投げ自責点はわずかに1。この日で規定投球回数をクリアし防御率0.53で12球団トップに躍り出た。昨年は140回を投げチーム最多の73四死球を記録したがオープン戦ではたった2四死球と課題の制球難も克服した。「ストライクゾーンが広がったからじゃないですか」と謙そんするがオフからフォーム固めに着手。鹿児島キャンプでは2500球を投げ込んだ成果が実った。加藤は「良い形でシーズンを迎えられますが、ホントは、悪いところがあった方が気持ちが締まっていいんです。だからオープン戦は70点」とあえて厳しい点をつけた。 2002.3.24 |
◆ 開幕スタメンに里崎・澤井 ◆
ロッテが“若返り”で開幕を迎えることになった。山本監督は22日、「(これからは)里崎を使う」と今季の正捕手に4年目の里崎を指名。28年ぶりの優勝の条件のひとつは正捕手の固定だけに、山本監督は練習前に捕手陣をベンチに集め「自信を持ったリードをしろ」とゲキを飛ばした。力ある打撃が魅力の里崎は「チャンスは絶対に逃したくない」と力強かった。また、三塁には95年のドラフト1位の澤井の開幕スタメンを示唆した。 昨年は清水将、橋本ら5人が1軍マスクをかぶった課題のポジション。強肩と長打力が魅力の里崎に指揮官は期待をかけた。さらに三塁にはベテラン初芝がいるものの、7日の日本ハム戦で左手甲に死球を受けた影響で調整が遅れている。山本監督は「(初芝は)開幕には間に合うだろうが、試合に出られるかは分からない」と話した。 オープン戦.412と大活躍している澤井にリードにも安定感を見せ始めている里崎。フレッシュな布陣でスタートを切る。 2002.3.24 |
◆ 後藤代表が退任、後任に川北氏 ◆
ロッテは22日、後藤節夫球団代表(62)が任期満了に伴って退任し、新代表に川北智一球団本部長(53)が昇格すると発表した。4月8日の株主総会で選任される予定。川北氏は1971年にロッテ商事株式会社に入社、2000年から球団に入り、昨年9月に球団本部長に就任した。後藤氏は退任後、球団の非常勤顧問を務める。 2002.3.23 |
◆ モノレールに“千葉ロッテ・マリーンズ号” ◆
千葉都市モノレール線が21日、列車のボディーにロッテ主力選手の描かれたラッピング電車“千葉ロッテ・マリーンズ号”の運行を開始。これを記念して千葉マリンスタジアムで行われる4月6日の対近鉄戦、5月5日の対西武戦で先着3000人に「マリーンズ号ペーパークラフト」をプレゼントする。 2002.3.23 |
◆ 福浦、42打席目の第1号 ◆
21日、タイトルホルダーにようやく一発が飛び出した。6回一死一、二塁。横浜・野村のカーブを、福浦が体勢を崩されかけれながらもバットの先で捕らえた。1号3ランだ。オープン戦42打席目に飛び出した一撃に「ホッとした? うーん、まあね」と苦笑い。「たまたま。風に助けられましたね」。 オープン戦の成績は打率.282。まずまずの数字が残っているが、本人は不満だらけ。「まずいですよ。順調じゃないです」徐々に調子が上がってきたのでは、と水を向けられても「その前にもう開幕しちゃいますよ」と控えめなコメントに終始した。 「あのクラスの打者になると、完ぺきを求めてしまうから、いつも心配になってしまうもの」高畠打撃コーチは不安がる福浦の言葉から、逆に成長の跡をみてとった。山本監督は「1試合に(安打を)1本打っているし、全然心配していない」と信頼を寄せていた。 2002.3.23 |
◆ 投手陣に小野コーチ激高 ◆
21日、投手陣がまた炎上…。この日も9失点で最近4試合では35失点となった。開幕投手最有力のミンチーは1イニングを投げ2失点。しかし、「間隔があくからきょう投げさせてもらった。全然問題ないよ」とコメント。3、4番手で登板した高木、シコースキーはともに乱調で、先発争いから一歩後退した。 小野投手コーチは「キャンプから続く練習の疲れ?そんな問題ではない」と激高。先発マスクが増えている里崎は「大丈夫。これから対策を考えます」と語っていたが事態は深刻だ。 2002.3.23 |
◆ 小林宏、投球の組み立てが課題 ◆
21日の横浜戦に故障の黒木知に代わり先発ローテに入る小林宏が4回を2失点とまずまずの投球。左打者にばかり6安打を打たれたことに「球自体は悪くなかったけど、左バッターの内角を攻められなかった。シーズンに課題ができました」と反省したが、山本監督は「心配してない。ローテに入るよ」と期待を込めていた。 2002.3.22 |
◆ 好調澤井、初の開幕スタメンか? ◆
”千葉の星”が輝き始めた。地元・銚子商出身の澤井が20日の横浜戦で二塁打2本を含む3安打の固め打ち。同級生の中日・福留とともに、かつて甲子園を沸かせた男が、初の開幕スタメンを手に入れそうな勢いだ。 一回。オープン戦の11試合連続安打となる二塁打を右線へ。さらに三回に右越え二塁打。五回は川村の高めの直球を左前に運ぶ技あり一打を放った。30打数14安打。打率.467に「びっくりするくらい。7年目の危機感が一番、効いてます。若いヤツには負けらない」と胸を張った。鹿児島キャンプでは無休で打撃練習を敢行。「キャンプから意識していることが出来てます」と手応え十分で、山本監督も「このままでは使わないわけいかない」。ケガを負っている初芝に代わり、三塁の定位置が近づいてきた。高沢打撃コーチも「去年の今ごろとは全然違う。そろそろ本物かな」と認めていた。 2002.3.21 |
◆ 石井浩、千葉で惜別アーチ ◆
快音を残して、白球は左翼スタンドで大きく跳ねた。20日の横浜戦の六回、オープン戦2号ソロを放った石井浩に、右翼席のロッテファンからも拍手と歓声が湧いた。球場全体に祝福されながら、ベースを一周。「チームを離れても応援してくれる。うれしいよ」とはにかんだ。二回には右前に技有りの安打を放ち、3の2。オープン戦通算21打数11安打、打率.524と絶好調だ。昨オフ、ロッテを解雇。新天地・横浜で野球人生最後の勝負。「監督、コーチがいい環境を作ってくれている」。古巣に惜別の1発にもなったようだ。 石井:「昔からロッテのファンはよく応援してくれた。きょうも応援があってうれしかった」 2002.3.21 |
◆ 日本ハムが札幌移転を検討中 ◆
巨人渡辺恒雄オーナーが25日、日本ハムの札幌への本拠地移転計画に関して、同地の準本拠地化構想を持つ西武との共存を提案した。「ホーム試合の半分以上をやればフランチャイズとして合法的。例えば日本ハムが(札幌で)60試合やって、あとのシーズン中に西武が20でも30でも持っていけば、うまく共存できる」と2球団共存プランを披露した。「九州でダイエーがあれだけ成功したし、札幌に1球団あるのはいいこと。プロ野球振興のために東北、北海道に球団があった方がいい」と肯定。「こういうことこそコミッショナーにやってもらわなければ困る」と、コミッショナーによる問題解決も提案していた。 2002.3.27 日本ハムの小嶋武士球団社長が22日、計画通りに本拠地を札幌に移転した場合も、パ・リーグが東京ドームで公式戦を開催する計画を明らかにした。日本ハムが移転すると東京を本拠地とするパ・リーグの球団がなくなり、これが移転の障害となる可能性があるが、東京での試合開催を各方面に提案する方針を明らかにした。 2002.3.24 西武の小野賢二球団代表は21日、日本ハムの札幌への本拠地移転計画について「日本ハムからも札幌市からも何の連絡もない。今後あったとしても『はい、そうですか』と聞ける話ではない」と述べ、同計画に改めて難色を示した。小野代表は「東京からパ・リーグ球団が消えるのは問題がある」とも話した。西武は札幌の準フランチャイズ化を検討しており、札幌ドームで今季開幕戦を行うほか、来季公式戦20試合を予定している。 2002.3.22 日本ハムが2004年を目処に東京ドームから札幌ドームへの本拠地移転を検討していることが20日、明らかになった。札幌市と球団関係者がともに交渉の事実を認めた。札幌市は、昨年完成した札幌ドームの稼働率を上げるため、以前から複数の球団に移転や開催試合増を打診。昨秋、日本ハムから「2004年移転を検討したい」との話があったという。札幌ドームは西武が準本拠地化を進めており、日本ハムの移転計画は他球団にも影響を及ぼす可能性もある。6球団が競合する首都圏で観客動員数が低迷する日本ハムは、首都圏外への本拠地移転を検討してきた。本拠地移転には実行委員会の承認が必要なため今後、実行委員会やパ・リーグ理事会などで論議される見込み。 2002.3.21 |
◆ 小坂、疲労性腰痛で欠場 ◆
小坂誠内野手が、疲労性腰痛のため19日のダイエー戦を欠場した。今後はアイシングなどを施し様子を見る。 2002.3.21 |
◆ 山本監督、暴言で退場 ◆
積もりに積もった審判員への不信感がついに爆発した。19日のオープン戦で山本監督が一塁塁審の判定について暴言を吐き、退場処分を受けた。三回、大道が三塁にゴロを放ち、一塁に駆け込んだプレーがセーフ(記録は内野安打)とされたことに激怒。一塁の川口塁審に暴言を吐いた。今季オープン戦の退場はBuローズに次いで2人目だが、監督の退場はオープン戦20年ぶりだった。暴言の背景には、徹底されない新ストライクゾーンの判定に対する怒りがあった。やはり三回に小久保が微妙な高さを選んで四球で歩いた。新ゾーンの判定へいら立ちを隠せず「アウト、セーフもそうだけど、高めを人によって取ったり、取らなかったりだ」と顔を真っ赤にした。 試合はダイエーが17安打で11点を挙げて快勝。一方、ロッテは小野が3回途中で降板するなど散々で、山本監督も収穫なしの表情だった。 2002.3.20 |
◆ 黒木知、復帰は夏前か? ◆
左足肉離れと右肩痛で2軍調整中の黒木知の1軍復帰が、6月以降にずれ込むことが濃厚となった。右ひじにも違和感が出ており、本人は「キャッチボールができない状態。これからのメドは立ててない」と暗い表情。仁科2軍投手コーチは「5月の復帰は厳しい。夏前(6〜7月)くらいだろう」と見通しを語った。 2002.3.19 |
◆ 今年も開催 マスターズリーグ ◆
プロ野球OBによるマスターズリーグは18日、今年の11月6日もしくは同7日から来年の1月26日まで5チーム総当たりの全40試合を行うと発表した。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5チームでリーグ戦を行うマスターズリーグは、今年で2年目。新たな参加選手として、元阪神の掛布雅之、元西武の東尾修、韓国から元中日の宣銅烈各氏を予定している。 2002.3.19 |
◆ 打たれてもプラス思考 ◆
17日、松坂の前に五回まで毎回の6三振を喫するなどいいところなく完敗。開幕カードの相手とあって山本監督は「手ごわいのは分かっている。うちのピッチャーが打たれないことが大切なんだ」と冷静に話した。 2月21日の紅白戦以来となる実戦マウンドのミンチーは制球が甘く4本塁打を浴び6失点。現在、取り組んでいるナックルを試す機会はなかったが、「真っすぐはよかったから採点は80点かな」と意外に高い点数を出していた。井上投手コーチは、「ストライクが取れているし、オープン戦最初の登板としては十分。もう一度投げさせて調整させるよ」と心配はしていないようだ。 また、そのミンチーをリードした里崎も、「オープン戦だから打たれても痛くもない。どうすれば打たれるのか、抑えられるのかが分かった」とプラス思考で収穫を口にしていた。 2002.3.19 |
◆ まともにバットに当たらないなら… ◆
17日、山本監督が6安打に終わった貧打線に頭を抱えた。これでオープン戦9試合で2ケタ安打はなし。開幕戦と同カードに大敗を喫した指揮官は「打つ方が心配だ。(死球を)恐がらないで向っていかないとダメ。相手はそれを一番嫌がるんだから」と最後は死球指令まで飛び出した。 2002.3.18 |
◆ ミンチー初登板、炎上 ◆
17日、開幕投手最有力候補、ミンチーがオープン戦に初登板。開幕戦で戦う西武を相手に4本塁打を浴びるなど、4回6失点という不安な内容に終わった。だが、本人は「きょうは今季初めてで、ストライクがまとまりすぎた。開幕に向けてきっちりとコントロールを見直す」とショックはない様子。山本監督も「どんなに打たれても外すわけにはいかない選手。肩の状態やスタミナは問題ないようだし、心配していない」と、信頼は揺らいでいなかった。 2002.3.18 |
◆ 開幕前哨戦、加藤の快投で白星 ◆
16日、先発の加藤が5回を無失点の快投を見せた。昨季は打ち込まれたカブレラにも新ストライクゾーンを使って無安打に抑え込んだ。「(カブレラに)去年は変化球を打たれたので、直球主体で攻めました。思い通りにいきましたね」と、してやったり。高めから落ちるカーブも冴えた。開幕カード・西武戦の2戦目登板が濃厚だが、申し分ない予行演習だった。一方、西武先発の三井(5回を4安打1失点)も開幕2戦目の登板が濃厚と見られる。 また、サブロー外野手が15日、一軍に昇格。16日の西武戦は二番右翼で先発出場した。 2002.3.17 |
◆ プレ開幕戦、山本監督は「勝ちにいく」 ◆
16日に西武との“プレ開幕戦”に先発する加藤がノースローで登板に備えた。昨年は新人ながら9勝をマーク。西武戦では3勝を挙げたものの、カブレラには8打数4安打、2本塁打を浴びている。しかし「縦の変化をうまく使って高めの新ゾーンに速い球を投げ込みたい」と攻略に自信ありげだ。ここまで1勝3敗3分けと結果が出ていない山本監督は「ベストメンバーで勝ちにいく」と闘志を燃やしていた。 2002.3.16 |
◆ 横浜が光山を獲得 ◆
横浜は15日、昨年ロッテを自由契約になった光山英和捕手の獲得を発表した。光山は83年のドラフト4位で近鉄に入団。中日、巨人、ロッテと移籍し昨秋に解雇通告。2月中旬にはメキシコに渡りメキシカンリーグの入団テストを受けるなど現役続行の道を模索していた。一方、横浜も中日から獲得した中村が右肩痛で出遅れ、若手捕手陣にもケガ人が相次いだことから、控え捕手の獲得が急務だった。光山は「2日前に話をもらった。12球団の中でも一番行きたい球団だったので正式に入団が決まってうれしい」と話した。背番号は「44」。週明けの18日に支配下選手登録し、19日にチームに合流する予定。契約金なし、年俸は800万円(推定)。 2002.3.16 |
◆ 東京ドームの人工芝お披露目 ◆
東京ドームの人工芝を5年ぶりに張り替える工事が15日終わり、報道陣に公開された。 新人工芝は「フィールドターフ」の名称で、工事費は約3億6千万円。2センチ間隔に植えた芝の間を砂やラバーチップで埋めている。選手の足や腰の負担を軽くするため、従来の人工芝より柔らかく、天然芝に近い感触が得られるという。人工芝内に敷かれている粒状のラバーチップが飛び散るという説もあるが、関係者は「2、3か月して馴染んでくればチップも沈んでいくので問題ない」と説明。 米大リーグ、デビルレイズの本拠地トロピカーナフィールドなどで採用されているが、日本のプロ野球の本拠地では初めて。また、マウンドの土を黒土からアンツーカーに交換し、外野の照明も増設した。16日の日本ハム−中日戦が第1戦となる。 2002.3.16 |
◆ 小野、5ヶ月半ぶりの実戦登板 ◆
鹿児島キャンプ前半の座骨痛などで出遅れていた小野晋吾が、開幕1軍に間に合いそうだ。13日、教育リーグの日本ハム戦(鎌ケ谷)に先発。昨年10月1日のオリックス戦以来、約5か月半ぶりの実戦登板を5回3安打無失点でまとめた。 ファームの試合にもかかわらず、小野は「投げる前はかなり緊張した」と言うが、マウンドに立てばさすがの内容。スライダー、シュートを低めに集める小野らしい投球で打者18人中、9人を内野ゴロに仕留めた。直球もMAX143キロに達し「いろいろ試しながら投げられました」(小野)と笑顔だ。 ネット裏では小野、井上1軍両投手コーチも観戦。エース・黒木知が開幕絶望なだけに、小野コーチも「投球に関しては80%近くまできたね」とホッとした様子。開幕後しばらくは小野、ミンチー、加藤が「先発3本柱」となりそうだ。 2002.3.15 |
◆ 清水将・青野が降格、福澤が一軍へ ◆
ロッテが13日、福澤洋一捕手の一軍昇格と、清水将海捕手、青野毅内野手の二軍降格を決めた。 2002.3.15 |
◆ 打てなさすぎ 12球団最少総得点 ◆
打てない打線に首脳陣が頭を抱えた。散発5安打で2得点。一度はリードを奪いながら、星野阪神にあっさり再逆転負けを喫した。「ただ打席に立って、ただ投手と勝負している。どうやったら(打線が)つながるかが大切」と平野ヘッド。ここまでのオープン戦総得点20は12球団最少。チーム打率も.226と低い。山本監督は「打てないんなら、やればいいんだよ」と開幕まで“練習漬け”を課すつもりだ。 2002.3.14 |
◆ 里崎、正捕手争いに台頭 ◆
ロッテの正捕手争いがヒートアップしてきた。12日、2試合目の先発マスクをかぶった里崎が、3打数2安打1打点と持ち味の打撃でアピール。清水将、ルーキー辻に橋本を加えた開幕マスク争いに、4年目の実力派が台頭してきた。 他の3人より評価されている打撃面については「練習でやってきた通りに軸回転でうまく対応して打てました」と胸を張ったが、課題のリード面でも進化を見せた。先発・高木が先頭の浜中に直球が2球続けて外れると、すかさず変化球主体の投球に切り替えた。再三のピンチでは決め球のシュートで3併殺。この好リードに山本監督も「11安打を浴びながら3点に抑えたのは評価できる」と目を細めた。 98年に即戦力としてドラフト2位で入団したが、1年目に左手首を骨折。2度の手術後、2年間の長くつらいリハビリを経験した。「遠回りはしたけど今年が正念場。チャンスは絶対に逃さない」。里崎はこのまま開幕まで突き進むつもりだ。 2002.3.14 |
◆ 高木、初先発は反省しきり ◆
ヤクルトを自由契約となり、ロッテにテスト入団した高木が12日、オープン戦初先発。「制球が思うようにならず、調子は最悪だった」そうだが、1回から3イニング連続で併殺を記録した阪神のまずい攻めにも助けられ、4回を5安打、1失点に抑えた。併殺狙いのシュート攻めでピンチを切り抜けながらも、「余裕がなかったし、全然自分の投球ではなかった」。先発ローテーション入りを狙う16年目のベテラン左腕は、不本意な内容に反省しきりだった。 2002.3.13 |
◆ 福浦、腰痛で欠場 ◆
福浦和也内野手が12日、試合前の打撃練習中に腰痛を訴え、阪神戦を欠場した。症状は軽く、13日以降の練習には支障がない見込み。 2002.3.13 |
◆ 開幕戦の始球式に里谷多英 ◆
30日に行われる西武-ロッテ開幕戦(札幌ドーム)の始球式を、ソルトレークシティー冬季五輪フリースタイルスキー・女子モーグル銅メダリストの里谷多英選手(フジテレビ)が務めることが11日、明らかになった。今後、球団側と里谷サイドで最終調整が行われ、近日中にも正式決定となる。 2002.3.13 |
◆ 田中充の評価急上昇 ◆
新人左腕の田中充が評価を上げている。11日の試合を含め1回ずつ5試合に投げているが、いまだに無失点。「フォームのひねりを抑え気味にし、スピードより球の切れを重視している」という心掛けが好調の理由のようだ。これまで計4安打されたが、左打者からは内野安打1本だけ。山本監督も「左をきっちり抑えてくれるから合格点。右も抑えられれば長いイニングもいけそう」と話すなど、起用法に幅が出てきた。 2002.3.12 |
◆ 監督がSゾーンの判定に激怒 ◆
11日、山本監督が、新ストライクゾーンの判定に激怒した。「顔の高さをストライク取ったら野球にならない。気まぐれで取ったり、取らなかったりじゃ、おかしなことになる」。わずか5安打に終わったこともあり、試合後に一気にまくし立てた。岡田球審は「キャンプでやってきた通りに取ったつもり」と主張。開幕後も波乱含みの展開となりそうだ。 2002.3.12 |
◆ 小林宏、”仮想いてまえ”竜を4安打 ◆
春季キャンプでミスターに称賛された右腕、小林宏がまたも快投だ。10日のオープン戦に先発し、4回を4安打無失点。唯一のピンチ、2回一死一、二塁の場面も谷繁をスライダー、森野をフォークで連続空振り三振に仕留め、2月24日の広島戦に続く無失点投球で「自信になりました」と目を輝かせた。 “仮想いてまえ”がテーマだった。福留、立浪ら左打者5人が並ぶ中日打線を、ローズ、礒部、川口らの猛牛軍団とだぶらせた。打たれた4安打はいずれも左打者だったが「左の内角に真っすぐを多めに投げた。(近鉄は)いい左バッターが多い。スライダーをどうやって生かすか、ですね」と攻略の糸口はつかんだ様子だった。山本監督も「内容があった。次も楽しみ」と満足の様子。 昨季は近鉄戦に先発で2度、中継ぎで7度対戦し、被安打率はわずか.217。先発組ではエース黒木知に次いで2番目の好数字だった。チームは昨年、近鉄に8勝20敗と惨敗しているだけに、猛牛対策は不可欠。キャンプで長嶋巨人終身名誉監督に「ひじの使い方がうまい」と評価された23歳が、チーム浮沈のカギさえも握っている。 2002.3.11 |
◆ 喜多、待望の初安打初打点 ◆
10日、ドラフト1巡目の喜多がオープン戦7打席目にして待望の初安打初打点をマークした。1点リードの7回二死一、二塁に辻の代打で登場。木村の121キロのフォークを左前にはじき返した。試合前に間の取り方を修正しての一打に「自分なりにいい時のフォームを思い出して打ちました。正直ホッとしています」と満面の笑み。オープン戦はここまで6打数無安打で3三振。この日は「外から見るのも勉強」(山本監督)とスタメンから外されたが、試合後は山本監督も「よく打った。ああやって振り切れるんだから凄いよ」と絶賛していた。 2002.3.11 |
◆ 澤井が3打数3安打で”敢闘賞” ◆
9日、初めて1軍キャンプに参加した7年目の澤井がオープン戦初スタメン。7回無死一塁、中前安打でチャンスを広げるなど、4打数1安打でまずまずの内容だった。この日は24歳の誕生日だったが「初球の甘い球をファウルにしてしまった。あそこで決めないと…」とギャラードに空振り三振を喫した9回の打席を悔やんだ。 しかし、翌10日は長打2本を含む3打数3安打1打点の大当たりだ。オープン戦通算して、10打数6安打とバットは絶好調。「澤井はいらないと言われたくない。納得できるスイングをしようと心がけてます」と声を弾ませた。高畠打撃コーチは「左に打つ感覚をつかんでくれればね」と期待を込めて話していた。 「バットから手を離さないようにしたら打球に勢いがついてきた。去年はファームにいてこういうチャンスがなかったので、ものにしたい」と澤井。3打数3安打で“敢闘賞”を受賞したことについては、「こういう賞を貰ったのは初めてですが、賞より、このチャンス(2試合連続フル出場)を手放さないようにしたい」と語った。 2002.3.11 |
◆ 2試合で3つ、悩むボーク病 ◆
ロッテ投手陣がここ2試合で計3つものボークをとられた。平野ヘッドコーチは「宿舎でビデオを見て研究します」と早急に対策を練ることになった。 9日の中日戦に先発したシコースキーは変則フォームが特徴だが3回二死一塁、ゴメスへの2球目がボーク判定。「静止していない。あれは完全にボークでしょう」と本田球審。 8回には中継ぎエース左腕・藤田も、ボークをとられた。一塁へのけん制の際、右足を本塁方向に踏み出したとして注意された。「シコースキーはしようがない。でも藤田のはなんともないと思ったんだが…」(平野ヘッド)。試合直後には小野投手コーチが審判団に詰め寄って説明を求めるシーンもあった。 7日の日本ハム戦では、ルーキー左腕の田中充がシコースキーと同じ理由でボークをとられた。昨季リーグ2位の好防御率を残した“投手頼み”のチームだけに、開幕までの修正が不可欠だ。 2002.3.11 |
◆ シコースキー、気迫の投球 ◆
9日、来日2年目のシコースキーが、オープン戦初先発。4回を4安打2失点ながら、中前に抜けそうな打球を足の甲で止めてアウトにするなど、気迫のこもったプレーでアピールした。先発ローテーション入りへ前進したシコースキーは「全体的には良かった。他の投手との競争は考えず、自分の投球をするだけ」と納得の表情。山本監督も「変化球を打たれていたが、あれだけの速球が投げられれば合格点」と話した。しかし、要所で制球が乱れた点については、「いい球があるのに小細工をし過ぎだ」とコメント。 2002.3.10 |
◆ 加藤、「投げる以外のことが課題」 ◆
加藤が7日のオープン戦初先発で4回を3安打2失点。2年目を迎える先発左腕は5三振を奪う快投も、守備に不安を残した。三回、先頭・実松の打球を一塁へ悪送球。2盗塁も許し「投げる以外のことが課題です」とうなだれた。昨年9勝を挙げておりローテーション入りは確実だが「悪い結果が出たことを、ここでしっかり反省します」と前向きにとらえていた。 2002.3.9 |
◆ 辻、強気のリードで正妻目指す ◆
その度胸が開幕スタメンマスクを引き寄せる。辻の見せ場は初回だった。2年連続最多安打を記録した小笠原に対して一歩も引かない。加藤に要求した内角の直球で空振り三振にうち取った。「キャンプ中に他球団の選手を研究して、小笠原さんはインコースが強いと聞いていたので逆にそこを攻めてみました」 ベテラン並みの大胆リードだ。試合前に「辻が捕手だから僕が引っ張っていかないと」と話していた加藤が、逆に辻に引っ張られ4回で5奪三振。五回から登板した田中充も1回で2三振を奪ってみせた。まさに“辻効果”だが、本人は「同一リーグの相手と対戦するのは初めてだったので、スイング、表情、見送る姿勢を観察できた」と平然と言ってのけた。 五回には遊撃後方にポトリと落ちる幸運な初安打に「当たりはよくなかったけど、スコアブックに赤い線が引かれるのはうれしいです」と笑顔を見せた。清水将、里崎らが参戦する正捕手争いは混とんとしているが、山本監督は「優勝するには捕手を固定しなければ」と話している。ここまで3試合のうち、辻が先発マスクをかぶったのは2試合。強気が売り物のルーキーが、正妻の座を射止めるのは決して夢ではない。 2002.3.9 |
◆ 塀内、一軍初打席で二塁打 ◆
「やった!」と大喜びは、3年目の塀内だ。五回、酒井の代走で出場した直後は、けん制で刺されたが“一軍初打席”の八回に中越え二塁打。「芯に当たったので、越えてくれ!と思いました。よかったです」。失敗を帳消しにした快打に、満面の笑みだった。 2002.3.9 |
◆ 初芝、死球で左手打撲 ◆
初芝清内野手は7日に行われたオープン戦の日本ハム戦(千葉マリン)で、8回ウラ、フリューリー投手から左手甲に死球を受け、全治1週間の打撲と診断された。8日からの関西遠征には帯同しない予定。なお、9回表のサードの守備には急遽、里崎が起用された。 2002.3.8 |
◆ 喜多、ほろ苦いデビュー戦 ◆
7日、ドラフト1巡目ルーキー、慶大出の喜多がほろ苦いデビュー。8番右翼手で先発出場したが、プロ初打席はミラバルの変化球にほんろうされて空振り三振。4打数無安打2三振とデビュー戦を飾れなかった。「試合を経験しただけでも、いい勉強になった。(プロは)球のキレが違うなと思いました」(喜多) 昨秋、東京六大学リーグで史上最高打率の.535を記録した打撃を披露できず、「緊張していた。応援も耳に入っていなかった」と反省。山本監督は「初めての試合で(バットが)きちんと振れていた。これからもどんどん使っていくよ」と期待の新人を励ました。 2002.3.8 |
◆ 福浦、カゼで練習早退 ◆
福浦和也内野手が6日、風邪のため練習を早退した。7日の試合出場は回復具合を見て決める。また、塀内久雄内野手が一軍に合流した。 2002.3.8 |
◆ 喜多が1軍に合流 ◆
5日、喜多が1軍に合流した。フリー打撃では32スイング中、安打性が12本。山本監督も「これぐらいのバッティングなら外野を争える」と太鼓判を押した。7日の日本ハム戦(千葉マリン)では代打出場が濃厚。大物ルーキーは「結果がすべてなんで、今まで出遅れていた悔しさを晴らしたい」と闘志を燃やした。 2002.3.7 |
◆ 黒木知、復帰は5月 ◆
右肩痛と左足肉離れで調整中の黒木知宏投手が、5月に1軍に復帰することが分かった。4日に行った右肩検査の結果を山本監督に報告。検査の結果は良好で、復活へ向けて光が見えた。検査の結果によっては前半戦中絶望の危機にあったが、右肩は順調に回復。医師からは投球開始のゴーサインが出た。山本監督は「彼にとってはきょうがキャンプ初日。今後の練習を考えれば復帰の時期は想像がつくだろう。1カ月? もう少しかかる」と話した。順調なら、5月上旬にも1軍昇格させる考えだ。黒木知は千葉マリンで練習に参加。ジョギングに汗を流した。「トレーナーの報告以上でも以下でもない。体のバランスを考えながらやりたい」と前向きに話した。9日からは2軍の練習に合流する予定。あとはゴールデンウィークごろの復活を目指し、ピッチを上げていくだけだ。 2002.3.6 |
◆ 今年の日米野球は11月に8試合 ◆
プロ野球の実行委員会が5日、東京都内で開かれ、セ・パ交流試合を視野に入れた両リーグの連盟合意事項の統一を行い、「危険球」の取り扱いなど4項目で合意した。また、今年の日米野球を11月9〜17日の間に計8試合を行い、第1戦は巨人、その他はオールスターチームが全米チームと対戦することを了承した。 2002.3.6 |
◆ 喜多が1軍合流、7日はスタメン予定 ◆
2軍で調整を続けていた喜多が、5日に1軍へ合流する。左くるぶし骨折の影響は8割ほど回復。4日は横浜市内のホテルで開かれた新人選手研修会に参加し「難しい話だったけど、お金の管理をしっかりやっていきたい」。1軍昇格については「変わったことをするわけじゃないので普通にプレーするだけです」と話した。7日の日本ハム戦(千葉マリン)でスタメン出場の予定だ。 2002.3.6 |
◆ 立川、1軍残留アピール弾 ◆
3日のオープン戦で立川が強烈なひと振りで1軍残留をアピール。六回、栗山の直球を左翼スタンドに運んだ。25日に2軍落ちし、28日に再び1軍に合流した“当落線上”の男は「ヒットを打とうと思ってました。必死だったので結果が出て良かった」とほっとした表情だった。 2002.3.4 |
◆ 渡辺俊、高低差を上手く使う好投 ◆
2日、翌日の中日戦に先発するサブマリン渡辺俊が、軽めの調整で登板に備えた。8分程度の力で低めの制球を意識して40球を投げたが、試合では「高めがどれだけ通用するか試してみたい」と新ストライクゾーンを意識する。オープン戦では2年ぶりの先発マスクをかぶる予定の里崎は「内外角、高低をうまく使って特徴を生かしたリードをしたい」と話していた。 3日のオープン戦に登板した渡辺俊は新ストライクゾーンを有効に使い、下手投げから高めに伸びのある直球、低めにシンカーを制球よく集め、3回を無失点。山本監督は「完全に先発の一角に食い込んだね」とご満悦だった。 2002.3.4 |
◆ 雨天中止に監督渋面 ◆
2日のプロ野球オープン戦のロッテ・中日戦は雨で中止され、ロッテの山本監督は、キャンプ最終日の紅白戦に続く雨天中止に、「痛い。確かに痛い」。けがの黒木知に代わる先発投手を早くテストしたいが、オープン戦がほかの球団より少なく実戦の機会は減るばかり。監督は「とにかく試合で投げないと…。」と最後まで渋面。残るオープン戦が12球団で最少の14になったための応急措置として、5日からの2軍教育リーグに1軍の投手陣を登板させる。 2002.3.3 |
◆ 薮田、先発ローテに期待 ◆
2日のオープン戦に先発予定の薮田がノースローで登板に備えた。昨年のキャンプから栄養士の協力を得て栄養バランスを考えた食事に改善。体重は3キロ減の81キロ、脂肪率も19%から16%に落とし「動きやすくなり、ボールにキレが出てきた」。エース黒木知、小野の調整が遅れていることから先発ローテーション入りに期待が集まる右腕は「あまり意識しないで自分のピッチングをするだけです」と話した。 2002.3.3 |
◆ 監督がキャンプを総括 打力は50点 ◆
山本功児監督(50)は1日、「投手力は底上げできたが打力が…。50点」と29日間の鹿児島キャンプを総括した。ロッテは昭和49年に日本一になって以来優勝から見放されている。
山本監督は今キャンプで、昨年リーグ2位だった投手力(防御率3.93)の底上げと、リーグ最下位の攻撃力(593得点)の整備に着手した。ところが「投手は加藤が一回り成長して小林宏、渡辺俊といった若手が伸びたが、打者はいいものを持っているのに1カ月練習していてそれを出し切れなかった」と総括。今後について「打者が奮起して50点を上乗せすることを期待している。開幕までの1カ月間は厳しくやっていく」と、ダメだと思った選手は容赦なくファームに落とすという厳しい方針を打ち出した。 2002.3.3 |
◆ 小坂の締めでキャンプ打ち上げ ◆
左太ももの肉離れで別メニュー調整を続けてきた選手会長の黒木知が帰京。1日の打ち上げでは、代役として小坂が初めて締めのあいさつを行った。どちらかと言えば練習を黙々とこなすタイプ。「ホントはジョニーがいいんでしょうが…。セリフは今夜考えます。フニャっとならないように、精いっぱい頑張ります」(小坂/28日) 同日、2軍も鹿児島・湯之元での2次キャンプを終え帰京した。 2002.3.2 |
◆ 山本監督、若手に不満 ◆
山本監督がキャンプで伸び悩んだ若手に注文を付けた。サブロー、立川、大塚らの名前を挙げて「期待している人が形にこだわってばかり。相手にぶつかるような気持ちが足りなかった」と不満顔。「何をしたらいいかを考えないといけない。キャンプは50点だ」と厳しい採点だった。 2002.3.2 |
◆ 福浦、フル出場宣言 ◆
昨年、首位打者に輝いた福浦が28日、丹念なウエートトレで140試合戦う体を完成させ「ひざは今年は大丈夫。全試合出たい」とフル出場宣言した。 「趣味はウエートトレ」と公言する福浦。しかし、昨季は6〜7月にかけて左ひざ痛、腰痛に悩まされ、タイトルは取ったものの、120試合の出場にとどまったことを悔やんできた。そこで自主トレ、キャンプを通じてひざの周りや太ももなど特に下半身を鍛え、けがに負けない体をつくりあげた。 「プロとしてしっかり考えている。ひざの周囲の筋肉が強化され、故障もないだろう」と荘トレーニングコーチは太鼓判を押した。ロッテのキャンプは1日に打ち上げ。「自分のスイングが出来ていないから30点」とこの1か月の自分には“辛口評価”。オープン戦では打撃向上がテーマだ。 2002.3.2 |
◆ 小野、「4分くらいの状態」 ◆
28日、腰を痛めて出遅れていた小野がフリー打撃に登板。40球投げ、ヒット性の当たりは2本に抑えた。「まだまだ自分が思ったようには投げられない。4分くらいの状態といったところですね…」。しかし、全力投球できるまで回復したこともあって、表情は明るかった。 2002.3.2 |
◆ 新ソフト導入で分析、攻略 ◆
ロッテ・スコアラー陣に500万円の新兵器だ。敵投手の配球パターンを点差、イニング、バッテリーなどに応じて瞬時に分析するパソコンソフトが3月中旬から導入されることになった。 スコアラーが、選手個々に配球などの詳細データを提供するのが当たり前になったプロ野球。ロッテでももちろん行ってきたが、パソコンの処理速度に限界があり、スコアラーが夜明け近くまで作業してきた。だが新ソフトで「60分かかった作業が30分少々に短縮される。その分、違う研究に時間も割ける。松坂も絶対、攻略しますよ」とあるスコアラーは自信を見せる。 チームにとっては、パソコンが本格導入された1996年以来の“IT革命”。勝負強いチームへの変ぼうを目指しているが「そのためにはソフト面も強化し、データを充実させないと」と川北球団本部長。ハイテク・マリーンズはひと味違う。 2002.3.1 |
◆ 開幕投手指名のミンチーに嫌なジンクス ◆
山本監督が、開幕投手にミンチーを指名。直接会談で要請することになった。30日の西武との開幕戦(札幌ドーム)、指揮官が早くから白羽の矢を立てていた黒木知は右肩痛と左足肉離れで復帰のメドすら立たない。候補の1人、小野も調整が遅れている現状に、指揮官は安定感抜群の助っ人で開幕する決断を下した。ただ、嫌なジンクスがある。ミンチーは「監督の指示に従うつもり」と話したものの、開幕投手を務めた広島時代の99年は2勝9敗に終わった。助っ人は「開幕戦に投げた年は成績が悪かった」と乗り気ではないのだ。山本監督も「本人も気にしている」と気遣うが、チームの危機になりふり構わない。「今度、話をしてみるよ」と二者会談で口説き落す考えだ。 2002.3.1 |
◆ サブロー、2軍落ち ◆
し烈な外野のレギュラー争いからサブローが脱落し、2軍落ちした。紅白戦では14打数4安打2打点。24日に行われた広島とのオープン戦に九番・右翼で出場も、見逃しを含む3打席3三振に終わり「下で自分のスタイルをもう一度考えて、いい形で上がってきてほしい」と山本監督。サブローは「”覇気がない、成績も残していない”と言われました。またすぐに上がってきますよ」と静かに球場を去った。 2002.3.1 |
◆ 2月のヘッドライン ◆
◆小野、不安な状態で紅白戦登板 ◆黒木知がキャンプ離脱、帰京 ◆ミンチー、開幕投手の最有力候補に ◆大塚・澤井、キャンプ皆勤賞 ◆今江、オープン戦にフル帯同 ◆3/7、千葉マリンで喜多デビュー ◆両主砲に調整差 ◆黒木、本隊とは別行動 ◆福浦、初打席できっちり結果 ◆小林宏にミスター効果? ◆山崎健、古巣相手に1失点 ◆初戦の内容に監督は満足げ ◆辻、オープン戦初戦に先発出場 ◆23日の紅白戦 <詳細> ◆喜多の両親、キャンプ訪問 ◆1・2軍入れ替えで活性化 ◆ミスター、ブルペン視察の様子 ◆21日の紅白戦 <詳細> ◆長嶋前監督がキャンプ地を訪問 ◆ミンチーが新球「ナックル」に挑戦 ◆黒木、左足を痛め開幕は絶望 ◆丸山、借用バットで打撃向上 ◆落合博満氏がユウゴーを指導 ◆諸積、イエローカード王宣言 ◆藤田、調子は上々 ◆オープン戦初戦に小林宏が先発 ◆19日の紅白戦 <詳細> ◆小坂、”嫌われ者”志願 ◆喜多、オープン戦開始から1軍へ ◆喜多にVIP待遇 ◆戸部、19日にも1軍昇格 ◆小野、2日連続のブルペン投球 ◆千葉マリン、人工芝を全面張り替え ◆ルーキー辻、開幕マスクに名乗り ◆小林雅、初のフリー打撃登板 ◆新マシン「桜島1号」登場! ◆黒木復活の兆し?気迫の110球 ◆小野、不安一掃の39球 ◆2軍が鹿児島入り ◆15日の紅白戦 <詳細> ◆山本監督、怒りのノック200本 ◆監督、ボーリックに珍案 ◆小野、腰痛で治療に専念か ◆黒木、再起に不安 ◆バレンタインチョコ、獲得数1位は… ◆今年は“相性重視”の変則ローテで ◆喜多、1軍昇格見送り ◆澤井、またも休日返上 ◆12日の紅白戦 <詳細> ◆ミンチー、上々のフリー打撃登板 ◆シコースキー、福浦のバットをへし折る ◆辻、丸山が初安打 ◆誤報?愛甲氏、家にいた ◆元ロッテ・愛甲氏が失踪 ◆監督が捕手陣に熱烈指導 ◆桜島が雪化粧 ◆高橋尚子からバレンタインチョコ ◆藤田、満足の初投げ ◆黒木知、10球の次は44球 ◆10日の紅白戦 <詳細> ◆審判も新ゾーンに苦労 ◆使えない若手に監督ブチ切れ ◆喜多、無理せず調整 ◆紅白戦に補助審判 ◆黒木、10球で投球練習中止 ◆小出監督が宿舎で特別講演 ◆ボーリック合流、フリー打撃敢行 ◆新人トリオがギネス記録? ◆紅白戦で新ゾーン専用ジェスチャー ◆山崎健、フォーム改造へ ◆湯之元球場が改修 ◆ボーリック来日 ◆黒木、キャンプ後に最終検査 ◆渡辺俊、新ゾーンを試投 ◆田中充がフリー打撃に初登板 ◆黒木、ブルペンで新ゾーン確認 ◆恒例?のSM式ノック! ◆そして、「チンチンブラブラ打法」 ◆渡辺俊、シンカー習得へ ◆小坂が”歩きまくる”宣言 ◆メイ、左足に違和感 ◆山本監督、陶芸に挑戦 ◆大塚は休日返上 ◆黒木知、若手投手陣に怒り心頭 ◆勝負根性は麻雀で! ◆山本監督、新ゾーンは無視 ◆紅白戦は地獄のサバイバル ◆渡辺俊、新ストライクゾーンに小躍り ◆福浦、高額テレビカメラ破壊 ◆ユウゴー、7年目の1軍に気合い ◆黒木がブルペン入り ◆IBM中村に監督がラブコール ◆田中、気合いの70球 ◆福浦は”三種の神器”持参で ◆幸彦、「1軍でやらせろ!」 ◆今年のキャンプは”スピード仕上げ” ◆各チームがキャンプ地入り ◆小出監督が鹿児島キャンプで臨時講師 ◆黒木、復活に手応え ◆ミンチー来日、新ストライクゾーンに… ◆ |
◆ 1月のヘッドライン ◆
◆メイ、シコースキー来日 ◆今江、食事でパワーアップ宣言 ◆JTBの「キャンプ激励ツアー」は閑古鳥? ◆早くも来季のドラフト候補100人 ◆千葉マリンがネット裏ボード改修 ◆金髪藤田、ノリには負けない ◆小坂、盗塁王に再挑戦 ◆光山、米独立リーグに挑戦 ◆田中、後援会は活躍してから ◆ボーリックの鹿狩り野生トレ ◆辻、1日1000スイング! ◆丸山、合同練習の休日を返上 ◆川崎市がドームスタジアム建設中止 ◆澤井、今季から「赤バット」を使用 ◆外国人選手の来日日程が決定 ◆若手は二軍キャンプから”野球漬け” ◆大塚・伊与田が空手の稽古 ◆サブロー、外野専念でレギュラー獲り ◆一軍キャンプメンバー38名決定 ◆ロッテ・キャンプ宿舎で食中毒 ◆小ネタいろいろ Part 8 ◆天野が登録名を「ユウゴー」に変更 ◆キャンプは実戦中心で ◆黒木の1軍キャンプ帯同が決定 ◆堀、後援会で活躍誓う ◆渡辺俊、Vで献血400ミリ ◆小坂、高めの球を猛練習 ◆堂本知事、優勝したらぬいぐるみ入る ◆加藤が2ケタ勝利を誓う ◆キャンプ歓迎式典はグラウンドで ◆「千葉ウォーカー」が喜多に取材 ◆喜多はキャンプ2軍スタート確定 ◆黒木、キャンプ2軍スタートも ◆新ストライクゾーンに各監督は… ◆小野、開幕投手を猛アピール ◆セパ交流戦は03年に実現? ◆オープン戦の正式日程発表 ◆山本監督が”非情采配”宣言 ◆ストライクゾーンを20cm拡大 ◆チャリティーオークション開催 ◆喜多が肉体改造に着手 ◆小林雅、プライドより結果 ◆渡辺俊、トークショーで熱弁 ◆黒木に笑顔が戻った ◆日ハム江尻が”おわび”の五分刈り ◆正岡子規が野球殿堂入り ◆春期キャンプの日程発表 ◆田中は1軍キャンプスタート ◆喜多、左足首の骨折が判明 ◆新人合同自主トレ開始 ◆大村が恒例のパンクラス合同トレ ◆黒木、開幕投手断念 ◆黒木が本格的に始動 ◆仕事始め 「150万人動員目指す」 ◆小野、自主トレ好スタート ◆木樽氏が巨人のスカウトに ◆田中・丸山ら新人が入寮開始 ◆丸山、地元で無名ぶりを痛感 ◆立花さんが福浦に秘策伝授 ◆小林雅、亡き父と恩人に誓うV ◆福浦、今季の目標は.350・25本 ◆サイン会で加藤・福浦「V宣言」 ◆ |
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◆ 11月のヘッドライン ◆
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