* * * * Off Season News 2000 * * * *

2000年のオフ情報はこちらで。


 

◆ 開幕日の一軍選手登録が決定 ◆

22日、パ・リーグは公式戦開幕日の出場選手登録名簿を公示した。新人では、西武の佐藤友亮外野手、日本ハムの中村隼人投手、ロッテでは加藤康介投手など5人が開幕1軍の座を手にしたが、ドラフト1位選手は一人も登録されなかった。ロッテは制限枠いっぱいの28人を登録した。

詳しくは、左記CONTENTSの”ニュース”から、Menu >> Players News でどうぞ

                                       2001.3.23

◆ 小ネタいろいろ Part 9 ◆

22日、首脳陣、選手、裏方ら総勢60人が武蔵村山市内の焼き肉店を貸し切って決起集会を行った。「選手の方から“やろう”という声が上がったので」と黒木選手会長。昨年は借金10で最下位に低迷した4月21日に遠征先の仙台で野手陣が行ったが、開幕前の集会は異例。山本監督は「みんなでメシ食って頑張ろうということ」と団結力を強調。チーム一丸となって24日の西武戦に臨むつもりだ。

22日、新外国人選手調査のため渡米していた江尻編成部長が千葉マリンスタジアムを訪れ、山本監督らに候補者のビデオを提出した。山本監督は「右でも左でも先発ピッチャーが欲しい。10人ぐらいのビデオを見たが、2人に絞った。2人とも145キロ前後の真っすぐを常時放る速球派」と語っており、近日中に交渉に入る模様。

20日、石井浩郎内野手と堀幸一内野手が開幕一軍から外れることが決まった。理由は、石井は14日のヤクルト戦で右太腿を痛めまだ走れない状態であること。堀は腰痛のため。

19日、サッポロビールから21世紀ペナントレース開幕に合わせ、球団創設10周年を記念したサッポロ生ビール黒ラベル「祝10周年 千葉ロッテマリーンズ缶」(350ml缶)を発売することが発表された。3月27日から千葉県内のみで、10000函を予定。

◆ 黒木、志願の1イニング先発 ◆

19日、オープン戦最終となる20日の中日戦に黒木の緊急登板が決まった。黒木自身の志願により、先発で1回を投げる予定。当初は16日の日本ハム戦が、開幕前最後の登板だったが、先発で5回11安打7失点の大乱調。「もう1回、1イニングくらい投げる機会があれば」と話していた。小野投手コーチは「(アクシデントが)何もなかったら」と話しており、黒木の直訴に応える。西武・松坂も20日に1回限定の最終調整をして3.24開幕戦に臨む。

                                       2001.3.20

20日、黒木は1回を打者5人に22球を投げ、HRを含む被安打2の2失点。「直球を低めに集める」「腕を目いっぱい振る」の2つにポイントを絞って臨んだが、満足のいく結果が出せなかった。黒木自身は「打たれはしたけど、自分のフォームで投げられた。球も走っていたし、前回よりはるかにいいです」。開幕戦については「お客さんは(松坂との)投げ合いを期待していると思うけど、僕はそれよりも試合に勝ちたい」とのコメントだった。

                                       2001.3.21

◆ ”マリーンズ”になって10周年 ◆

18日、92年に本拠地を千葉に移すとともに「マリーンズ」に名称変更してから今年で10周年を迎えたことを記念するロゴマークを発表。マリーンズのM、それにペットマークのカモメがデザインされている。また「WITH CHIBA、WITH YOU」のメッセージで地域密着の姿勢を強く打ち出しており、ユニホームの袖にこのロゴマークをつけることも検討されている。

                                       2001.3.19

◆ だから、ドームは必要ないって ◆

18日、毎年恒例の「千葉ロッテマリーンズ激励会」が千葉市の幕張プリンスホテルで行われた。飯豊周二後援会会長が「千葉市では優勝したらマリン球場のドーム化も計画していらっしゃる。今年は是非とも優勝してほしい」とあいさつ。また、重光昭夫オーナー代行も千葉マリンのドーム化に賛成を表明した。山本監督は「昨年のようなことはない。全力を挙げて優勝を目指します」と答え大きな拍手を浴びていた。

                                       2001.3.19

◆ 本拠地開幕戦のセレモニーは・・・ ◆

16日、本拠地開幕戦となる日本ハム戦27日、千葉マリン)のオープニングセレモニーの概要を発表した。千葉市制80周年を記念して市民1万人を招待、松井旭市長と2001年ミス日本の野手るりこさんが始球式を行う。

                                       2001.3.18

◆ 成田山新勝寺で必勝祈願 ◆

15日、後藤球団代表、山本監督をはじめスタッフ、選手ら総勢40人が成田市の成田山新勝寺で必勝祈願を行った。98年にプロ野球記録の18連敗を喫してから「効果がない」(後藤代表)と寺社参拝を行っていなかったが、就任3年目の今季に進退をかける山本監督の支援のために3年ぶりに復活。地域密着の意味も込めて千葉のシンボルでもある新勝寺を訪れた。神頼みならぬ初の“仏頼み”に山本監督は「千葉の皆さんと一緒に戦っていくということ。身が引き締まる思いです」と神妙な様子。過去2年はBクラスに低迷しているだけに「今年が勝負?もちろん。過去2年は何もしていませんから」と強い決意をにじませていた。

また、黒木は必勝祈願の際に清めの儀式を受けた。祭壇でたかれた「智恵の炎」と呼ばれる火に持ち物をかざしてもらうもので、関係者は「煩悩を清めて願いごとをかなえる」と説明する。昨年は右大腿裏の肉離れで苦しんだだけに帽子のほかにシューズを差し出し「足が一番不安ですから」。24日の開幕戦に向け、16日の日本ハム戦で最終調整登板する黒木は「内容を大事にしたい」と話した。

で、その黒木が16日、5回を投げ11安打7失点と大炎上。「すべて悪かった。この調子で開幕を迎えたら大変なことになる」と、この日が最終登板のはずだったが、不安を消すために、もう1度登板することになった。

                                       2001.3.17

◆ 新人・加藤康介、ローテ入りなるか ◆

13日、千葉マリンの海風を味方につけカーブ、直球のシンプルな組み立てで好投した加藤だが、首脳陣は「内容が良くなった」(山本監督)、「光が見えてきた。ひと安心」(仁科投手コーチ)とそろって高評価。山本監督が「この投球を次もできたらローテ入りだね」と言うように、次回登板予定の20日の中日戦がローテ入りへの最終試験になる。また、この試合で、石井は右大たい二頭筋の違和感、初芝は左ふくらはぎの張りのため途中退場した。

                                       2001.3.16

◆ 渡辺俊の記念品展示室 ◆

13日、渡辺俊介投手の記念の品を公開する展示室が地元の栃木県下都賀郡で開かれたことが分かった。建設業を営む父・秀夫さんの会社事務所を改造したもので「それまで事務所として使っていたんですが、色々な方からオリンピックの時のグッズを見せてと言われるので部屋を改装しました」と秀夫さん。約30平方メートルの室内には昨年のシドニー五輪で使用したユニホームやロッテ・黒木や西武・松坂ら代表メンバー全員のサイン色紙など合計約100点が所狭しと並ぶ。渡辺俊は「早く1軍で活躍してプロでの品も展示できるといいですね」と初勝利のウイニングボールを飾るつもりだ。

                                       2001.3.14

◆ 黒木、オープン戦に初登板 ◆

10日、3・24開幕へ黒木が順調に滑り出した。オープン戦初登板で4回を4安打2四球の無失点。「ランナーは出しましたけど、粘り強く投げるのが僕の持ち味ですから」と納得の68球を振り返った。山本監督も「悪くなかった。ランナーを出しても抑える。大きく崩れる心配はない」と満足そうだ。西武・松坂との開幕対決には「大輔に投げるわけじゃないですから」と言いながら気温8.4度での投球で耐寒用クリームを右半身全部に塗るなど寒さが予想される西武ドーム対策も万全だった。次回登板は16日の日本ハム戦(千葉)。「キャンプから中5日を想定してやってきたんで、実戦でも経験しておきたい」と、調整パターンの最終チェックをクリアして、万全の仕上がりで開幕戦に臨む。

                                       2001.3.11

◆ 小ネタいろいろ Part 8 ◆

16日、ファストフード店のロッテリアと1年間のスポンサー契約をしたと発表した。これにより今季の公式戦開幕から終了まで、ヘルメットに同社のステッカー広告を張ることになった。重光昭夫オーナー代行は「同じ系列の会社との契約ですが、億単位の収入増になる。それは球団の強化費にします」と話した。

16日、西武・東尾監督は、松坂大輔投手を2年連続の開幕投手に決定したことを明らかにした。

13日、オープン戦に先発した小野は4回を5安打3失点と課題を残した。「いい球と悪い球がはっきりしていました」とのことだが、開幕までのオープン戦登板は次回19日のオリックス戦(千葉マリン)が最後となる見通しだけに小野投手コーチは「ちょっとした調整をしていかないと」と話した。

12日、セ・リーグ理事会が開かれ、今オフから各球団の自由契約選手を一堂に集め、6球団コーチや編成担当を前にした合同入団テストを開催することを決めた。今後はパ・リーグにも同調を求めて「12球団合同トライアウト」(仮称)として実施時期など詳細を煮詰めていく。合同テストには社会人チーム関係者も招待。選手の経歴など資料も揃えて、プロ・アマ間の交流を活発化させるのも目的だ。「品評会」の時期は日本シリーズ前後が有力で、複数回の開催などの案も出ている。

10日、堀幸一選手が前日の練習で負傷した右腰部の痛みが引かないため、遠征先の神戸から帰京した。病院には行かず、様子を見る。トレーナーによると、24日の開幕戦出場には支障がない見込み。

8日、小野投手は次回登板の13日まで間隔が空くため、試合前の練習終了後に帰京。

6日、黒木知宏投手が3月27日の本拠地・千葉マリンの開幕戦(日本ハム戦)に合わせて200人に増える“分身の術”を使う? これは等身大写真パネルの話。球団がジョニーの写真を千葉マリンスタジアムや幕張新都心一帯にずらりと並べ、開幕気分を盛り上げることになった。「黒木のパネルは200枚くらい。カルフールやガーデンウォークに置きます。並んで写真を撮るもよし」と球団スタッフはアピール。鹿児島滞在中の6日までに黒木、小野、小林雅、石井、初芝ら9選手の撮影が行われた。

4日、オープン戦初登板となる中日戦が雨で流れ、黒木は「やっぱり投げたかったですよ」とがっかり。これで初登板は10日のオリックス戦(GS神戸)まで持ち越し。中止決定後はブルペンで84球を投げ込み、うさを晴らした黒木はこの日先発予定だったミンチー、加藤、渡辺俊らとともに帰京。8日に再びチームに合流、浦和球場などで調整し、10日に備える。

4日、千葉マリンに“ジョニーシート”が登場することがわかった。黒木が今季、本拠地での63試合を対象に一塁側シーズンシート、6人分を家族限定で「黒木ファミリーシート」と銘打って抽選でプレゼントする。きっかけとなったのは昨年のトークショー。遠方から来るファンの話を聞き「そういう人にいい席で見てもらいたい」と、思い立った。はがきかインターネットの球団のHP、千葉マリンなどに置く応募箱で申し込む。

◆ 春期キャンプを”仮”打ち上げ ◆

2日、鹿児島キャンプの打ち上げ日が、5日から2日に急きょ変更された。実はこの変更、選手会長の黒木知宏投手の企画・発案。早期帰京する一部選手のために“手締めの儀式”を3日早く行おうというもので、チームの和を重視したファインプレーだった。

5日に横浜で行われる新人研修に参加するため、加藤、渡辺俊らが4日夜に帰京。3、4日の中日戦後、数人の選手が関西遠征に帯同しない可能性もあり、実質上、キャンプでともに汗を流したメンバーで「打ち上げ」ができるのは4日まで。そのため、チームの横のつながりを意識する選手会長の黒木からの提案もあり、山本監督が全員での練習が最後となる2日への変更を決断した。

「たいしたことじゃない。“手締め”を早めただけで、練習は5日までちゃんと続けるんだから」と、山本監督は淡々と話したが、「フォア・ザ・チームがスローガンですから、みんなでやるのがいいんじゃないですか」と、諸積・選手会副会長。

キャンプを振り返って山本監督は、「ミンチー、横田らの加入で投手陣は層が厚くなった。野手は攻撃力優先で起用する。やり残したことはない」と手ごたえ十分に総括した。また、開幕に向けて、「今年こそいい滑り出しをしたい。開幕投手はアクシデントがない限り黒木」と語った。

                                       2001.3.3

◆ 小ネタいろいろ キャンプ編 Part 4 ◆

3日、地元出身のD5・青野(樟南高)が、八回表の守備から出場。中日・渡辺の三ゴロを併殺に仕留め、スタンドから盛んな声援を受けた。「最初は応援の声も聞こえたけれど、プレー中は全然…。緊張しました」。八回裏のプロ初打席は見逃しの三振だった。

3日、オープン戦に先発した加藤がプロの洗礼を浴びた。二回、大豊にフォークを豪快に右翼スタンドに運ばれた。「フォークが落ちなかった。今日はフォームがバラバラ。悪いところをマウンド上で修正できなかった」。山本監督はローテ入りを決めているだけに「いい球を投げているのに詰めが甘い」とおかんむりだった。

2日、石井福浦の一塁の定位置争いが決着した。キャンプを打ち上げた山本監督は、福浦の外野での起用を明言。もっとも一カ月間の競争の成果には満足げで「2人で一塁をやらせて良かった。石井は守備もできるようになったし、走塁面も良くなった」。福浦は3日の対中日のオープン戦に右翼で出場予定だ。

2日、D5・青野が一軍キャンプに合流した。同高の卒業式に参列した青野は午後6時前にチームの宿泊するホテルにチェックイン。山本監督は「地元だし3、4日の中日戦でいい出番があれば使いたい」。初めての一軍体験となる青野は「がんばります」と、地元デビューに神妙な顔つきだった。

1日、西武から移籍したベテラン・横田が、調整のペースを上げてきた。何度も痛めた右肩をかばいながらスロー調整を進めて来たが、二月末から全力投球を開始。この日はクイックからスライダー、フォークを試した。1日にはフリー打撃に登板予定。「最近は肩の調子がいい。少しずつ仕上げていく」と明るい表情。

28日、小野のオープン戦初登板が7日に甲子園で行われる阪神戦に内定した。甲子園のマウンドは御殿場西2年の92年センバツ以来9年ぶり。この日は85球の投球練習を行い「楽しみですね。プロに入ってからは投げたことがないですから」と話した。

28日、D2左腕・加藤康介が、3/25開幕第2戦(西武・西武ドーム)の先発に急浮上していることが分かった。左腕に苦手意識を持つ西武戦とあって白羽の矢を立てられたもの。これをにらみ、3日の中日とのオープン戦(鹿児島)先発も正式に決まった。機動力を駆使する西武と同じタイプの中日をステップとする考えだ。

28日、一方、山本監督はD4サブマリン・渡辺俊介を日本ハムへの秘密兵器として期待。「だから日本ハム戦に限って、オープン戦(16日)では使わないよ。ビデオでも分析されるけれど、実際に対戦したのとは大きな差がある」。タイミングの取りづらい下手投げだけに、ハム限定でのベールを張る。

◆ 光山、珍項目でギネスに申請? ◆

28日、光山英和捕手が珍項目でギネスブックに掲載を申請? その項目とは、捕手の二塁への送球タイムで、この日も室内練習場で約100球の送球練習。2月25日の対広島オープン戦で巨人の強肩ルーキー、阿部慎之助捕手が出した1秒92より断然速い1秒86をマークした。走者の二盗を阻止するには、捕球した球が二塁に到達するまでのタイムを1秒9台にすることが絶対条件といわれる。だが光山は「それじゃあ甘い」と目標を近鉄時代と同じ1秒7台に設定。この4日間で計900球もの送球練習を敢行し「1秒69も出たぞ。ギネスにこういう記録はあんのかな」と笑い飛ばした。5年ぶりにパ・リーグに戻り、俊足選手の顔ぶれも変わった。「昔は秋山(ダイエー)だったが今は松井(西武)。絶対刺すからな」と闘志がみなぎる。

                                       2001.3.2

◆ メイ、心機一転、頑張ります ◆

26日、キャンプ最後の休日を同僚ミンチーとともに桜島観光に費やした新外国人・メイは、山本監督にプレゼントする桜島大根を手に入れて大喜び。前日、特打ちを10分で切り上げ、山本監督が「付き合ってくれている人に失礼じゃないか」と激怒。その後の話し合いで和解したが、同監督から「桜島観光をするなら大根でも買ってこい」といわれ、時期がおわりかけていたものをようやく探し当てた。この日は降灰を利用した桜島焼の湯のみ作りに挑戦するなど終始リフレッシュに努め、噴煙のあがる山頂を見上げて「自分も試合ではあの火山のように大噴火したい」と打棒爆発を宣言した。

で、翌27日は紅白戦4試合目が行われ、メイは川井から3ラン。内角直球に腕をたたみ、体の回転を使って右翼席に運んだ。ほかにもボーリックが2ラン(ミンチー)、立川ソロ(後藤)など、打撃陣は軒並み好調。投手は、黒木・ミンチー・小野のほか川井・藤田・小林雅・礒・後藤・和田・武藤の11投手が登板、こちらも調整は順調な模様です。

                                       2001.2.28

◆ 小ネタいろいろ Part 7 ◆

1日、西武が24日の開幕戦(西武ドーム)で直接対決が確実な松坂大輔投手と、黒木知宏投手の“共演Tシャツ”を、開幕カードで限定発売することが明らかになった。現在、最終構想に入っているTシャツは青、赤の2バージョン。両エースがにらみながら投げ合う姿がプリントされている。まだ具体的な製造枚数などは決まっていないが、数を限定。販売期間も、西武は24、25日の開幕2連戦だけの目玉として販売する予定だ。

1日、パ・リーグが東京都内の連盟会議室で理事会を開き、今季から採用するヘルメット広告についてスポンサー企業の選定作業を行ったが、予定していた6球団統一の1社には絞り込むことができず、今季はユニホーム広告と同様に各球団独自の広告を認めることにした。今季はテストケースとして親会社関連企業の広告も認め、来季は再び統一スポンサーを目指す。

24日、昨年の全試合結果や千葉マリンスタジアムでの先発メンバーなどが1枚のCD-ROMにまとめられ、3月中旬に発売されることになった。販売予定価格は1枚2000円。千葉マリンスタジアムや海浜幕張駅前の「マリーンズボールパーク」で販売される。

23日、西武が3月24日に行うロッテとの開幕戦の始球式を人気エンターテインメント集団「THE CONVOY」が務めることを明らかにした。

◆ 二塁争いはサブローか? ◆

21日、紅白戦でサブローが黒木の137キロの直球を中前に運ぶなど4打数2安打3打点。ここまでの3試合合計で1本塁打を含む9打数6安打8打点の大暴れで、二塁のレギュラーを引き寄せた。「まだ他球団のピッチャーと対戦したわけじゃないから」と言いながらも「打つ方は自分の中でつかんだ感じがする」。紅白戦で結果を出したサブローへの評価はうなぎ上りで首脳陣はこの日、堀の外野転向を決めた。

                                       2001.2.23

◆ 今年こそ正捕手は清水将海? ◆

21日、山本監督が清水将海を正妻に指名した。「今年は何とか一人前にしたい。去年は機動力でガタガタにされたから」。昨季は6人の捕手を起用し、リーグ最多の捕逸15を記録。盗塁も近鉄に次ぐ87個を許し、盗塁阻止率.333に終わった。その中で阻止率.536を記録したのが清水将だ。“指名”を受けた5年生はこの日、約40分間の特守で素手での捕球練習を繰り返し行った。「ボールから目を離さず、集中すればパスボールの数は減るはず」とチームの課題克服へ意欲十分だった。

                                       2001.2.21

◆ 藤田、今季も中継ぎで ◆

20日、左腕の先発投手不足から藤田の先発転向プランを打ち出していた山本監督が方針を急転、元の中継ぎで起用することを決めた。“左腕日照り”の窮余の策で藤田を先発に回そうとしていたが、17日の紅白戦で川井が、18日には加藤の両左腕が好投したことで、先発のメドが立つと、一気に心変わり。「川井は先発ローテに入るよ。加藤の頭(先発)は決まっている。(藤田には)2人が出てきたし、今まで通りでいくと伝えた」と山本監督。藤田はキャンプ第5クール初日の今日、フリーバッティングに初登板。「先発でいけと言われればいくだけでしたから。元に戻るのは何の問題もありません」と話していた。

                                       2001.2.21

◆ 小ネタいろいろ キャンプ編 Part 3 ◆

28日、紅白戦5試合でわずか1安打の福浦が特打ちしたが、「全然駄目」と不満そう。グリップの位置を高くし、最短距離でバットを出す打法を習得中。夜間練習にも皆勤しており、今は疲労のピークにあるようだ。もっとも、昨季終盤に打率3割を切ったこともあり「シーズンも、疲れている中で結果を残さないといけないから」と熱心にバットを振っていた。

25日、寝違えで首を痛め、別メニュー調整を続けていた石井が通常練習に復帰した。

25日、小坂が居残りで約1時間半、マシンを打ち込んだ。振り出しを早くし、詰まった打球をなくそうとしており「フォームは固まった」と手応え。24日の広島戦では2併殺打を喫したが、ゴロを打てたことにキャンプの成果を感じているという。

23日、24日の広島戦に登板するD2・加藤が玉砕宣言2番手で3回を投げる予定だが「相手のクリーンアップに自分のボールがどれだけ通用するのかを試したい。当たって砕けろです」。

23日、清水直がオープン戦開幕投手に指名された。24日の広島戦(都城)先発に備えてこの日は95球の投球練習。「まだ何も聞いていないですよ」ととぼけたが「結果を出さないと。余裕はないです」と引き締まった表情で話した。山本監督は「3回ぐらいを予定している。試合をつくってほしいね」と期待。

22日、石井が寝違えで右頚部を痛め、大事を取って紅白戦を欠場した。24日に行われる広島とのオープン戦には帯同する。

22日、江尻亮編成部長が、外国人選手の調査のため渡米した。

22日、武藤が1軍生き残りを目指し紅白戦に登板。17日の散々な内容から一変、威力十分の直球で1回を無失点に抑えた。今季からプレートの踏む位置を一塁寄りに変えており「17日は慣れないままのマウンドで、打たれるべくして打たれた。今日は感じがつかめてきた」と手応えを感じた様子。山本監督も「気合が入ってたな」と見直していた。

21日、先発3本柱の黒木ミンチー小野がそろって紅白戦に初登板。黒木は3回を7安打5失点。小野も1回で4安打を浴びて7失点と散々な内容だった。黒木はゲーム中にマウンド上で「何してんだ、おまえ。バカ」と自分に怒りをぶつけたが、試合後は「打たれてカッカした。大人げなかった」と反省。小野も「あれが実力ですから」とがっくりだった。

20日、酒井忠晴内野手が左大腿二頭筋痛、本西厚博外野手が左大腿四頭筋痛のため、それぞれの練習を別メニューで行った。

19日、キャンプの休日を利用して、吉鶴憲治選手と松本尚樹選手の2人は、鹿児島市内の養護施設「わかば園」を訪問した。

19日、山本監督はD4・渡辺俊介投手について、今後はキャンプでの実戦形式登板を免除し、オープン戦の登板に専念させる方針を決めた。18日の紅白戦での2回1安打無失点の好投は、指揮官に十分なインパクトを与えた。既にシーズンの戦力として計算に入れており、「相当、期待していい。ケガをされては困るから」と20日以降はフリー打撃、紅白戦メンバーから外し、24日、3月3、4日のいずれかのオープン戦で経験を積ませることになった。

18日、清水将海捕手が紅白戦の6回の攻撃で、二塁へ滑り込んだ際に渡辺正人内野手からの送球を右手に受け、鹿児島市内の病院で検査した結果、右手第二指打撲と診断された。今後は、アイシング治療をして様子を見る。

◆ ドラフト改革、逆指名制度撤廃へ ◆

19日、プロ野球実行委員会が東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、ドラフト(新人選択)制度改革を討議、新人選手の獲得に際して各球団がドラフトの枠外で独自に選手を獲得できる「自由競争枠」を、今秋から新たに導入することで大筋合意した。同枠は各球団2人を上限にする案が有力だが、2人とも獲得した球団に対しては、ドラフト会議の1巡目の選択に参加できないなどの制限が付けられる見込み。従来の指定枠採用選手(逆指名選手)制度は撤廃される。3月19日の次回実行委員会で細部を詰める。

                                       2001.2.20

◆ 山本監督、怒りの打ち切り ◆

17日、今キャンプ初の紅白戦で山本監督が怒りの「六回打ち切り指令」を出した。当初七回の予定だった紅白戦だが、白組で投げた武藤後藤吉田の3人が期待を裏切る大荒れ。3人で17安打を浴び、六回までに毎回の13失点を喫してそこで打ち切りになってしまった。
「打たれるにも打たれ方がある。武藤のように先発当落線上の選手が逃げの投球から入って点を取られてからやっと攻めの投球では…。次のチャンスはだんだんなくなっていく」と山本監督は怒り心頭。キャンプ当初、ブルペンで雷を落とした紅組先発の左腕・川井については「最近の練習の成果が出た」と大きなカーブを操った3回1失点を評価したが、武藤ら中堅の伸び悩みが歯がゆい。
「黒木みたいにブルペンも試合も同じ気迫だと試合で結果が出る。見習ってほしい」と山本監督。武藤は「見ての通りです」としょんぼり。18日は新人の渡辺俊、加藤が登板する予定。ぼやぼやしていると中堅組の出番がなくなっていく。

で、18日、そのD2左腕・加藤が紅白戦に初登板。MAX141キロの直球を武器に2回をパーフェクト。立ち上がり、まずは諸積を141キロの直球で三振、続く渡辺正も速球では詰まらせて右飛。ファウルで粘る福浦には最後はカーブで遊ゴロに料理する余裕の投球。二回も打者3人に抑え「打者に向かっていくのが今日のテーマ。攻めのピッチングを考えて投げたのが良かった」と胸を張った。「頭(先発)は決まった。期待通りだ」(山本監督)

                                       2001.2.19

◆ どぉ〜なってるの? 新人契約金 ◆

17日、プロ野球の新人選手の契約金は、これまで1億円+出来高払い5000万円が上限と言われていたが、これが1994年だけの限定適用で、95年以降は効力を失っていたことが明らかになった。日本野球機構は94年9月、実行委で新人選手の契約金について「最高標準額は第1次支払い(契約金を1億円、第2次支払い出来高払いは第1次支払いの50%を越えない額とする」と決め、申し合わせ事項に明記した。この申し合わせ事項が94年に限定したもので、その後は確認や改定がされず、効力を失っていたという・・・

                                       2001.2.19

◆ 紅白戦初戦、サブローが大活躍 ◆

17日、紅白戦初戦からサブローが大爆発。ホームラン1本を含む3安打で5打点をたたき出し、今季から二塁争いをする堀へ強烈な先制パンチを見舞った。スリムな体型でパワーアップが課題とされていた。そこでオフには体重を4キロ増やし、80キロでキャンプイン。さらに連日、早出と夜間練習に参加しており、やっと成果が出た。「調整はボロボロでしたが、今日は実戦で打てて良かった。もっともっと振って、走って、守るだけです」とサブロー。山本監督は「あれだけ練習していれば打つよ」と成長ぶりに目を細めた。

                                       2001.2.18

◆ ジョニー、今季の目標は? ◆

16日は午前中、あられ交じりの雨が降り、室内での練習となった。黒木はブルペンで実戦を想定しながら直球、フォークボールなど約110球のシミュレーション投球を行った。うなり声を上げるなど気合十分で「今までで最高の仕上がり」と話した。昨年前半戦は不振だっただけに「限りなく100%に近い状態で開幕を迎えたい。ああいうふがいないことはもうしたくない」。今季の目標を「優勝のために最低15勝。そして投球回200イニング」と気合を入れていた。

                                       2001.2.17

◆ 小ネタいろいろ キャンプ編 Part 2 ◆

15日、立川隆史外野手が左背筋痛のため練習を途中で切り上げ、宿舎で静養した。13日のバント練習中に感じた痛みが完治しなかったため、大事を取った。

15日、石井がフリー打撃で125スイングして場外3本を含め31本のさく越えを放った。例年オフに90キロ前後まで体重を落とすが、今季から逆に鍛えて筋肉をつけ、今は99キロぐらいあるという。「体重を落とすと筋肉も細くなる。いいバットの軌道だからセンターによく飛ぶ」と納得の表情。山本監督は「これは相当打つよ」と主砲復活を確信していた。

15日、左腕ルーキー加藤が、2回目のシート打撃に登板。本西、サブローら4人の打者に対して64球を投げ、そのうちの20球がカーブだった。先日、金田正一氏から「カーブを投げる時に腕の振りが小さくなっている」と指導を受け「腕の振りを大きくして投げることを心掛けた」という。

14日、練習休日で正午過ぎに目を覚ました小坂の部屋には52個のチョコレートが届けられた。チーム内では黒木の54個に次ぐ2番目、独身選手ではトップだった。

14日、3月1日オープンの某会員制有料サイトで選手の試合後のヒーローインタビューを映像付きで配信することが明らかになった。配信されたものは順次保存されていくらしい。

13日、元監督で野球評論家の金田正一氏がキャンプ地を訪れた。ブルペンで投球練習をしていたドラフト2位左腕の加藤を見つけると、即座にマウンド上でアドバイス。細かいフォームなどを身ぶり手ぶりも交え熱心に指導した。「速球だけ見れば巨人の工藤より上。でも、まだ体がひ弱だから、もっと食べて鍛えないといけない」(金田氏)

12日、ミンチーが、シート打撃に初登板。抜群の制球力は相変わらずで打者7人をパーフェクトに抑えた。「調整は思い通りに進んでいる。これから暖かくなれば、もっと状態はよくなる」という。「2ケタは行ける。本当にいい投手だね」(袴田バッテリーコーチ)と首脳陣の評価もうなぎ上りだ。

◆ 千葉マリン、天然芝化を検討へ ◆

千葉市の島田行信助役が10日、鹿児島でキャンプを行っているロッテを訪ね、千葉マリンスタジアムのドーム化構想について、ファンや千葉市民からの反対意見が多く、新年の挨拶で市庁舎を訪れた山本功児監督が天然芝を望んだこともあり、今秋までにドーム化か天然芝化かを再検討する方針を明らかにした。早ければ9月までに結論を出し、来季から天然芝に改修される可能性もあるという。

                                       2001.2.11

◆ 園さん、名護キャンプに潜入 ◆

“日本ハム専門スコアラー”を務める園川編成部員が日本ハムの名護キャンプを視察に訪れ、主力選手によるシート打撃などに熱視線を送った。「別にチェックというわけでもなく、他チームの練習を見るのも勉強です」というものの今後は26日まで異例の“長期滞在”で、新外国人右腕サンダース、昨季6敗を喫した関根らを徹底解剖する予定だ。しかし、日本ハムの大島監督は「質問があれば答えてあげるよ。そう言っておいてくれ」と余裕しゃくしゃくだった。

                                       2001.2.11

◆ ベテランには負けられません ◆

外野から二塁にコンバートされたサブローが、守備練習ではつらつとした動きを見せた。二遊間のコンビプレーや、外野からの中継プレーも軽やかにこなした。佐藤内野守備コーチは「実戦を見ないと分からない部分はあるが、捕るのと投げるのは形になってきた」と合格点を出した。ポジション争いのライバルは好打者のベテラン堀だけに、サブローは「守備は思い切りやるしかない。打撃でもアピールしないといけない」と気を引き締めていた。

また、一塁のレギュラーを狙う福浦はパワーを見せ付けた。フリー打撃で93スイング中18本のさく越え。隣のゲージで打ち込んでいたポジション争いのライバル石井に劣らない長打力をアピールした。福浦は「感じは良かった。ウエートトレーニングで体重は7キロ増えたし、背筋力も強くなったから」と満足そう。山本監督は「打球の勢いが去年と違う。迫力が出てきたね」と目を細めていた。

                                       2001.2.11

その他にも、若返りが急務のチームで山本監督から内野世代交代の旗手として期待されているのが97年のD1・渡辺正人だ。連日早出、居残り特打に指名され、手の皮がボロボロになるほどバットを振り込んでいる。今キャンプでは小坂と一緒に遊撃でノックを受けているが、二塁、三塁もこなす内野守備のエキスパート。山本監督からは「かなりうまくなっているよ。守備だけなら小坂にもひけをとってない」と高い評価を得ている。

                                       2001.2.12

◆ D4・渡辺、愛称を募集します ◆

ドラフト4位のルーキー・渡辺俊介投手(24)が、独特のサブマリン投法にニックネームを公募する。開幕一軍入りを条件に広くファンから募集するが、「自分ではどんな呼び方がいいのか分かりません。愛称がファンのみなさんに親しんでもらえるキッカケなればうれしい」と話す。首脳陣の評価は高く24日のオープン戦開幕(対広島・都城での先発が有力。球界の伝説となっている「マサカリ投法」「ザトペック投法」にも負けない愛称を手にするつもりのようだ。

                                       2001.2.10

◆ 小ネタいろいろ キャンプ編 Part 1 ◆

12日、黒木が今キャンプ初めてシート打撃に登板した。「試合の感覚を確かめたかった」という黒木は、ストレート中心の配球。結局打者7人と対戦し、4本の被安打で奪三振は1つだけ。特に石井には特大の一発を浴びたが、「結果として打たれましたが、バランス良く投げられた」と笑顔。昨年は足の故障で満足にブルペン入りさえできなかった。「この時期としてはスピードも出ていたし、例年より順調です」と好感触を得ていた。

10日、卒業試験のため石川県の実家に帰省していたD1・田中良平が千葉・館山で行われている2軍キャンプに合流した。ランニングと遠投の軽いメニューで初日を終え「早くみんなに追いつきたいです。でも、ユニホームはやっぱりいいですね」と初練習の感想を語った。14日まで行われる館山キャンプでは体づくりに専念し、投球練習開始はロッテ浦和球場に戻ってからになる予定。

10日、諸積が練習中に悪寒を訴え、発熱が認められたため、鹿児島市内の病院で点滴治療を受け、宿舎で静養した。11日の練習参加は当日の様子を見て決める。また、腰痛を訴え別メニューの調整を続けていた小野はブルペンで投球練習を再開。捕手を立たせて34球と抑え気味だったが、力のあるボールを投げ込んだ。

10日、D2・加藤が打撃投手として登板した。注目されたマウンドだったが、球威を欠いた上に、半分以上がボール球と散々な内容だった。「自分に腹が立った」という加藤はすぐにブルペンに直行し、200球を超える投げ込み。徐々に球威も戻り、後ろで見ていた山本監督もひと安心。

10日、川井の覇気のない投球に山本監督が激怒。ネットに歩み寄るやいないや、川井を一喝、「ほかのヤツに迷惑だからやめろ。そんなんじゃ投げさせないぞ!」の怒声がブルペン内に響き渡った。「練習のための練習になってる。本番と同じようなピッチングをやらないと意味がない。見てられない。眠くなっちゃう」とバッサリ。叱られた川井は「監督に言われて、がむしゃらにいったら、いいボールがいきました」と気を引き締めていた。

8日、藤田が初めてブルペンで投球練習。3月開幕をにらみ、例年より早い仕上がりを見せる投手陣の中で、最も遅いブルペン入り。立ち投げで40球、捕手を座らせて10球と、肩慣らし程度で切り上げた。「もともと10日前後にブルペンに入ろうと思っていた。ほかの人は気にならないです」。

8日、諸積が盗塁増を目指している。平成7年の24盗塁が最高で、その後は15個以下が続き、昨季は8個。「頭では走ろうと思っていても体が動かなかった。盗塁をないがしろにして脚力の強化を怠ったつけ」と反省し、これまで以上に走り込み、筋力トレーニングの量も増やしている。5月に32歳になる諸積は「年を取って動きがにぶくなった、と思われたくない」とキッパリ

6日、今季から先発に転向する藤田が、二つの新球に挑戦中。社会人時代に使っていたボールを復活させるもので「長いイニングを投げるには“抜くボール”がいる。スクリュー系のボールと、もう一つ試している」とか。新球を駆使して、先発での活躍を誓う。

5日、鹿児島キャンプ初の休日ということで、新人・加藤渡辺俊は市内の薩摩焼窯元「玉陶山」でろくろを回し陶芸に挑戦。黒木と堀は一緒に釣りに出かけ、釣り上げたチヌやメジナを「首脳陣と選手のテーブルに並べてください」と提供した。「天気が良ければ次の休みも行きたいね(黒木)」

◆ 小野晋吾、腰痛再発 ◆

7日、小野晋吾投手が腰痛のためチームとは別メニューの調整となり、ストレッチなどで体をほぐしただけで練習を切り上げた。前日のウォーミングアップ中に違和感を覚え、この日になっても張りが取れないため大事を取った。トレーナーによると疲労性のもので、安静にすれば回復するという。第3クールから再び投球練習を始める予定で「(腰痛は)昔から付き合ってきた。肩、ヒジじゃないから問題ない。とりあえず休みます」。1月中旬に静岡・御殿場で行った自主トレの際にも腰を痛めており、キャンプ練習で痛みが再発したものとみられる。

                                       2001.2.8

◆ 本拠地開幕戦に1万人招待 ◆

千葉市は6日、本拠地「千葉マリンスタジアム」での公式戦初戦(3月27日、ロッテ対日本ハム)で、1万人を内野自由席に無料招待すると発表した。2001年は、同市の市制施行80周年とロッテのフランチャイズ10周年に当たるため、市は球団などと共同で、記念事業として無料招待することにした。希望者は、申込代表者の住所、氏名、電話番号と、全員の氏名、年齢を記入して、2月28日(必着)までに郵送。郵送先は、〒261-0022、千葉市美浜区美浜1 千葉マリンスタジアム「フランチャイズ10周年」係。重複申し込みは無効で、応募多数の場合は抽選となる。

                                       2001.2.7

◆ ボーリックが合流、黒木は順調に調整中 ◆

6日、主砲のボーリックがキャンプに合流し、フリー打撃に汗を流した。さく越えは1本だけだったが、スイングの鋭さはまずまず。「自宅では雪が積もっていて、外に出なかった。長旅の疲れも残っている」と苦笑い。その後はウエートトレーニングを終えると、軽めの内容で初日を切り上げた。しかし、山本監督は「あいつは向こう(自宅)でもしっかりやっている。必ず公式戦までに仕上げてくるよ」と、四番候補に厚い信頼を寄せていた。

また、黒木知宏も順調な調整ぶりを見せている。第2クール初日となったこの日、ブルペンで力のこもったストレートを約60球投げ込んだ。「インコースへ投げる球は出来つつある。あとはアウトコースに決まるように順番にやっていく」と満足そう。黒木は鹿児島入りした先月31日に、いきなり異例のブルペン入り。第1クールから精力的に投げ込み、仕上がりの早さを見せている。「いまが一番きつい時期。(体調を)崩さないように、しっかりやります」とエースの自覚は十分。

                                       2001.2.7

◆ 仮想日ハム・下手投げ対策は万全? ◆

D4・渡辺俊介がチームのサブマリン対策に一役買うことになった。昨年6勝20敗の日本ハム戦で7敗を喫したのが立石、建山の下手投げ2人で、山下打撃コーチは「フリー打撃や紅白戦で彼を仮想立石、建山に見立てればいい練習になる」と提案。渡辺は「打者のために投げる余裕はないですけど、僕が投げることでチームに貢献できるのはうれしいです」と6日からの第2クールでのフリー打撃登板に備えていた。

                                       2001.2.7

◆ 6監督のキャンプへの抱負 ◆

■ダイエー・王監督 「あくまでも目標は日本一奪還。監督7年目で最も重要なキャンプとなる。連覇した過去は忘れ、原点に戻って基本を確認する。山村と山田の加入はいい刺激になるはず。守備や走塁にも力を入れたい」

■西武・東尾監督 「3年ぶりに優勝するための一番の課題は打線の強化。新外国人選手のカブレラとマクレーンにポールを加えて競争させたい。松坂と松井がペナント制覇のカギを握っていると思う」

■日本ハム・大島監督 「ゼロからのスタートのつもりでやる。昨年の反省を踏まえてどう対処して行くかが問題。1年間やって選手のことは把握したつもりだが、競争だし結果を残せば使っていく」

■オリックス・仰木監督 「イチローの代役は一人の選手では無理。カバーし合い全員で戦う。今は横一線、全員がチャンスなので生かしてほしい。すべてに力をつける必要があるが、投手陣の再整備が最重要だ」

■ロッテ・山本監督 「バッテリー強化がテーマ。打って勝つのは10試合程度。投手がしっかりしていれば戦える。正捕手は清水将を軸に育てたい。一人も故障者を出したくないから焦って調整させない」

■近鉄・梨田監督 「投手に関しては一軍を選ぶのに迷った。層の厚さはある。チームメートでお互いに技術を盗み合って、競争してほしい」

                                       2001.2.1

◆ 小ネタいろいろ Part 6 ◆

7日、落合博満氏が横浜の臨時打撃コーチとして春季キャンプに合流した。横浜のユニホームとジャンパーを身につけ、多村・佐伯外野手、石井琢朗・石井義人内野手らを指導した。臨時コーチは9日まで続ける。

6日、1月29日に左ひざ関節軟骨除去手術を受けた平井選手が千葉市内の病院を退院した。16日から埼玉県浦和市での二軍キャンプに合流してリハビリを続けるが、一軍復帰は4月末になる見通し。

5日、福浦とのし烈な一塁争いを演じる石井浩郎が外野に転向する可能性も出てきた。山本監督が「2人とも使いたいが、石井が福浦との争いに負ければ外野で勝負してもらうことになる」と語ったもの。石井は「ファーストミットしか持ってきていません」とあくまで一塁で勝負する構えだ。

ボーリックは新築した家の諸手続きのため来日が遅れ、2/5昼の来日予定。そのままキャンプ地の鹿児島に向かう。

1日、藤田宗一投手28が今季、先発で起用されることになった。黒木、小野、ミンチーと右の先発は万全だが、問題は左腕。元ヤクルト・ハッカミーの獲得に失敗し、今も新外国人左腕を調査中だが、見通しは立たない。そんな状況で、山本監督が指名したのが、中継ぎエースの藤田。「先発の話は監督から聞いた。行けと言われれば行く。1度はやってみたかった」と意気込んでいた。

31日、手術のため明日からの鹿児島キャンプに不参加となった平井選手に替わり、渡辺正人内野手が参加することが決まった。

30日、広島から移籍したミンチー投手が来日した。「風にはこれまでも助けてらっているが(千葉マリンの強風で)スライダーがさらに切れる。申し分ないね」と、新本拠地となる千葉マリン名物の強風を見方につけ、勝ち星に結びつけるとブチ上げた。31日にはキャンプ地の鹿児島でメイ選手とともに入団会見を行う。

◆ 平井、左ひざを手術 & メイ来日 ◆

29日、平井光親外野手(34)が千葉市内の病院で左ひざ関節軟骨損傷部の手術を受けた。全治1ヶ月の見込みで、鹿児島キャンプには参加できない。2年前から痛みがあり、内視鏡手術で軟骨部のとげを取り除いた。石井トレーナーは「昨年の秋季キャンプで再発した。本人が(このままでは)不安があるというので手術に踏み切った。開幕には間に合うでしょう」と話した。

同日、新外国人のデリック・メイ外野手(32が来日。「オレの仕事は打点を挙げること」と胸を張った。米国で近所に住んでいた日本人にいろいろ教えてもらい、家族の誕生日には日本料理屋でパーティー。さらに3月に来日する3人の息子たちを日本の小学校に入れる予定。「子供に日本語を教えてもらおうと思ってね」と話していた。

                                       2001.1.30

◆ マリンスタジアムがスタンド内を禁煙に ◆

29日、3月14日のヤクルトとのオープン戦から、千葉マリンスタジアムのスタンド内を禁煙とすると発表した。昨年まで、場内アナウンスや電光掲示板で呼び掛けていた、スタンド内の禁煙を明確にした。通路の喫煙場所を28カ所に増設。喫煙所の近くなどに試合のモニターテレビを増やし、喫煙者に配慮する。

                                       2001.1.30

◆ 2001年のスローガン発表! ◆

24日、千葉マリンスタジアム内でスタッフ会議が開かれ、今季のチームスローガンが「For the Team Strive for Victory」(チームのために勝利に向かって奮闘しよう)に決まった。また、春季キャンプの方針や1軍参加メンバー(以下参照)を決めた。

                                       2001.1.25

◆ 鹿児島キャンプの参加メンバー ◆

期間は2/1〜3/5です(日程の詳細は1.12既報)

参加予定選手
投手 竹清、藤田、吉田、武藤、清水直、横田、和田、加藤(D2)、小野、小林雅
渡辺俊(D4)、川井、山崎、ミンチー、礒、小林渥、黒木、後藤
捕手 清水将、橋本、吉鶴、光山
内野手 小坂、石井、酒井、堀、初芝、ボーリック、福浦、松本、山本、渡辺正
外野手 メイ、諸積、サブロー、平井、立川、本西、大村、佐藤

◆ 小坂、”逆ダイエット”中です ◆

小坂誠内野手が、食生活改善へ涙ぐましい努力を続けている。一般人なら24〜25%ある体脂肪率が、なんと8%のため、油を飲んで“太れ、太れ”とばかりに「逆ダイエット」中。「体脂肪率は春先で10%、シーズン中なら8%なんです。でも、11から12%ぐらいあったほうがいいといわれたんです」と、これまでは「好んで食べたことはなかった」という肉のアブラ身をはじめ、今では率先して油を摂取する毎日とのこと。

                                       2001.1.20

◆ 開幕投手は黒木で? ◆

19日、山本監督が開幕投手に黒木を指名した。ロッテ浦和球場での自主トレを視察し「何もなければいってもらう。うちの大黒柱だから」と話した。昨シーズン終盤から体重を4キロ絞った黒木を「顔があんなに細くなっている。素晴らしい。去年成績が悪かったから自覚が出ている」とベタ褒め。実現すれば3年連続の開幕投手となる黒木も「言われなくても意識している。開幕にベストで臨みたい」と意欲満々。

                                       2001.1.20

◆ 小ネタいろいろ Part 5 ◆

16日、コンディショニング担当候補として1987年から昨年まで横浜のトレーニングコーチを務めていた大谷幸弘氏(42)の研修を開始した。1週間後に合否が決まる予定。
→24日、大谷幸弘氏をコンディショニング担当として採用したと発表した。コーチではないが一軍に同行する。

16日、パ・リーグが3月24日の開幕に合わせてホームページを開設することが明らかになった。今年から就任した小池唯夫会長の強い意向で実現するもので、公式戦全試合の結果や個人成績30傑、選手の談話などが盛り込まれ、試合開催日は毎日更新される予定。アドレスなどの詳細は近日中にも発表される。

17日、パ・リーグの理事・監督合同会議が開かれ、判定が投手に辛くなっているストライクゾーンを、野球規則通りに戻すことで一致した。審判部から申し入れがあったためで、ダイエーの王監督は「原点に戻るということ。現実には上と外が広くなるだろう」と話した。

17日、その監督会議に出席した山本監督が、鹿児島の一軍キャンプメンバーを昨年より絞り込む意向を示した。投手は17〜18人、捕手4人、他の各ポジション2人ずつとなりそう。「少なければ少ないほどいい。秋季キャンプと違い春は勝負するところだ」。レベルの高い競争でチーム全体の底上げを図る。

17日、同会議で、今年も投手の予告先発は継続するが、開幕戦での先発メンバーの予告はなくすことを決め、「マンデー パ・リーグ」の開始に際し、従来の開幕戦に加え、3、4月の月曜日に行われる試合でも監督がコーチスボックスに立つことになった。このほか、試合のスピードアップ、フェアプレー、5分以上の抗議の禁止、危険球撲滅、サイン盗みはしない3月に各球場の設備チェックを行うなどが確認された。

17日、札幌ドームが6月2日にオープンすると発表した。同26日の巨人−中日がスポーツイベントのこけら落としとなる。今年はプロ野球の公式戦が12試合、7月24日にオールスターゲーム第3戦、8月2日にイースタン・リーグの巨人−ヤクルトなども行われる。

22日、イースタン・リーグが春季教育リーグの日程を発表。リーグ間で行う34試合のほかに、韓国プロ野球の昨季王者、現代ユニコーンズと国内で対戦することが決まった。3月6日のロッテ戦から同13日の巨人戦まで7試合(巨人のみ2試合)を行う。

◆ イースタンもアマとの交流を積極的に ◆

16日、イースタン・リーグが東京都内のホテルで監督・代表者会議を開き、昨年8月に湘南と巨人が行った社会人チームとの交流試合を他球団も積極的に推進する方針を確認した。今後、各球団が個別に社会人チームと折衝して試合を組んでいくが、日程調整が困難なことから、1球団2、3試合となる見込み。また、ウエスタン・リーグが移動費の節約などの理由により100試合制から80試合制に移行するが、イースタンは現行の100試合制を維持することを決めた。

                                       2001.1.17

◆ 鴨池球場に「新兵器」! ◆

一軍キャンプを張る鹿児島市の鴨池球場に「新兵器」が登場する。その正体は打撃ケージ。可動式のネットを備えており、3人同時に打撃練習が可能で、総工費8750万円にのぼる豪華版だ。川北運営部長は「いい物を作ってもらって頑張ろうということですよ。やる気満々ですから」と鹿児島市に感謝。昨年のキャンプで使用したのは球団が仮設したプレハブ式の打撃ゲージ。結果的にチーム打率はリーグ5位の.259。鹿児島市の好意に甘えることなく、山本監督以下首脳陣は打撃力アップにフル活用する構えだ。

                                       2001.1.16

◆ 3新人、一軍キャンプに帯同 ◆

14日、山本監督がロッテ浦和球場での新人合同トレを視察した。授業や卒業試験に追われるドラフト2位の加藤康介日大の調整不足を心配していたが、キャッチボールを見て「球筋がいいね。腕の振りが工藤(巨人)に似ている」とひと安心。ドラフト3位の長崎伸一プリンスホテル、同4位の渡辺俊介新日鉄君津を含めた3人を、鹿児島での1軍キャンプに帯同させる意向を示した。

                                       2001.1.15

◆ 山本監督、ドーム化に反対案 ◆

12日、山本監督が、「優勝ならマリンドーム化」の流れに待ったをかけた。千葉県庁、千葉市役所などを挨拶回りした指揮官は各所でV宣言。そして、松井千葉市長が公言するドーム化については「ありがたい話だが、米国とは逆。向こうはドームからオープン球場、人工芝から天然芝に移行する流れ。マリンは風が売り物だし、そういう(ドームより天然芝)案もある」と提言した。

                                       2001.1.13

◆ 鹿児島キャンプの日程を発表 ◆

11日、春季キャンプの日程が発表された。2月1日から3月5日まで、鹿児島市の県立鴨池球場で行われる。休日は2月5、9、14、19、26日。二軍は地域に根ざした経営を目指す球団の方針により、千葉県館山市(2/1〜15)でキャンプを行う。

                                       2001.1.12

◆ 新人・中堅・ベテラン、それぞれ始動! ◆

10日、新人の合同自主トレーニングが浦和の室内練習場でスタートした。大学の授業に出席したD2・加藤以外の4選手が参加。ランニングとウエートを中心に、5時間たっぷり汗を流した。D1・田中は「初日にしては、きつかった。でも本当にいい環境で、しっかりトレーニングができました」とにっこり。田中はこの日始動したエースの黒木と初対面し、「大先輩なのであまりしゃべれませんでした。オーラが出てましたね」と初々しく話した。

で、その黒木も浦和の室内練習場で始動。柔軟体操とロードワークをこなした後、今年初めてのキャッチボール。この時期にしてはかなり強いボールを投げるなど、精力的に練習メニューを消化した。「年末年始も休まず走ったので、その分下半身はできている。キャッチボールは少し疲れたけどね」と満足そう。「去年の二の舞いはしたくない。自分の体と相談して、けがをしないように仕上げたい」と慎重な体づくりを目指している。

一方、石井浩郎は自主トレのためサイパンへ出発する。これまで、石井選手の新春自主トレといえば北九州市が“定番”となっていたが、心機一転、古巣近鉄のキャンプ地・サイパンへの原点回帰。期間は出発日の10日から23日まで。帯同するパートナーは近鉄、巨人を経て今季、テスト入団した捕手の光山と同じく近鉄を経て横浜で活躍中の中根。特に光山は昨年までの北九州市での“山ごもり自主トレ”を一緒に行ってきた仲間でもある。「施設も充実しているし、焦らず自分のペースでやりますよ」(石井)。山本監督はすでに、福浦を外野手ではなく一塁手として起用したい考えを表明しており、正位置争いも見物です。

                                       2001.1.11

◆ D2・加藤康介、あと40単位っす ◆

9日、ドラフト2位・加藤康介投手が入寮したが、プロの壁の前に卒業の壁にぶち当たっている。日大商学部卒業まで40数単位残っているのだ。17日からの卒業試験までは学業優先。「自主トレでは黒木さんやプロ選手の調整を勉強したいんですが…。球団からも学校からも卒業が第一と言われているんで」と頭を抱えていた。

                                       2001.1.10

単位不足から1軍キャンプ参加が危ぶまれていた加藤がギリギリ2月1日のキャンプインに間に合った。1月31日に都内世田谷区のキャンパスで最後の試験を受けた後、羽田から鹿児島行きの最終便でキャンプ地の鴨池に移動、チームに合流する。「何とか卒業のメドがたちました。これで大学や後輩に迷惑をかけずに済みます」とホッとした様子だった。

                                       2001.1.29

◆ 逆指名枠の縮小&高校生が逆指名? ◆

6日、日本野球機構のドラフト制度検討委員会が、各球団の逆指名枠を「1」として、2位以下をウエーバー制とする一方、高校生にも逆指名権を与える新ドラフト制度の骨子をまとめたことが明らかになった。1993年から社会人、大学生に認められた逆指名制では、契約金1億5000万円(出来高払い5000万円を含む)を上限とする申し合わせ事項があるものの、罰則規定や調査機関などはなく、有力選手の逆指名を獲得するための裏金の存在が公然と囁かれ、完全ウエーバー制を求める声が多く上がっていた。その一方で、有望高校生のMLB流出を防ぐ目的で、高校生への逆指名権を認めるべきとの声も根強く、機構が12球団の意見集約を目指してきた結果、折衷案として今回の骨子が作成された。
しかし、逆指名枠が減ることで資金力のある巨人など数球団が強く反発することが予想される上に、西武などは完全自由競争を主張しており、実行委員会が紛糾するのは必至の状況と見られているが、川島廣守コミッショナーは「3月一杯を目処に結論を出す」としている。

                                       2001.1.7

◆ 千葉市長がまたもや『マリンドーム化構想』を ◆

4日、千葉市の松井旭市長が千葉市内のホテルで行われた「平成13年度名刺交換会」で「マリーンズが優勝して市民が盛り上がればドーム化を実現させたい。すでに調査費も13年度予算に計上している」と千葉マリンスタジアムのドーム化構想を明らかにした。マリンスタジアムを管理する千葉市公園管理課もロッテの優勝を前提にしながら「市民が望むのなら民間の力を借りる形で実現させたい」と前向きとのこと。

再三再四出てくるこの話題ですが、これに対して言いたいことのある方は千葉市HP内「市政への提案ページ」へひとことどうぞ。ちなみに私は反対意見を送信済みっす。 → ここ

                                       2001.1.6

◆ うさぎさんチームって… ◆

小野晋吾投手が、チーム内で「50年会」(仮称)を結成することを明らかにした。現在ロッテには昭和50年生まれの選手が小野のほか清水直、福浦ら8人いるが「もう26歳になるので自覚を持つ意味で集まるのはいいことだと思う」と“柱”としての意欲は十分。16日に会長の福浦ほか、全員で会の名称などを検討することになるが、干支(えと)にちなんで「うさぎさんチーム」になる予定。また、小野は千葉三越屋上でのトークショー&サイン会の席で『サンデー』に代わる新ニックネームをファンに募集したらしい。

                                       2001.1.5

◆ 小野晋吾の弟は来年のドラフトで? ◆

来年のドラフトで、小野晋吾投手の弟で、静岡・御殿場西高2年の小野亨(あきら)投手(17)=185センチ、82キロ・左投げ左打ち=の獲得に乗り出すことが分かった。慢性的な左腕不足、人気アップが不可欠なチーム事情からも「サンデー晋吾」の弟獲りが急浮上した。亨は今夏の静岡大会でベスト8まで進出。「大型左腕だし(兄弟の)話題性もある。現時点で上位指名は難しいだろうが、リストには当然載せることになる」と球団関係者。実現すれば21世紀の看板コンビとなりそう。

                                       2000.12.28

◆ 小ネタいろいろ Part 4 ◆

25日、パ・リーグが東京都内の連盟会議室で理事会を開き、来季からヘルメットとユニホームへの広告が解禁されるのを受けてリーグとしての対応を協議、ヘルメットに関しては6球団統一のスポンサーを募ることで合意した。来年1月末を目処に統一スポンサーを決める方針。ユニホームは各球団が個別にスポンサーを探す。

25日、上記の理事会で、来年の東西対抗を例年通り、11月3日に静岡県営草薙球場で開催することも決まった。

26日、契約更改でサインしたはずの吉田が異例の再交渉に臨むことが判明。吉田は総額1000万円の出来高を達成すれば、その半分が来季年俸のベースに組み込まれると思っていたが、球団の川北運営部長は「それは検討事項」と否定したため。交渉は差し戻しとなってしまった。

29日、西武、オリックス、ロッテの3球団がそれぞれの球団事務所で仕事納めを行った。これでコミッショナー事務局とセ、パ両リーグ事務局、セ、パ12球団全てが2000年の業務を終了した。ロッテは仕事始めの1月5日に、マスコットのマーくんが後藤節夫球団代表とともに千葉県成田市の成田山新勝寺に必勝祈願の初詣をすることが決まった。

29日、後藤球団代表は今シーズンを振り返り、「勝率は昨年を上回ったが、順位は落ちてしまった。でも、前向きに考えると、これはダンゴレースだったということ。チャンスはあると思う」とあいさつ。来年は本拠地を千葉に移して10年目を迎えるが「地元に根差した球団づくりをしたい。最高で優勝。最低でも優勝を合言葉に頑張りましょう」とゲキを飛ばした。

31日、山本功児監督は、2001年の開幕投手に黒木知宏投手を起用することを明言した。

4日、西武が2002年の開幕戦を札幌ドームで開催するプランが浮上した。実現すればプロ野球史上初の北海道での公式戦開幕となるが、順位次第では我々マリーンズファンにも無関係ではないところ。まぁ、こちらがAクラス入りすればいいんですけど…

5日、ロッテ他6球団が2001年の業務を開始、マーくんが後藤節夫球団代表とともに千葉県成田市の成田山新勝寺を初めて訪れ、必勝祈願の初詣を行った。これは”地元に根ざした球団づくり”の一環らしく、後藤代表は「千葉県に密着して仕事ができるように願いを込めた。勝つことと観客倍増が目標」と話した。

6日、小野晋吾投手が、静岡県御殿場市の市営体育館で自主トレを開始。チームメイトの吉田・礒・亮寛らとともに、約5時間にわたってランニング、バドミントンなどを組み込んだ練習を行った。「初心に帰るつもりで、1年間働けるだけの体力作りをしたい」とのこと。

10日、ロッテ・大村とヤクルト・寺村が、東京・広尾の格闘技団体「パンクラス」に一日入門した。寺村の友人である同団体のトップ選手・菊田早苗、修斗の郷野聡寛らからミット打ち、関節技などを伝授された。2時間以上にも及んだ苛酷トレを終えた大村は「力の配分を学んだ。1点にどれだけパワーを集中させるかが大事」と収穫に感激。この「異種合同トレ」は来年以降も続けられる予定。

10日、新入団のネイサン・ミンチ―投手の背番号を本人の希望により「43」、デリック・メイ外野手の背番号を「00」に決定。それにより、トレードでヤクルトから移籍した山ア貴弘投手の背番号が43から「35」に変更になった。

◆ 韓国プロ野球、1リーグ制へ ◆

韓国野球委員会(KBOが22日、ソウル市内で全8球団の社長で構成される理事会を開き、リーグ間の戦力不均衡が深刻化したことを受け、現行の2リーグ制を廃止して、1998年までの1リーグ制に戻すことを決めた。来季の開幕は4月5日。1球団当たりの試合数は133で、勝率2、3位の球団が5試合制のプレーオフを行い、勝者が勝率1位の球団と7試合制の韓国シリーズを戦う。

                                       2000.12.25

◆ マリンスタジアムにシルバーシート ◆

千葉マリンスタジアムに来季から“シルバーシート”がお目見えする。ロッテが21世紀戦略のひとつとして高齢者の観客増を目指すもので、専用の席を設けて60歳以上限定の割安チケットや無料招待日を設定することになった。球団営業部では今季、千葉マリンを訪れた観客の年齢層別の統計をとった。その結果20、30代が7割を占めた。後藤球団代表は「本来の野球ファンは年配の人が多いはず。もっと幅広い層に来てもらいたい。60歳以上の割引や無料招待日をつくる」と明言した。設置場所として高齢者の体力、視力を考慮して階段から近い三塁側の最前列を検討している。

                                       2000.12.23

◆ 2001本拠地開幕戦の秘策? ◆

来季の本拠地開幕戦3月27日)にD2の即戦力左腕・加藤康介が先発?…というのもこのカードは今季今季6勝20敗1分けと惨敗を喫したファイターズ戦。対戦防御率6.17とメッタ打ちにあった天敵のハム戦に、山本監督は「ローテをいじろうと思う。加藤を含めて川井など左投手を重点的にあてたい」と構想を披露した。今季オフから“日本ハム戦対策委員長”に就任した園川前二軍投手コーチの手腕にも期待したいところ。

                                       2000.12.23

◆ 澤井選手が入籍 ◆

20日、澤井良輔内野手が日本エアシステム・スチュワーデスの小泉貴戸(たかこ)さん(24)と入籍した。 都内の区役所に2人で出向き、入籍届を提出。5年目の今季、プロ初安打、初アーチを放った澤井は「一緒になって成績が落ちたと言われないよう頑張る。まずは一軍定着が目標」と意欲的に語っていた。

                                       2000.12.22

◆ コンディショニング担当に白坂氏が就任 ◆

20日、球団はコンディショニング担当として白坂契(しらさかひさし)氏(39)の採用を発表。白坂氏は、前(株)ヘルスパークにてフィットネスアシスタントマネージャーを努めていた人物らしい。このポジションは言うまでもなく、今年まで立花氏のものだったが、彼を越える仕事ができるのか注目したい。

                                       2000.12.21

◆ 契約更改後余談 Part 2 ◆

18日、藤田宗一投手は1300万円増の6500万円を保留。25日の第2回交渉が不調に終わった場合には代理人を同席させることを示唆した。今季、リーグ最多の70試合に登板した藤田は「中継ぎの体調、精神面のつらさを言った。言葉では評価していると言うけど金額が…。次に駄目だったらいい人がいないか聞いてみる」と希望の8000万円との差にぶ然とした表情。65試合に登板した昨年は2200万円アップの5200万円の提示に2分で退席。2度目の交渉で26試合以上10万円、51試合からは20万円の出来高で折り合った。だが、今回の交渉役の川北運営部長は「出来高は考えていない」ときっぱり。「来年先発させてもらえるなら、すぐサインします」と中継ぎ返上まで口にしたが、球団側は「現場が決めること」とかわした。妥協点が見いだせないだけに、球団初の代理人交渉突入の可能性が高くなった。

18日、小坂誠内野手小坂が1000万円増の8500万円を保留した。今季は全135試合に出場し2年ぶりの盗塁王、2年連続のゴールデングラブ賞を獲得。査定に表れない守備、走塁の貢献をアピールしたが「僕の考えてきた額と提示に開きがあった」とプロ入り4年目で初の保留。25日に次回交渉が組まれているが「話し合いで若干上げてもらったけど、もう少しもらいたい」と希望額9000万円を“死守”する構えを見せていた。

19日、黒木知宏投手が契約更改に臨み、1800万円減の1億6200万円でサイン。6年目にして初のダウンとなった。「金額の話は10分くらい。チームが勝つためにいい話が出来たんで、お金のことをゴチャゴチャ言うのはね」とダウンにも笑顔さえ見せ、巻き返しノルマとして15勝を掲げた。

今回の交渉では選手会長として、「シーズン中も現場と会社の意見交換の場をつくってほしい。その場で足りないことを解消できるようにしていければ」と(1)球団首脳と選手との定期的ミーティング(2)他球団で行っているオフの主力選手のオーバーホール(3)球団寮の門限の緩和の3点を要求。川北運営部長は「黒木は責任感のある男ですからね。会長としての要望だったけど、話し合いを拒む理由は何もありませんよ。お互いがマリーンズを思ってのことですから、私が窓口になって(後藤)代表、オーナー代行に伝えていけばいいでしょう。オーバーホールについても体が資本なわけですから前向きに検討していきます」、と誠意ある回答。お互いに納得のいく交渉になったようだ。

19日、福浦和也内野手が2度目の契約更改交渉に臨み、前回提示と同じ2000万円増の5400万円でサイン。今季は自己最多の131試合に出場し打率.296、7本塁打、56打点。終盤に調子を落とし、初の3割はならなかっただけに「もうこれ以上上がらないと言われたので、この悔しさを来年にぶつけたい。体を大きくしてスタミナをつけ石井さんに勝ちたい」。84キロから90キロ台へ体重を増やし、石井との一塁定位置争いに挑む決意を見せていた。

◆ 黒木、早くも自主トレ開始 ◆

16日、ジョニーが早くも自主トレを開始。この日は千葉マリンに姿を見せ、ウエートトレーニングで汗を流した。年内の始動は異例のことだが、「来年は開幕も早くなる。肩、ヒジは休めるけど、ウエートや走り込みならできる」、と意欲は満々。開幕から極度の不振に陥った今季は1月2日からの始動だった。今年はTV露出も少なそうだし、順調に調整が進むといいんですけど・・・。

                                       2000.12.18

◆ 投打の軸、続々更改 ◆

14日、小野晋吾投手が契約更改交渉に臨み、2800万円アップの年俸4000万円、タイトル料500万円で一発サインした。当初の球団提示額は三倍増の3600万円だったが「最初は保留しようと思ったけど、日曜日の連勝で話題をつくれたことを話したら上がったので」と、サンデー男としての“マスコミ露出料”400万円の上積みを勝ち取った。愛車もソアラからベンツへ乗り換え、今オフにはミズノ社とアドバイザリー契約を結ぶことが内定している。また同日、初芝清内野手は現状維持の1億円でサイン(3年契約3年目)。交渉の席で試合数、打点、本塁打など複数の項目からなる2000万円の出来高のハードルを高くするように申し出た。「毎年同じだとマンネリになってしまうしね。みんなベテランと言うけど、若手のつもりでやっていきたい」。15日には石井浩郎内野手が500万円減の8500万円で更改。「もっと大幅にダウンすると思っていました。けがも公傷扱いだったし、気持ち良くサインしました」と5秒で決着。

                                       2000.12.16

◆ マリンスタジアム、ドーム化へ? ◆

千葉市が来年度から開始する「千葉マリンスタジアム改修5か年計画」の予算にドーム球場建設に向けた調査費が盛り込まれることが13日、明らかになった。来年3月に開かれる市議会の承認を経て、正式に決定する。同球場のドーム化構想は、Aクラス入りを果たした1995年度に地元政財界から「優勝したら」の条件付きで持ち上がり、これまでも後藤節夫球団代表や山本功児監督らが年始挨拶で千葉市役所を表敬訪問するたびに、松井旭市長にその条件が継続中であることを確認してきた。また、選手や球団から要望の多かった携帯電話のアンテナ増設が、来年3月を目処に実現することも明らかになった。

                                       2000.12.15

◆ オープン戦の日程を発表 ◆

12日、セ、パ両リーグは来春のオープン戦日程を発表した。2月24日に4カードで幕を開け、3月25日まで99試合が行われる。初めて開催されるのは松山(坊っちゃんスタジアム)と佐賀(みどりの森県立野球場)。最も試合数が多いのは阪神の21試合、最も少ないのは近鉄の13試合。マリーンズは昨年より4試合少ない14試合。昨年、今年と開催されたセ、パ交流戦は実施されない。公式戦は、パが3月24日、セは同30日に開幕する。

                                       2000.12.13

◆ 園川、『日本ハム戦対策委員長』に! ◆

今季から球団編成部調査担当になった園川前二軍投手コーチが“日本ハム戦対策委員長”に就任する。特定球団専属の調査担当は初だが、江尻編成部長は「日本ハムには打たれ過ぎ。園川にはプロ15年の投手経験を生かして日本ハムを事細かく見てもらう」と説明。2月1日のキャンプ初日から日本ハムに密着する予定の園川氏は「日本ハム戦は今年の低迷の原因。資料を集めて分析していきます」と話していた。

                                       2000.12.10

◆ 3年連続Bクラスなら退陣? ◆

8日、新入団発表の行われた東京・西新宿のロッテ本社で、山本監督は3年契約最終年となる来季、Bクラスに終わった場合、退陣すると表明した。山本監督は「Aクラスに入らなかったら責任を取りますよ」と“ダメなら退陣”を明言し、重光オーナー代行も「(山本監督には)Aクラスを狙って頂きたいし、できるだけの選手はそろっている」と“続投ノルマ”を宣告した。

                                       2000.12.10

◆ 悲喜こもごも 契約更改後余談 ◆

6日、橋本将は希望額・1800万円(1100万円増)ながら、球団提示額の1350万円を保留。今季の保留第1号となった。「押してません。希望額に近い?全然…。ビックリしました」と、次回は小野晋吾のタイトル獲りに貢献した『小野手当』を武器に交渉にあたる。一方、交渉相手の川北球団運営部長は「はじめに橋本ありきなのか、小野ありきなのか。球団として契約は個人の評価でするもの。小野の分はどうかなぁ…」とあくまで分離して考える方針で、球団側も引き続き対決姿勢の様子・・・

7日、サブローが、小坂・松井(L)の一騎打ちが続いているパ・リーグ盗塁王争いへの殴り込みを誓った。この日行われた契約更改で年俸1500万円から1400万円アップの2900万円を保留したが、14日に行われる2度目の契約交渉では10個を最低ラインとする「盗塁インセンティブ契約」を球団側に提案する。10個で10万円が一つの目安。「出来高をつけてもらって、それを励みに小坂さん、松井さんたちとタイトル争いを出来たら」と目標を掲げた。

7日、酒井忠晴は1時間半の交渉の末、400万円減の4800万円でサイン。出場試合数は昨年と同じ106で、失策は17から7に減らしたが、打率が.264から.221へ下がった。「打撃のマイナスを守備のプラスでカバーできないということ。でも、守備で1億、2億もらう選手が出てもいいと思う」と“魅せる守備料”導入を訴えていた。

12日、先発、救援に活躍(7勝)の吉田篤史はわずか20分で保留。「金額が折り合わなかったのと、男同士の話し合いができなかった」と、怒りの表情。「次は1人で来ますけど、あんまり話にならないようだったら、人を介してもらった方がいいのかな」、と次回も折り合わなかった場合には代理人同席の可能性もある。

◆ 小ネタいろいろ Part 3 ◆

6日、テストに合格した前西武の横田久則投手と、前広島の小林敦司投手の入団を発表した。年俸は横田が2000万円(+出来高)、小林は700万円。背番号はそれぞれ「19」、「48」。横田は「できるだけチームに貢献して、自分を拾ってくれた恩返しをしたい」と話した。

6日、ヤクルトにトレードされた寺村友和投手の背番号が「13」に決まった。

6日、セ・リーグが来季の公式戦日程を発表した。パ・リーグ(3/24)より約一週間遅れて3月30日(金)に開幕。試合開始時刻など最終的に確定した全日程は、両リーグとも来年1月に発表される。

7日、小林敦司投手が「敦司」から「渥司」に改名したことが判明。姓名判断によるものらしく、読み方は変わらず”あつし”。本人はその理由について「今年初めから考えていたんですが、新しいチームに入ったし、ちょうどいい時期だと思いました」と説明した。

7日、ドラフトで指名された5選手が、8日の入団発表に先立ち、揃って千葉マリンへ施設見学に訪れた。D3長崎・D4渡辺は、すでに社会人の大会でマリンのマウンドを経験しているが「ドラフト後ですからね。引き締まる思いです」と長崎。渡辺は「風を味方にしたい」と早くもマリン名物の海風を話題にしていた。

◆ ミンチー(C)、メイの入団を発表! ◆

5日、広島を自由契約となったネイサン・ミンチー(31)投手を獲得したと発表した。今季の成績は31試合12勝10敗、防御率3.49と先発の柱として活躍。来季年俸はオプションを含めて総額1億5000万円。加えて、秋季練習でテストを受けていたデリック・メイ外野手の入団も発表した。年棒は3000万円。また、正式契約が目前だった前ヤクルトのハッカミー投手の獲得断念が発表された(詳しくは下記参照)。

                                       2000.12.6

◆ 次は小坂の『スチール弁当箱』 ◆

小坂誠(27)内野手の2年ぶり2度目の盗塁王獲得を記念し『スチール弁当箱』の発売を検討していることが4日、明らかになった。言うまでもなく、「盗塁」と「スチール製」をひっかけたもの。球団営業部では昨年もスチール弁当箱売り出しを企画しながら、小坂がタイトルを逃したためボツになった経緯があり、2年越しのプラン。小坂本人は「会社の増収につながって、ファンに喜んでもらえたらうれしいですね」とコメント。弁当箱は小・中学生を対象とし、図柄としては二塁へ滑り込むシーンが刻み込まれる予定だそうです。”弁当ができる→成績不振”のジンクスにハマらなければいいんだけど・・・

                                       2000.12.6

◆ 石井浩郎、”男派”旗揚げ? ◆

石井浩郎(36)内野手が”男派”を旗揚げする。例年、北九州で行ってきた1月の自主トレに来年は武藤潤一郎投手が参加へ名乗りを挙げていることが明らかになった。参加メンバーは従来の光山英和捕手(G→M)、大野倫外野手(G→H)の2人を含め、総勢4人。「(北九州は)寒くて、雪の降る日もあるくらいで、投手にはかわいそう。でも、武藤の参加はもちろんOKですよ」。石井のもとに、一騎当千の強者たちが集う。

                                       2000.11.28

◆ 小ネタいろいろ Part 2 ◆

26日、小野晋吾投手は12月14日に予定されている自らの契約交渉の場を、中継ぎ投手陣への“恩返し銭闘”にすることを誓った。というのも好成績を残した今季だが、通算26試合の先発登板のうち完投は4試合だけ、他の22試合は藤田、吉田、小林雅ら中継ぎ陣の手助けがあってのこと。今季年俸1200万円からの大幅アップは確実で、4000万円台以上とみられているが、「ぼくが契約交渉で頑張らないと、中継ぎ陣の年俸も上がらない」とキッパリ。

27日、巨人に移籍して1年目、21試合の登板で1敗2Sと不本意に終わった河本育之投手は、3000万円ダウンの1億2000万円でサイン。

27日、パ・リーグは2001年の公式戦日程を発表した。年間140試合制移行に伴い、開幕日は3月24日(土)。リーグ史上6番目に早い開幕で、全3カードがドーム球場で行われるのは史上初、近畿地方で開幕戦が行われないのは1953年以来48年ぶり。また、来季は「マンデー・パ・リーグ」と銘打って、これまで試合を行っていなかった月曜日に試合を開催、木曜日を移動日とする。来年6月完成の札幌ドームでは、西武-ロッテが7月13日から3連戦で行われる。4月28日から5月6日までのゴールデンウィークでは全球団が9連戦となった。

28日、「FAが来年くらいなら少しは考えるけど、先(4年後)の話だし。ポスティング?そこまでの選手じゃない。日米野球で向こうの監督に“米へ連れて帰りたい”って言われないしね」と苦笑で“生涯日本”を宣言した黒木知宏投手。ライバル・イチローがマリナーズ入り、ヤクルト・石井一ら同世代も米移籍を熱望しているが、ジョニーは興味を示さない。

12/5、清水直行投手が東芝時代の同僚、巨人・高橋尚との合同自主トレを計画している。「ヒサ(高橋尚)とはもう話をした。ハッキリ決めていないけど、1週間くらい東芝で一緒にやりたい」。

◆ 日刊スポーツマリン杯 ドリームマッチ ◆

関東の草野球チーム、276チームが参加しマリーンズとのドリームマッチを目指して戦う、「第2回日刊スポーツマリン杯」(日刊スポーツ新聞社共催)。そのドリームマッチが26日、ロッテ浦和球場で行われた。マリーンズは優勝チームの「高洲サタンズ」(千葉市)と対戦。2点リードの最終7回に小野、黒木、小林雅の豪華リレーで逃げ切りを狙ったが、二死から同点とされそのまま引き分けとなった。(たしか去年も引き分けだったような気が・・・)

マリーンズからの参加選手は以下の通りです。(監督は黒木)

投手:竹清、藤田、吉田、清水、和田、小林、黒木、小野
捕手:清水、橋本、吉鶴、椎木
野手:小坂、酒井、澤井、渡辺、天野、諸積、サブロー、立川、早川

                                       2000.11.28

◆ 黒木、代理人同席の契約更改を示唆 ◆

新選手会長に就任したばかりの黒木知宏投手だが、契約更改交渉がもつれた場合に代理人を同席させる考えを持っていることを明かした。12月20日前後に予定される初交渉で大幅ダウン提示ならば、早急に対応する。「基本的には自分の意見が交渉で通れば一番いい。でも、感情的になった場合は、僕にも球団にとってもイメージ的にマイナスのはず。第三者を挟む可能性はある」とのこと。

                                       2000.11.25

◆ 弟子入り2連発? ◆

21日、千葉・君津市の新日鉄君津で江尻編成部長らから指名挨拶を受けたD4・シドニー五輪日本代表のサブマリン、渡辺俊介投手は、同じ日の丸戦士だったロッテのエース、黒木知宏投手への弟子入りを、さっそく志願した。
「黒木さんにプロとアマの違いとか、うかがいました。たくさん勉強したいことがあるので、一緒に自主トレをやってみたいです」
黒木は今年1月、故郷・宮崎から帰京後、千葉マリンとロッテ浦和球場で練習したが、渡辺はどこへでもついていく構えだ。渡辺は五輪のイタリア戦で勝ち星を挙げた右腕で、MAXは135キロ止まりながら、下手投げからの地をはうような直球と、緩急が武器。それでも、フォームで参考にしている投手として、巨人・工藤とともに黒木の名を挙げる。
「上(上手投げ)と下(下手投げ)の違いはあるけど、重心移動してからの体の使い方とか、自分の求めていたものがあるんです」

また、既報のとおり秋季練習からサイドスローに改造中の寺本四郎投手は、徳島出身の先輩で“横手投げの代表格”西武・潮崎にアドバイスを求める。今年も故郷で合同自主トレを行った縁もあり、寺本は「頭を下げてでもお願いしたい」と真剣な表情。

                                       2000.11.23

◆ 武藤、背番号を変更 ◆

武藤潤一郎(31)投手の背番号が「17」から「16」に変更される。野球を始めた小学2年のとき、初めてもらったユニホームが16番で、専大、プリンスホテルでも同じ背番号だった。「17が嫌とかではなくて16が好き」。超目玉と騒がれた93年の入団時は遠山(現阪神)がつけており断念。2年目のオフに遠山が打者に転向して16番は空いたが「ドラフト1位の背番号は簡単に変えられない」という球団の意向もあって榎(現広報)に。今季はわずかに1勝の武藤。万年エース候補?は「心機一転」と笑った。

                                       2000.11.20

◆ 2000年 ドラフト情報 ◆

11/17、今年のドラフト会議が行われました。マリーンズは以下の5選手を指名。
今後の経緯なども随時更新します。

  名前 年齢 ポジション 投打 出身 背番号 備考
1位 田中良平 17 投手 右投右打 加賀高 36 細身ながら最速145キロを誇る、「加賀の超特急」
注目の本格派右腕
2位 加藤康介 22 投手 左投左打 日本大 28 MAX145キロだが制球力にやや難か
セットからの投球で球速・球威が落ちるのが課題
3位 長崎伸一 20 投手 右投右打 プリンス
ホテル
17 145キロ前後の速球と大きなカーブ・スライダー
立ち上がりの制球が悪く、内角攻めが不得手
4位 渡辺俊介 24 投手 右投右打 新日鉄君津 31 アマ球界屈指のサブマリン投手で、五輪にも出場
125〜130キロぐらいの球速だが、変化球は多彩
5位 青野 毅 17 投手 右投右打 樟南高 58 パワー型のフォームながら球質は球威があり、
制球力、投球術とも安定している
 
 
1位・田中良平投手は授業を抜け出し、会見場のテレビで指名を確認した。18日の誕生日前日に届いたプレゼントに「正直、光栄に思う。無名だったけど、ここまではい上がって来られた」と大喜び。高校入学当初は内野手兼任、昨年秋から投手に専念した。速球は140キロ後半の本格派右腕は「松坂投手と投げ合ってみたい」と大きな夢に目を輝かせた。

                                       2000.11.18

28日、ドラフト1位で指名した加賀高の田中良平投手と入団交渉し、契約金7500万円、年俸720万円で仮契約を結んだ。背番号は未定。田中は「一年一年が勝負と思ってやっていきたい。1日でも早く戦力になることが、これまでお世話になった人への恩返しになる」と抱負を語った。また、3位指名したプリンスホテルの長崎伸一投手とは、契約金8000万円、年俸1000万円で仮契約。4位指名の新日鉄君津、渡辺俊介投手とは契約金6000万円、年俸800万円で仮契約した。金額は推定)

                                       2000.11.28

29日、5位指名・樟南高の青野毅投手と交渉、契約金4000万円、年俸480万円で仮契約。

                                       2000.12.1

1日、2位指名・日大の加藤康介投手と交渉し、契約金1億円、年俸1300万円、出来高払い5千万円で仮契約した。背番号は「28」。加藤は「最高の評価をしてもらった。二ケタ(勝利)を目指して頑張りたい」と抱負を語った。これでドラフト指名の全5選手の入団が決まり、8日に入団発表を行う。

                                       2000.12.2

8日、ドラフト指名した新人5選手の入団発表を、東京・西新宿のロッテ本社で行った。1位指名の田中良平投手は、背番号「36」(球団が用意した小野の元背番号「63」は辞退)のユニホームにそでを通して笑顔を浮かべ、「1年目から勝負するつもり」と抱負を語った。2位以下の選手の背番号も上記の通りに決まり、山本監督は「将来性のある選手と即戦力をバランスよく獲得できた」と話した。

                                       2000.12.10

◆ 寺本、サイドスローに転向 ◆

寺本四郎(20)投手がサイドスローに。手薄な左腕の成長株として期待された今季も、制球難から一軍定着できなかった。そのためシーズン後に「転向」を直訴。ゴーサインが出た。本人は「高校時代もサイドだったんで違和感はない。左打者を打ち取ることから始めないと」と真剣な表情。秋季キャンプでフォームを固め、来春のキャンプから本格的に変身を図る。

                                       2000.11.17

サイドスローに転向した寺本が、今オフに競輪トレを実践する。同じ徳島出身のS級・小倉竜二選手をパートナーに、下半身強化を目指す。「横手投げは、ものすごく下半身を使う。それに瞬発力をもっとつけたいし(小倉選手から)話を聞きたい」。元競輪選手の父・弘志さん譲りの強じんな足腰を、さらに強化して、念願の一軍定着を目指す。

                                       2000.12.25

◆ ハッカミー(Ys)獲得へ? ◆

ヤクルトを自由契約となるジェイソン・ハッカミー(30)投手の獲得に乗り出していることが明らかになった。金銭面などにも問題はなく、獲得できる可能性は高いとのこと。同投手は昨年、インディアンスからヤクルトに入団、12勝を挙げ来日1年目にしていきなりチームの勝ち頭に。今季もシーズン途中に左手親指骨折で戦線離脱しながら8勝6敗、防御率3.35の成績を残したが、ヤクルトとは来季の契約条件をめぐって決裂、自由契約が決まった。

                                       2000.11.15

5日、金銭面でも合意に達し、正式契約が目前だった前ヤクルトのハッカミー投手の獲得断念を発表した。リサ夫人(27)の妊娠が今月になって発覚、ハッカミー側が来季の来日不可能を通達し、球団が認めた。会見した川北運営部長は「妊娠4週間が今月になって判明した。(夫人の近くにいたいということ。事情が事情なので仕方ない」と無念そうに話した。

                                       2000.12.6

◆ 新外国人選手、ようやく決定です ◆

秋季練習でテストを受け、合否が保留になっていたデリック・メイ外野手の合格が決まりました。(経歴・過去の成績等は下記参照!)

                                       2000.11.14

◆ ついに野球のワールドカップが! ◆

各国のトッププロ選手が参加して国別で世界一を争うワールドカップの開催を目指しているMLB機構から、日本野球機構が参加要請を受けていることが10日までに明らかになった。2000年3月にMLB各球団が春季キャンプを行っている米フロリダ州かアリゾナ州で開催したいというもので、米国を始め、MLBに選手を輩出している日本、カナダ、ドミニカ共和国、メキシコ、韓国など、8〜16か国の参加を見込んでいるという。日本側ではセ、パ両リーグの理事会に報告した後、21日に開く12球団代表による実行委員会で今後の対応を協議する。

                                       2000.11.12

◆ おっはー 晋吾パパです ◆

くだらない見出しはさておき、小野晋吾投手に待望のお子さんが誕生しました。8日午後4時20分、都内の病院にて3200グラムの男の子だそうです。

                                       2000.11.10

◆ 黒木、日米野球の好投を終えて・・・ ◆

黒木がMAX144キロの真っすぐに落差のあるフォークを織り交ぜ、5回を3安打1失点8奪三振に抑えた日米野球第4戦。この試合は米国全土にも生放送されたようです。試合後には『マン・オブ・ザ・ゲーム』に選ばれ、賞金30万円を獲得した黒木ですが、試合後のコメントをいくつか拾ってみました。

○「気分よかったのは終わってからですよ。投げながらビクビクしていましたもん。本当にタマタマです。きょうは、フォークがよく決まってくれました」

○「メジャー志向はあるけど、自分がやっているのは野球ですから。両方のいいところを取り入れて頑張るだけです」

○「来年は、春先からこういうピッチングができるようにしたいねえ。今年は得るものが大きい年ですよ」

ラジオでゲスト解説をしていたエンゼルスの長谷川投手は、「黒木くんはメジャーでやれますよ。真っすぐのキレもいいし、フォークもすごいですね。エンゼルスは先発投手が不足しているから、彼を連れて帰りたい」と言っておりましたが・・・

                                       2000.11.9

◆ 小坂、ゴールデングラブ賞を受賞! ◆

プロ野球担当記者の投票で守備の優れた選手を選出するゴールデングラブ賞の開票が7日行われ、マリーンズからは小坂誠(27)内野手が選ばれた。もちろん遊撃手での選出で、昨年に続き2度目。

                                       2000.11.7

◆ これで名実ともに「サンデー晋吾」? ◆

今季、日曜日登板で9連勝、勝率1位のタイトルも獲得した小野晋吾(25)投手が、来季は元オリオンズの元祖サンデー男、村田兆治投手の背番号『29』をつけることが5日、明らかになった。今季までの『63』に別れを告げ、名実ともに“平成のサンデー男”を襲名だ。
小野:「せっかくサンデーで皆さんに覚えてもらいましたからね。村田サンまではいかなくとも、村田サンを目標にやるという意味でもいいかなと思います。(背番号29に)恥じないようがんばりたいですね」

                                       2000.11.6

◆ 福浦、ヘルニアの手術へ ◆

福浦和也内野手が 14日にもヘルニア治療の手術を受ける。3日のパリーグ東西対抗で股関節を痛め、診断の結果鼠径(そけい)ヘルニアと判明。13日に千葉市内の病院に入院し、1週間で退院する予定。5日から始まる秋季キャンプには参加しない。

                                       2000.11.5

◆ 前巨人・光山英和捕手を獲得 ◆

巨人を戦力外となり1日から入団テストを受けていた光山英和(34)捕手と契約した。1m85cm、94kg、右投右打。近鉄にD4で入団、97年に中日、99年途中に巨人へ移籍。

                                       2000.11.5

◆ パリーグ東西対抗(草薙球場) ◆

11月3日、静岡県草薙球場で行われたパリーグ東西対抗はHR攻勢で西軍が5-0で勝利。
東軍の監督は東尾監督(L)、西軍は王監督(H)。これで通算成績は東軍の4勝9敗1分となった。

 
All West
All East

最優秀選手賞:田口壮(Bw)

【西】 若田部(H)−加藤(Bw)−門倉(Bu)−戎(Bw)−吉田(H)
【東】 小野(M)−岩本(F)−下柳(F)−森(L)−黒木(M)
【本】 田口(Bw)、吉岡(Bu)、塩崎(Bw)

”凱旋登板”の小野は3回を投げ1失点(1回先頭・田口のHR)。
9回表は黒木が登板、塩崎のHRと大村(Bu)のタイムリーで2失点。
野手陣は初芝・福浦・小坂がスタメン出場。小坂はヒットから盗塁も決めた。
初芝は2本の二塁打で優秀選手賞を獲得。 初芝:「うまく打てたね」

◆ 日米野球 ◆

  試合開始 球場 結果 気になるマリーンズくんたちは...
11/3(金) 19:00 東京ドーム MLB 8−5 JPN 小林雅は8・9回を無失点被安打2奪三振3の好投
小坂・石井は9回ウラに代打で。ともに外野フライ
4(土) 18:30 東京ドーム JPN 5−7x MLB 連投の小林雅、ビスケルにサヨナラ弾を被弾
5(日) 18:30 東京ドーム MLB 2−14 JPN 石井は代打で途中出場も2打数1三振
7(火) 18:30 福岡ドーム JPN 2−2 MLB 黒木が先発。予定を1回延ばして5回を1失点と
好投。被安打3奪三振8。小坂は初のスタメン出場
8(水) 18:30 大阪ドーム MLB 5−1 JPN 2-1でむかえた8回表から小林雅が登板、3失点
9(木) 18:30 ナゴヤドーム JPN 1−0 MLB マリーンズの選手は1人も出場機会がなく・・・
11(土) 13:00 西武ドーム MLB 13−5 JPN 小林雅が5,6回に登板、無失点(被安打1)
12(日) 13:00 東京ドーム JPN 4−5 MLB 黒木が二度目の先発。4回まで投げ1失点に抑える
好投を見せた。「楽しくやれたことが収穫(黒木)」

マリーンズからは黒木・小林雅・石井・小坂が出場。さらに詳しくは こちら などで。

◆ 館山キャンプ参加メンバー発表 ◆

期間は11/6〜23です(黒木・小林雅・小坂は12日から)

参加予定選手
投手 竹清、藤田、清水直、横田、薮田、和田、戸部、小林雅
川井、山崎、礒、小林敦、黒木、小野
捕手 清水将、橋本、吉鶴
内野手 小坂、酒井、堀、初芝、福浦、渡辺、天野
外野手 諸積、サブロー、立川、早川、於保

館山では9時から練習開始。参加選手以外は浦和で練習(10時開始)です。
休日は一軍二軍ともに10(金)・15(水)・20(月)の予定。

23日、マリーンズは秋季キャンプを打ち上げた。新選手会長の黒木が「今年の悔しさをぶつけて、来年はみんなで笑っていたいと思います」とあいさつし、手締めを行った。山本監督は「若い人の技術も上がってきたし、底上げはできた」と満足そう。立川ら若手外野手の成長を見届けたことで、今季は一塁と外野の併用だった福浦を来季は一塁に固定する方針。「石井と争ったらいい。ユニホームを着ている限り、毎年が勝負なんだから」と激しくなりそうな定位置争いを歓迎していた。

                                       2000.11.25

◆ 小林敦司(C)、横田(L)、マリーンズへ ◆

広島を戦力外になり、入団テストを受けていた小林敦司(27)投手と契約を結ぶことを決めた。同投手は昨季30試合に登板し、防御率2.20と活躍したが、今季は出場4試合だった。同時にテストを受けていた元オリオールズのメイの合否は保留された。

                                       2000.10.30

西武を戦力外となった横田久則(33)投手の入団が決まった。この日のテストで合格したもので、横田は一昨年、6勝を挙げて、リーグ優勝に貢献したが、今季は一軍登板はなかった。背番号は19。また、上記の小林敦の背番号は48に決まった。

                                       2000.11.1

◆ サブロー、内野手に転身 ◆

サブロー(24)が二塁にコンバートされることになった。28日に首脳陣から通告を受け、11月5日から千葉・館山で始まる秋季キャンプから本格的に取り組む。サブローは3年目まで遊撃手だったが、外野手に転向。守備範囲の広さと強肩で頭角を現わし、今季も右翼を中心に95試合に出場した。課題の打撃でも打率.270、5本塁打と成長した。しかし、外野手に比べて、内野手の層が薄いことから山本監督が内野復帰を決断。「サブローは堀と競争。当面は二塁一本でやってもらう。いいライバルになるよ」と期待を込めた。「内野手用のグラブはもう注文しました」と笑顔を見せたサブロー。来季は内野でレギュラー定着を目指す。

                                       2000.10.29

◆ 小ネタいろいろ Part 1 ◆

29日、巨人を戦力外通告された光山英和(34)捕手。「今後は現役続行を含めて一から考えたい」と進路は未定ながら、現役ならロッテを意中の球団に挙げている模様。

日米野球事務局は30日、全日本チームメンバーの中で、小久保裕紀(ダイエー)、江藤智(巨人)、岩瀬仁紀(中日)、西口文也(西武)の4選手が故障のため出場を辞退したと発表した。代わりに小坂誠(ロッテ)、山崎武司(中日)、下柳剛(日本ハム)、森慎二(西武)が出場する。

30日、今年度のMVP、新人王、ベストナインが発表されたが、マリーンズ勢は皆無。

31日、小野晋吾投手が、来季から村田兆治氏の背番号「29」を受け継ぐ可能性が出てきた。昨年の契約更改でも「28」を要望していた小野だが、29日に球団側から変更の打診を受けた。提示は「16」「19」「28」、そして「29」…。「29番?少し荷が重いかなと思うんですよね」と言いながら、まんざらでもなさそうだった。

パ・リーグは1日、東京・銀座の連盟会議室で理事会を開き、12月末に任期が終わる井箟重慶理事長(オリックス球団前代表)の後任理事長に後藤節夫ロッテ球団代表を選出した。

◆ トレードです! ◆

ロッテの寺村友和投手とヤクルトの山崎貴弘(22)投手との交換トレードが成立し、27日に両球団から発表された。山崎はドラフト3位で小笠高から97年に入団。左腕。99年には6試合に登板したが、4年目の今季は二軍で先発投手を務め、一軍での登板機会はなかった。

                                       2000.10.28

山崎投手と契約。年俸は90万円増の600万円で背番号は43。同投手はそのまま秋季練習に合流した。

                                       2000.10.30

ヤクルトが寺村の入団発表を行った。寺村は「スピードボールを生かして一軍のマウンドで活躍したい」と抱負を語り、早速、ブルペンで約30球の立ち投げを披露した。背番号は58。

                                       2000.10.31

◆ 今季のドラフト2位を発表! ◆

27日、日本大の加藤康介(22)投手を来月のドラフト会議で2位指名すると発表した。同投手は31日に千葉県習志野市内の合宿所で逆指名会見を行う予定。速球派の左腕で、東都大学野球リーグで通算8勝を挙げた。

                                       2000.10.28

加藤康介投手が4日、千葉県習志野市の合宿所で記者会見し、ロッテを逆指名した。背番号は未定で、契約金1億円、出来高5000万円、年俸1300万円の最高条件が用意される。今年2月にロッテの鹿児島キャンプに参加。ブルペンでは黒木の隣りで投球練習し、プロのすごみを見せつけられた。また、溶け込みやすいチームの雰囲気を肌で実感、今回の逆指名につながった。「黒木さん、小野さんみたいな投手を目指したい(加藤)」

                                       2000.11.4

◆ 新外国人をテスト&そして成本は... ◆

26日、Baltimore Orioles傘下の3A、Rochester Red Wingsのデリック・メイ外野手Derrick May、32歳、193cm、91kg、左左の入団テストを行った。1986年にドラフト1位で米大リーグのカブスに指名され、大リーグ通算10年で打率.271、52本塁打をマークしている。テスト最終日の30日には合否が決まる予定。また、24日からテストを受けていた前広島の小林敦司投手の合否は28日からの第2クールまで持ち越されたが、元横浜で今季は米独立リーグでプレーした宮川一彦内野手は不合格となった。

また、阪神の入団テストを受けていた成本は、24・25日の第1次選考を突破、最終テストとなるシート打撃に挑んだ。MAX142キロの直球を投げ込み、首脳陣の注目を集めた。「この3日間、できる限りのことをやりました(成本)」。合否については後日、本人に直接通達される。

                                       2000.10.26

阪神が27日、秋季練習に参加して入団テストを受けていた成本年秀投手の合格を発表した。12月以降に正式契約を結ぶ。同投手とともにテストを受けた他の10選手は不合格となった。「合格が決まって非常にうれしい。チャンスを与えていただいた野村監督をはじめ、阪神タイガースのために一生懸命働きたい。小さいころからの憧れの球団で心機一転、一から頑張りたい(成本)」

                                       2000.10.28

成本年秀投手は阪神と年俸1500万円で正式契約を交わした。また、背番号は48。

                                       2000.12.19

◆ マリーンズ来季スタッフ発表 ◆

一軍   二軍
山本功児 監督 平野謙
醍醐猛夫 ヘッドコーチ
総合コーチ 佐々木信行(←二軍ブルペンコーチ)
小野和幸 投手コーチ 井上祐二(←一軍投手コーチ)
仁科時成
高沢秀昭 打撃コーチ 秦真司(←現役)
山下徳人(←二軍打撃コーチ)
袴田英利(←一軍チーフコーチ) バッテリーコーチ 山中潔
筒井良紀(←一軍バッテリーコーチ) ブルペンコーチ
佐藤兼伊知 内野守備走塁コーチ 藤倉多祐
西村徳文 外野守備走塁コーチ 高橋眞裕
荘勝雄 トレーニングコーチ 池田重喜(兼寮長)
白坂契、大谷幸弘 コンディショニング  
【退団】立花龍司(コンディショニングディレクター)、植村義信(二軍投手コーチ)
     園川一美(二軍投手コーチ)→フロント入り=球団編成部調査担当、
     広野功(一軍打撃コーチ)→フロント入り=代表付部長

○:新就任 ◇:復帰 青字 は00年のポストからの変更です。

◆ 出身地別東西対抗の出場メンバー発表 ◆

11月1日に行われる出身地別東西対抗戦(東京ドーム)に出場する東西各24選手が発表されました。
東軍の監督は王監督(H)、西軍は東尾監督(L)。マリーンズからは以下のとおりです。

  東軍 西軍
投手 小野晋吾(静岡) 藤田宗一(京都)
    黒木知宏(宮崎)
内野手 小坂誠(宮城)  
  福浦和也(千葉)  

- 結果と表彰選手 -

 
東 軍
西 軍 1x 7x

最優秀選手賞:中村紀洋(Bu)

【東】 小野(M)−高橋尚(G)−門倉(Bu)−高橋(C)−五十嵐(Ys)
【西】 黒木(M)−柏田(G)−三浦(Bs)−前川(Bu)−戎(Bw)−藪(T)
【本】 鈴木尚(Bs)、田口(Bw)、中村(Bu)、田口(Bw)、金城(Bs)、中村(Bu)

先発の小野が2回をパーフェクトに抑える好投で優秀選手賞に選ばれた。
小野:「まさか先発とは思わなかったし、いいピッチングができるとも思わなかった」

◆ なんと、立花コーチが退団! ◆

立花竜司コンディショニングディレクター(36)の今季限りでの退団が決まってしまった。19日に千葉マリンで後藤球団代表らと来季契約について話し合ったが、合意に達することができなかった。立花コーチは95年から5年間在籍(97年はメッツ)。「ロッテにお世話になり、ありがとうございました。選手には今やっているトレーニングを引き続きやってほしい」とコメントを残した。今後は未定だが、米国を含めた他球団以外に、大学講師の道などが選択肢に入っている。

                                       2000.10.20

秋季練習初日、選手の間で立花コンディショニングディレクターの突然の解任に不安の声が上がった。「正直言って不安。(立花前デイレクターは)全選手の体調を把握してくれていたし、チームの財産だったはず」とは主力選手の1人。不満の声が多くなれば、選手会が球団側に立花コーチの復帰を求める可能性もある。

                                       2000.10.24

◆ 今年のドラフトは田中良平(加賀高)を1位指名 ◆

マリーンズは今ドラフトで1位に石川・加賀高の田中良平投手(17)を指名することを決定、発表した。ここ数年、即戦力重視の社会人投手を獲得してきたが、今年は将来性のある高校生の獲得を基本方針としていた。

田中は七尾高・森大輔投手、敦賀気比・内海哲也投手と並び、「北陸の御三家」と呼ばれる逸材。高校2年の春に外野手から投手に転向し、今夏の県大会では1回戦負けに終わったが、球速は148キロをマーク。江尻編成部長は、「まだ粗削りながら魅力があり、ピッチャーになって日がたっていない。将来性がある」と評価している。右投げ右打ち。

                                       2000.10.20

◆ 黒潮リーグ情報 ◆

高知県内の4球場でのプロ野球ファーム(6球団)の実戦形式による教育リーグ

マリーンズからの参加予定選手
投手 川俣、寺村、清水直、小林宏、礒、亮寛、後藤、寺本
薮田、戸部、川井
捕手 橋本、福沢、池野
内野手 松本、渡辺、塀内、信原、ダイ、天野、山本
外野手 立川、於保、大村、早川、サブロー

日程と結果

           
10/9 Bu-M 3-8 【投】小林宏・寺本・寺村 → 橋本 【本】大村
10 M-H 2-10 【投】礒・亮寛・寺本・寺村 → 池野・福沢 【本】大村
11 T-M 2-1 【投】清水直・亮寛 → 橋本 【本】橋本
12 M-Bu 0-3 【投】後藤・寺本・寺村 → 橋本・福沢
13          
14 H-M 6-2 【投】小林宏・亮寛 → 橋本・福沢 【本】山本
15 M-L 7-3 【投】礒・寺本・亮寛 → 池野・橋本 【本】早川
16 G-M 2-8 【投】清水直・川俣・寺本・寺村 → 橋本・福沢 【本】ダイ
17 M-T 6-3 【投】後藤・寺本・寺村 → 池野・橋本 【本】山本・早川
18 M-G 14-8 【投】薮田・亮寛・戸部 → 橋本・福沢 【本】天野
19          
20 L-M 雨天中止
21 Bu-M 1-5 【投】礒・川俣・亮寛・寺本・戸部 → 橋本
22 M-H 9-0 【投】清水直・薮田・小林宏・寺村 → 池野・福沢 【本】橋本
23 T-M     雨天中止  

さらに詳しい情報は 黒潮リーグHP でどうぞ!

◆ 戦力外通告 ◆

来る人があれば去る人も・・・ 第二の人生に幸多かれ

    年齢 通告日 その後の進路
【投手】 成本年秀 32 00.10.5 阪神にテスト入団
【投手】 榎 康弘 28 00.10.5 ロッテ球団広報担当兼打撃投手に就任
【外野手】 秦 真司 38 00.10.5 ロッテ二軍打撃コーチ
【外野手】 鮎川 義文 30 00.10.5 Bw・Bsの入団テストに不合格
【投手】 河野 博文 38 00.10.5 未定(野球関係以外の仕事を探している)
【投手】 エリック・ノット 25 00.9.26 米大リーグ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約
【外野手】 ジェフ・バリー 32 00.9.24 米大リーグ・ドジャースとマイナー契約
【投手】 クリス・ロバーツ 29 00.9.24 米大リーグ・ブリュワーズとマイナー契約

◆ 退団 ◆

    年齢 退団日 その後の進路
【捕手】 池野昌之 24 00.11.4 チームスタッフ(ブルペン捕手)
【投手】 ブライアン・ウォーレン 33 00.10.7 6球団が接触中

 

◆ 2000年千葉ロッテマリーンズ ご声援ありがとうございました ◆

昨年同様、まずはこれから?10/16のマリン最終戦で配布された印刷物による選手からファンへのメッセージです。
諸処の事情で来られなかった方、貰えなかった方にもぜひ。(順不同)

 

山本功児 一年間ご声援ありがとうございました。
川井貴志 応援ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
戸部浩 1年間すばらしい応援ありがとうございました。来年は優勝だ!!
黒木知宏 来年こそ優勝めざして頑張りましょう
和田孝志 来年こそ両目を開けられるよう頑張ります。応援ありがとうございました。
藤田宗一 一年間ありがとう
吉田篤史 来年も楽しい応援よろしく
武藤潤一郎 応援ありがとう。来年こそは...
小林雅英 135試合ありがとうございました。ものすごく”力”をもらいました。来年もよろしくお願いします。
藪田安彦 声援ありがとうございました。来年も応援よろしくお願いします。
竹清剛治 応援ありがとう。来年もよろしく!
小野晋吾 ”熱い声援”本当にありがとうございました。来年こそ”優勝”するぞ!!
清水将海 一年間応援ありがとうございました。 ”ロッテの応援は最高”
石井浩郎 一年間素晴らしい応援有難うございました。来年こそ優勝できるよう頑張りますので熱い応援よろしくお願いします。
堀幸一 素晴らしい応援ありがとうございました。来年こそ優勝めざしてがんばります。応援してください。
小坂誠 多大なる御声援に感謝し、それを励みに今後共プレーに全力を尽くせるように取り組みます。一年間有難うございました。
諸積兼司 12球団”1”の応援団の皆様 1年間本当に有難うございました!”来年こそはビールかけをしましょう!” 来年もレゲェやってもいいかな?
椎木匠 一年間ありがとう。来年も今年以上の応援よろしくお願いします。
吉鶴憲治 今年も一年間御声援有難うございました。来年も一生懸命がんばります。
福浦和也 今年一年間本当にありがとうございました。来年もどうか熱い応援よろしくおねがいします。
酒井忠晴 今年もすばらしい応援をありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。
サブロー 今年も1年間熱い応援本当にありがとうございました。来年こそ優勝できるように頑張りますので応援よろしくおねがいします。
PS.間違いなくあなた達の応援がNo.1です
初芝清 応援ありがとうございました。
佐藤幸彦 いつも応援ありがとう
本西厚博 他球団、どこの応援よりもマリーンズの応援は最高です。日本一の応援に負けないよう来季はみなさんの期待に必ず応えます。一年間ご声援ありがとうございました。
平井光親 最高のマリーンズファンのみなさん 一年間ご声援ありがとうございました。来季こそは最高のマリーンズファンのみなさんに最高のプレゼント”優勝”ができる様がんばります!!

 

以下はオマケの球団マスコットたちから。(ヘタ字フォント推奨)

マーくん おうえんありがとう。たくさんあそんでくれたね。たのしかった!!またスタジアムでおうえんしよう!!ダンスもね。
リーンちゃん たくさんのおうえんありがとう!!またスタジアムにあそびにきてね!いっしょにおどっておうえんしよう!
ズーちゃん おうえんどうもありがとう。らいねんもみんなでおうえんしようね!!