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6/28 tue 29 wed  M−H  千葉マリン

6/29 
M 3−5 H 小野−斉藤。序盤は昨日と同じく一進一退の攻防。4回に今江のソロで3-3に追いついた後、二死からの満塁機を逃すと、5回先頭の本間に一発。小野はこの回で降板。6回には山崎が1失点。7回以降はホークスリリーフ陣を攻略できず、首位攻防戦連敗。

6/28 
M 2−6 H 清水直−杉内。取られたら取り返す展開で、粘り強く先行するホークスを追ったが、2-2の6回に清水直が崩れ3失点。そのウラの反撃のチャンスを逃すと、継投で逃げ切られた。ホークス9連勝、約2ヶ月ぶりに首位が入れ替わった。

29日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「前回(対戦の3連勝)はウチがホットな状態で、今回はそれが逆だったということ。長いシーズンの中で険しい道を走る時もある。今、そこを走っている状況だ。以前のすばらしい調子を保つのは難しい。それでもリーグ屈指であることに変わりない。まだ魔法をかける時ではない」
小野:「与えてはいけない一発を与えてしまった。大事な試合で何とかしたかったが、本当に悔しい」

28日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「ソフトバンク?長い連勝を続けているチームで、今がいい状態であることが分かったよ。シーズン中にもらえるトロフィーは(交流戦優勝の)1つだけ。それはすでにもらっている。シーズンは長い。今の順位は関係ない。(首位攻防戦は)まだ終わったわけじゃない。明日もあるし今後も戦う機会はある」
清水直:「投球の基本である、先に点をやらないということができなかった。点を取ってもらっても、すぐに取られた。一番不甲斐ない内容。粘り切れなかったのが敗因です。この2連戦で決まるわけじゃない。8月にもあるし、次は汚名返上したい」

■29日 日本シリーズ出場ならテレ東が2、7戦放送 ロッテが31年ぶりに日本シリーズに進出した場合、テレビ東京が第2戦と第7戦の放映権を獲得することが分かった。

 同局は伝統的にロッテと友好関係があり、1974年の日本シリーズ・ロッテ−中日第5戦を放送した実績がある。また2003年にはダイエー−阪神第7戦の放映権を獲得して29年ぶりに日本シリーズ中継を行い、平均視聴率20.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得している。

 菅谷社長は「シリーズは2、7戦を取ることで球団と話がついた。ロッテは最近失速気味だが、ぜひ頑張ってほしい」とエールを送った。また、同社長はロッテのプレーオフの放映権獲得にも意欲を見せた。

■28日 ”ボビール”発売 7月27日から千葉県限定で、サッポロ生ビール黒ラベル・オリジナルデザイン缶、『ボビール』が発売されると発表。ボビー・バレンタイン監督の顔のイラストが入っている。チャリティー企画の一環で、売り上げの一部から地元の少年野球チームに野球道具などを寄贈する。

■28日 7/3はアメリカンデー ビアガーデンの次はバーベキュー。7月3日の西武戦は翌日の米国独立記念日にちなみ、『アメリカンデー』と名づけられ、パレードや球場前の広場でバーベキューが行われる。始球式にはベニーと親交のあるタレントのKONISHIKI氏が登場。またバレンタイン監督がレンジャーズの監督時代、球団社長を務めていたトーマス・シーファー駐日大使も来場する。

■27日 千葉マリンがビアガーデンに! ロッテが、28日からの首位攻防戦を、赤字覚悟の集客アップ作戦で盛り上げる。「360度ビアスタジアム」と銘打ったこの企画では、球場がバックネット裏も含め全席自由となり、料金は通常の外野自由席(大人1600円)よりも安い一律1500円(子供500円)。試合途中での座席変更も可能で、生ビールも通常600円のところを、半額の300円で提供する。
 球団幹部も「球界初の試みで、千葉マリンでの平日ナイターの観客動員記録を更新する」と鼻息が荒い。これまでリーグ戦の平日最多観客動員は、今月21日に行われた日本ハム戦の1万5632人。しかし、注目の首位攻防戦で破格の料金設定とくれば、記録更新の期待大だ。
 本来ならこの2連戦は韓国の仁川と釜山で予定されていたが、シーズン前に急きょ中止が決定。本拠地・千葉マリンでの開催となり、年間予約席にも影響がないため、注目カードで捨て身の集客作戦に踏み切った。
 荒木企画広報部長は「まず、球場をどうやって満杯にするかを考えた。もちろん赤字覚悟。だが、この企画で一人でも多くのファンが球場に足を運んでくれて、いろんな角度から野球観戦を楽しんでもらえれば」と企画の本意を説明した。

■27日 杉内、悪夢払拭? 首位攻防第1ラウンドに先発するソフトバンク・杉内が悪夢払拭を誓った。ロッテ戦登板は04年6月1日が最後で、2回を投げ7安打7失点。自らへの怒りでベンチを殴り、両手小指を骨折した試合だ。「あの骨折があったから今年は絶対に頑張らないといけないと思った」。プロ入り2年間で挙げた12勝のうち、7勝がロッテから。03年には2試合連続完封もしたかつての「ロッテキラー」だ。敵地での一戦にも「風がやっかいだけど、直球が伸びるので投手有利」と前向きにとらえていた。

■27日 ボビー長期政権?最大2年のオプション契約 ロッテ球団とバレンタイン監督の間では、日本球界復帰が決まった一昨年オフの時点で年俸1億5000万円x3年の契約を締結。複数年で根本的なチーム作りを行うことで握手を交わした。その3年契約の2年目にあたる今季は、チームはパ首位を走り悲願のプレーオフ進出も濃厚。31年ぶりとなるリーグ優勝も狙える体制を作り上げたことで、3年目となる来季の指揮を執ることも確定的だ。

 となると、問題は“その先”。実は一昨年オフの段階で、球団サイドとバレンタイン監督との間で、就任4年目以降のビジョンについても話し合いが行われていた。「4年目以降についても結論は出ている。最大で2年間延長のオプション契約を交わした。本契約の3年目の終了時点で、チーム成績や内容を見直した評価を踏まえて、オプション契約を履行することを決める内容」(球団関係者)なのだ。

 とはいえ、指揮官サイドも全面的に現況を楽観視しているわけではない。その理由は95年の解任ショックが尾を引いているからだ。

 95年の第一次政権では69勝58敗3分。勝率.540でリーグ2位とマリーンズ旋風を巻き起こし大躍進したが、シーズン中に当時の広岡GMらフロントとの確執で、2年契約を交わしながら1年で帰国する辛酸をなめさせられている。

 「本社や球団で長期政権とか、監督退任後のフロント入りとか、いろいろな話が飛び交っているけど、ボビー自身は慎重な姿勢だよ。過去のこともあるからね」(球団関係者)

 

6/25 sat  26 sun  Bs−M  スカイマーク

6/26 
M 5−0 Bs 久保−JP。4回、里崎の2ランで先制。8回にベニーの2ラン、9回には里崎のこの日2本目のHRと、本塁打攻勢で試合を決めた。久保は2度目の完封勝利。連敗を3で止め、首位を死守。

6/25 M 2−9 Bs 小林宏−吉井。小林宏は制球が定まらず、9安打6失点で今季最短の5回降板。打線もなかなかリズムに乗れず、6,7回に1点ずつを返したが、中継ぎも打ちこまれ完敗。2位ホークスは7連勝で、ついにゲーム差が0に。

26日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「久保は難しい状況になると余計にタフな投手になる。プロの投手であることを、自分の力で証明してくれたよ」
久保:「いい緊張感の中、楽しく投げられました。何しろチームの連敗を止めること。暑さ?あまり気にならなかったですね。将来はチームの柱になりたい。チームを引っ張るエースだと、みんなに言われるようになりたい。このまま首位を守って、ロッテを日本一のチームにしたい」
里崎:「3連敗中だったので、どうしても先制点が欲しかった。久保も頑張っていたしね。2本目は強く振ることだけを意識した」
ベニー:「リーグ戦が再開してからいい当たりがなかったので、打てて良かった」

25日、試合後のコメント

小林宏:「調子は悪くなかった」
井上投手コーチ:「粘りがない。暑さもあったのかな」
李スンヨプ:「負けたらどれだけ打っても駄目。進塁打が必要なら打つし、スライディングもする。自分の体を犠牲にしても、チームを引っ張りたい」

■26日 久保、13年ぶりの新人2完封 久保が初先発(登板2試合目)の4月24日(楽天戦・千葉マリン)以来、2度目の完封勝利。新人投手の2完封は平成15年の巨人・木佐貫、ダイエー(現ソフトバンク)・和田以来。ロッテでは平成4年の吉田篤史以来、13年ぶり。また、ロッテ新人投手の5連勝は53年ぶり。

 この日を終えて防御率は1.42。投球回は63回1/3で規定投球回(ロッテは72)未満だが、現在パ・リーグ防御率トップのソフトバンク・杉内(1.55)を上回る「隠れ1位」。与四死球も13で与四死球率(1試合=9イニングあたりの与四死球数)は1.85。こちらの1点台もリーグ5人だけで、制球力も抜群だ。

■24日 小林宏、プラス思考で 小林宏は、昨年からオリックスには0勝3敗と未勝利。今季も1戦1敗で本人も苦手意識はぬぐえない。だが、昨年9勝中3勝を挙げた近鉄戦の相性を持ち出し、「オリックスには相性が悪いけど、近鉄との相性はよかったから。バファローズと戦うつもりで投げます」とハーラートップタイの10勝目を目指す。

 一方、オリックス吉井は、ロッテ戦は12勝5敗20セーブと相性抜群。11勝が94年まで在籍した近鉄時代のもので「あのころはチーム状態が悪かった。今は選手も違う」と無意識で挑むかまえ。98、99年のメッツ時代、指揮を執っていたのはバレンタイン監督。当時の同僚のベニー、フランコもいる。「フランコはバスにビールを運んだり、ブルペンに飴を運ぶ新人の仕事を代わってやってくれた。いい奴だったなあ」と感慨深げ。米国の師に“恩返し”となるか。

■24日 7月の球団ポスターに今江 今江が“ロッテの顔”になる。チーム唯一の全試合出場、打率3割の実力に加え、愛きょうのあるキャラクターが評価され、7月の球団ポスターのモデルに起用されることが決定。これまでは3、4月の月間MVPの西岡、現在9勝のサブマリン・渡辺俊が登場している。“出世ポスター”に抜てきされた今江は「ボクも頑張らないといけない」とやる気。

■24日 28日から『李スンヨプ牛丼弁当』発売 ロッテは28日のソフトバンク戦(千葉マリン)から『李スンヨプ牛丼弁当』を発売。プルコギやチヂミ、キムチなどで構成。価格は1000円。

 

6/21 tue 22 wed  M−F  千葉マリン

6/22 
M 5−9 F 手嶌−正田。ルーキー手嶌が初先発。が、3回4失点で降板。打線が粘って試合を立て直すが、後続の川井・藤田もピリッとせず2失点。7回に堀の二塁打で1点差まで詰め寄ったが、9回に薮田が3ランを浴び突き放され…。5月15日以来の連敗でホークスとのゲーム差は1.5に。

6/21 
M 1−3 F セラフィニ−金村。打線が好機を逃し、小刻みに加点されるイヤな展開。セラフィニは8回途中までを投げ3失点も、10安打1得点の拙攻に泣いた。

22日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「シーズンはまだ長い。これが最後だとも思っていない。(手嶌は)1度も実戦を見たことがなかったが(初回の)最初の2人を三振に取ったように報告通りのいい球を投げていた。今日は明らかに緊張していた。今後いい投手になるだろう」
手嶌:「調子は悪くなかったが決め球が甘かった。1軍は打ち損じてくれない。力不足を痛感しました」
井上投手コーチ:「(手嶌は)簡単にストライクを取りにいってしまった。今後の起用については、話し合って決めます」

21日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「得点するチャンスはいくつかあったが、打球が正面をついていた。過ぎたことはあれこれ考えても仕方がない。大事なのは次の試合だ」
セラフィニ:「納得のいく投球だった。毎回、家族の前で投げたいね」

■22日 記念サンド発売 ロッテの交流戦優勝を記念して、千葉・幕張近辺のロッテリアで7月から『今日も勝つサンド(ヒレカツサンド)』が発売される。1日300個限定。380円。

■21日 ボビー勝てば日米通算1300勝は勘違い 「勝てばバレンタイン監督が日米通算1300勝」と言われていた一戦で、よもやの誤解が生まれていた。球団側の勘違いで、実は「勝っても1299勝」という衝撃事実が発覚。球団側が急きょ訂正するなど、舞台裏ではドタバタ劇が巻き起こった。

 「あと1勝で日米通算1300勝」。試合前のベンチは、活気づいていた。通常の倍近い50人の報道陣が集結。記録達成に備え、テレビ局からはバレンタイン監督の取材申し込みが相次いだ。この日は指揮官と相思相愛のアーティスト・DEENも来場。さらに「レディース・デー」と銘打って、多くの女性ファンが訪れた。快挙達成の下地は整っていたが、何と前提が間違っていた。

 昨年7月28日のオリックス戦で、バレンタイン監督は病床の知人を見舞うため米国に緊急帰国。西村ヘッドコーチが代理監督として指揮を執り勝利したため、正確には「西村監督の1勝」となる。
「交通事故でもない限り、今年中には達成できるよ」(ボビー)

■21日、手嶌智が登録された。

■21日 渡辺俊、完治優先 来月上旬復帰へ 渡辺俊介投手が、完治優先で7月上旬の復帰を目指す考えを示した。「全然大したことはないです。交流戦の打撃で、普段使わない筋肉を使ってはりが出たのが影響したのかも。投げるつもりなら今日でも投げられるが、監督と話し合って完全に治すことにした。チームに迷惑をかけるけど(復帰は)100%治してからにしたい」と、復帰日を定めずに調整する方針。球宴ファン投票1位を快走中とあって「休んだ分、そこで働きますよ」と出場に意欲を見せた。本拠地試合では1軍に帯同するが、チームが遠征中は走り込みを行い夏場に備える。

■20日 渡辺俊、右ひじの違和感で登録外れる パ・リーグで最多勝争いのトップに並ぶ9勝(1敗)を挙げている渡辺俊介投手が、右ひじに違和感を訴え、出場選手登録から外れた。球団広報は「大事を取っての処置。病院には行かずにチームに同行しながら炎症を和らげる」と説明した。22日の日本ハム戦(千葉マリン)に登板予定だった渡辺俊は「監督から1回休めと言われた。時間ができたのでミニキャンプのつもりでトレーニングします」と話した。

■19日 ロッテ初!主力選手らで「グリーンガム」CM 全体練習後、千葉マリンで本社の主力商品「グリーンガム」のCM撮影にバレンタイン監督以下、小林雅ら選手11人が参加した。仕事の重圧に悩む女性会社員に、ナインが「プレッシャーなんて毎日だよ」とガムを手渡してリラックスさせる内容。約5時間とハードな撮影にもバレンタイン監督は「選手の露出が増えれば、もっとファンと身近な存在になれる」と新たな効果を期待していた。これまでもロッテ製品にバレンタイン監督や選手個人が起用されたことがあるが、チームで出場するのは初めて。

■19日 黒木、約1か月ぶりの実戦登板 完全復活を目指す黒木がイースタンのインボイス戦(上尾)に先発。5回3安打無失点の内容に、「久しぶりの試合だったが、ボール、コントロールは良かった」と話した。前回5月14日のヤクルト戦(ロッテ浦和)の登板で右ひじの違和感を訴え、2回2/3で降板。約1か月ぶりのマウンドとなったが、「あとは明日の肩、ひじの様子を見て次回の登板に備えます」。バレンタイン監督は好投をたたえながらも昇格時期については明言しなかった。

 指揮官は黒木以外にも加藤手蔦の名をあげて「シーズンが終わる前に、1軍の試合で勝利に貢献してくれる姿があってもおかしくない」と、投手陣が手薄になりがちな夏場以降の活躍を期待した。

■18日 ロッテ・プレーオフ放映権争奪戦 ロッテのプレーオフ進出時のテレビ放映権を巡り、テレビの民放各局で争奪戦がぼっ発していることが分かった。球団関係者は中継実績を重視する方針を示した。

 レギュラーシーズン1位の場合は最大5試合、2位は最大3試合の主催試合が可能。ロッテは3位・西武に17差をつけており、2位以内は確実だろう。球団と各局は先を見据え、放映権の交渉を開始している。

 今季の中継実績は日本テレビ、TBS、テレビ朝日がここまで各1度、テレビ東京が3度。球団はこの4局と交渉を持つ方針だが、関係者の間ではプレーオフ放送に意欲的なテレビ朝日が有力、と言われている。一方で「これまでのお付き合いも考慮したい」と話す関係者も。伝統的にロッテと友好関係のあるテレビ東京も名乗りをあげるとみられ、両局の“一騎打ち”となる可能性が高い。

 放映権の相場は2000万円から4000万円と言われている。プレーオフを勝ち抜けば、1974年以来の優勝となる。31年ぶりの貴重な瞬間を巡り、裏舞台でも激しいバトルが繰り広げられている。

 

6/18〜20  交流戦を終えて

■20日 
小林宏が交流戦MVP プロ野球交流戦を協賛した日本生命は表彰選手を発表、勝率1位で初代王者に輝いたロッテから選ぶ最優秀選手賞(MVP)は小林宏之投手が受賞し、賞金200万円を獲得した。

 小林宏は6試合に先発してチームトップの5勝(無敗)を挙げ、打撃でも10打数3安打3打点と活躍。4勝1敗で防御率が両リーグ1位の1.73だった渡辺俊介投手、最多タイの12本塁打を放った李スンヨプ内野手らを抑えた。

 各リーグから1人ずつ活躍が目立った選手に贈られる日本生命賞(賞金各100万円)は、セが打率.393、11本塁打の金本知憲外野手(阪神)、パは12本塁打を記録した21歳の中村剛也内野手(西武)が選出された。

小林宏:「とても光栄です。受賞の理由?バッティングじゃないですかね。キャンプから、交流戦に向けてバッティング練習をしていましたから。すべては子供のおかげ。MVPは子供がくれたものだと思っています。独身だったら賞金は全部、自分で使っちゃうけれど、子供のために使います。(初代MVPに)小林雅英さんではなく、宏之の名前を残せるのはうれしい。1つ1つの試合に勝って、日本シリーズに出場して、本塁打じゃなく二塁打を打ちたい」

■20日 交流戦V賞金はボビー辞退、2軍分配も バレンタイン監督が交流戦Vで獲得した“優勝ボーナス”を辞退することが分かった。賞金5000万円はすでに球団とユニホーム組で折半することは決定していたが、現場サイドの2500万円の分配方法を指揮官が決定した。

 「126人全員に、うまくいき渡るようにしてある。1軍だけでなく、2軍選手、スタッフも何らかの形で1軍の勝利に貢献していると考えている」

 これには1、2軍コーチ陣はもちろんスコアラー、スカウトも含まれている。優勝への貢献度などを考慮した“ボビー査定”により「1人当たり10〜40万円程度」(球団関係者)とある程度の金額差は生まれるが、チーム全体に特別手当がしっかり支給されるように配慮されている。

 ところが126人の中に指揮官が含まれていない事実も発覚した。
「臨時ボーナスで何を買うか?これは(優勝して)監督の顔を立ててくれた人たちのために使うんだ。監督のところには何も入ってこないよ」と分配“放棄”を明言。それでも「勝利の発奮材料となれば安いもの」とばかりに、リーグ戦再開へ向けた千葉マリンの全体練習では笑顔が絶えなかった。

■18日 王監督、1リーグ制賛成 ソフトバンク・王貞治GM兼監督は、交流戦の興行的な成功を踏まえて、今後は1リーグ制移行の議論を積極的に行うべきと主張した。福岡市内で取材に応じ、阪神・岡田彰布監督が16日に示した「1リーグ制移行推進」の意見に賛同したもので、日本シリーズ開催方法に関しても具体的な私案を披露した。

 王監督が、さらなる球界改革を提案した。岡田監督の「1リーグの方が盛り上がる」の発言に敏感に反応。「対戦が11カードになればファンにとっては楽しみなカードが増える。中には1回ぐらいしか当たらない投手も出て来るんじゃないか」と新鮮味が増すことで、野球人気の回復につながると12球団による1リーグ制を支持した。また、日本シリーズの方法に関しても前、後期の覇者で争う方式、韓国プロ野球を模倣した1〜4位までのタスキ掛け方式のプレーオフ、東西の首位チーム同士で戦う方式などの案も提示した。

 ただ、早期実現は現実的に難しいとも認識している。そのため「実行委員会とか監督会議ですぐに決めるのも無理だから、いろいろ話をして詰めていくべき」と、1リーグ制問題を話し合うための小委員会設置の必要性を訴えた。

■18日 交流戦の観客動員を発表、1試合平均2万3000人 セ、パ両リーグは、交流戦の観客動員数を発表した。各計108試合で、セは277万9383人(1試合平均2万5735人)、パは228万5645人(同2万1163人)を集めた。合計216試合では506万5028人を集め、1試合平均は2万3449人となった。交流戦前のリーグ戦平均2万2793人から約3%増にとどまった。

 1試合平均では、パ・リーグは交流戦前の1万8376人から約15%増え、6球団すべてがアップ。最も増えたのが西武で、1試合で約5000人増。だが、セは交流戦前より約8%減少、球団別でも増加したのは巨人と広島だけだった。

 パ球団にとっては、巨人戦だけではなく、阪神戦もほぼ満員となったことが大きかった。ビジター試合の観客数を比べると、巨人はセでトップだったものの、阪神との差は1300人弱。阪神は全国的な人気度でも巨人に迫っている。カード別でも阪神・日本ハム戦(甲子園)が1試合平均で4万7280人と最も多くの観客を集めた。
 逆にパ球団を相手にしたセ球団は、集客力のある巨人、阪神両チームとの対戦がなかったことが大きく影響し、ヤクルトの5599人を最高に横浜、中日などが軒並み減った形だ。

■18日 パの勝ち越しで終了 プロ野球交流戦 プロ野球の交流戦は18日、雨天中止分の2試合を行い、接戦が続いた両リーグの対戦成績はパが105勝104敗7分けと勝ち越して全日程を終了した。

 5月6日から1カ月半にわたって実施された史上初の交流戦。期間中の順位はロッテが24勝11敗1分けで優勝、ソフトバンクが23勝12敗1分けで2位と「パ2強」の強さが目立ち、3位は阪神、4位は巨人だった。楽天は最終戦に敗れ、11勝25敗で最下位に終わった。

 個人成績では最多勝が6勝の西口(西武)、防御率1位は1.73の渡辺俊(ロッテ)、打率1位は4割の石井義(西武)、本塁打トップは多村(横浜)、李スンヨプ(ロッテ)、中村(西武)、小久保(巨人)が12本で並んだ。

■17日 巨人、来季交流戦「分割開催」提言 巨人が来季の交流戦について、前期、後期の2部制を提案していく。17日までに現場の意見を聞いた清武球団代表が、36試合を短期間で消化する日程の再検討の必要性を20日の実行委員会で訴える意向だ。
 すでにナインから意見を聞いているという同代表は17日までに「来年は、例えば2つに分けるとか」と話し、来季の期間について分散させる意向を示した。3試合ずつに分け、その間にリーグ公式戦を挟む方式を理想とする。初の試みとなった今回は、目新しいカード、注目選手の対決など盛り上がった半面、選手からは「期間が長い」との声が上がっている。さらに21日の公式戦再開まで4日間あくのが7球団、中止分が組み込まれたのが5球団と、不公平感も生じている。また現場の堀内監督も「前期、後期みたいにして、中にまた普通の公式戦を入れてやるのも面白い」との持論を展開しており、試合数は現在の各対戦6試合を限度とした上で、調整に入るとみられる。
 また同監督はストライクゾーンのセ、パ間での差、ファンへのアンケート調査など来月の監督会議で提案する意向だ。他球団でもソフトバンク王監督がリーグ、交流戦を並行して消化する私案を披露するなどしている。

 

6/14 tue 15 wed 16 thu 17 fri   Ys−M  神宮

6/17 
M 5−1 Ys 清水直−川島。2回に1点を失った直後の3回、福浦の2ランで逆転。5回には小坂のタイムリーで加点し、9回にはスンヨプの16号2ランでダメ押し。清水直は7回を投げ、6安打1失点で7勝目。貯金を29とし、交流戦”単独”優勝決定!!

6/16 
M − Ys 雨天中止  (先発予想 久保−川島)

6/15 
M 1−4 Ys 小野−藤井。雨の降り続くなか試合開始。初回、里崎のタイムリーで先行も、そのウラに二死から連打を浴び同点に。3回には岩村の2ランで勝ち越され、小野は6回で降板。代わった川井が宮本にHRを許し突き放されると、継投で反撃をかわされた。

6/14 
M 8−2 Ys 小林宏−ガトームソン。2回、小林宏の適時二塁打などで2点を先制。4回に2点、5回には5長短打で4点を追加した。小林宏は2点に抑え、今季2度目の完投でリーグトップに並ぶ9勝目。先発全員安打、5連勝で交流戦1位を決めた。

17日、試合後のコメント

バレンタイン監督「全力を振り絞り戦ってくれた成果。勝たなければならない状況の中で、力を集結して素晴らしい勝ち方をした。ロッテがここまでやれないと思っていた人に、それが間違いだと証明していきたい」
清水直:「久保がスライドできたのに僕ですから。めちゃめちゃプレッシャーがあった。根性で粘りました。全員の力で獲れた勲章。まだ先は長いけど、もう1度気持ちを1つにしてペナントを獲りたい」
李スンヨプ:「打った瞬間に入ると思った。来日して一番うれしい。うれしいという言葉しか思い浮かばない」
福浦:「チームに重圧はあったと思う。去年はプレーオフを逃しているし、こういう経験が少ない。その中で打てたのはうれしい。この交流戦は出場できないことが多くてチームに迷惑かけた。優勝のために少しでも貢献したかった」

16日、試合中止決定後のコメント

バレンタイン監督:「昨日も含めてこれよりひどい天気で10回ぐらい試合をしたのに。交流戦のために私たちは戦っているのではない。シーズンを通して戦っている。明日もその中の1試合」
久保:「試合前のアップのために、ブルペンに行こうとしたら、すれ違うみんなから、お疲れさんと言われて、おかしいなと思ったら、中止でした。自分の中では、雨のピッチングがイメージできていた。僕は重馬場専用といわれるくらいですから。雨が降っていても、途中から降ってきても、それなりのピッチングができるんです。こんな天候のときに、ベテランの人に投げさせるわけにはいかないでしょう?雨の日は、僕みたいな新人が投げればいいんです。そういうところで目立たないと、この世界、やっていけないでしょう?こういう高揚感というか、プレッシャーの中で投げるのはうれしい。何か、日本シリーズみたいな雰囲気じゃないですか」

ヤクルト・若松監督:「(開始25分前に中止決定)もっと早く決めてくれれば。選手もファンもかわいそう」

15日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「今言えることは、ここまでいい試合をやってきていて、またあした試合があるということ」
小野:「(岩村の)ホームランは、カットボールが抜けてしまった。2アウトからの失点だったので、悔しいです…」

14日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「まだ同率1位の可能性が残っている。われわれは同率1位は目指していない。明日も勝ってベストのチームにしたい。これだけのファンが応援に来てくれたことが素晴らしい。あしたは小野を先発させてベストを尽くす」
小林宏:「走者を出してからが本当の投球ですから。橋本さんがいいリードをしてくれた。打ったのはスライダー。その1球前にスライダーが来ていたので、もう1球あるかもと思っていた。ロッテの強さをセ・リーグに見せつけられたことはうれしい。(MVPは)僕じゃなくていい」
福浦:「普通なら捕られていたけど、逆風で失速した。しばらくスタメンを外れてチームに迷惑をかけていたからね」

パ・リーグ・小池唯夫会長:「初めて導入した交流戦の舞台で、パ・リーグの球団として存在感を示せたことを喜ばしく思います。普段戦い慣れていないセ・リーグ各球団に対し、選手が持ち味を発揮、さらには千葉ロッテらしいチーム一丸となっての戦いぶりに敬意を表します」

■17日 王ホークス 打倒M資金 ロッテ戦活躍ならボーナス ボビーを止めろ!ホークスが「M資金」投入でロッテを追う。首位奪回を狙う福岡ソフトバンクが打倒ロッテへの特別ボーナス導入を検討していることが分かった。21日から再開するリーグ戦で、残り11試合あるロッテとの直接対決に勝った場合に限り、金一封を用意。プレーオフでの激突をも見据えた新生ホークス初のニンジン作戦で、驚異的なペースで逃げ切りを図るマリーンズの勢いを止められるか。交流戦単独Vを決めたロッテとは3.5ゲーム差。「8月で5ゲーム差以上あればしんどいだろう」。(王監督)

■17日 賞金の半分をファンに還元 ロッテが獲得した賞金5000万円は、現場とフロントで折半することになった。浜本球団社長は、フロント分をファンサービスに有効活用したい考えを明かした。

 同社長は
「ファンが望むような事を考えたい。ファンは26番目の選手だから」と話し、優勝をサポートしてくれたファンに何らかの形で還元したい意向を表明。現場の2500万円分については、バレンタイン監督が「優勝に貢献してくれた人に、公平に分けられるように考えたい」と話した。

■16日 セ、パ両リーグは、降雨中止となった同日のヤクルト−ロッテ最終戦(神宮)を17日午後6時から行うことを発表した。
 また、交流戦2位のソフトバンクが横浜に勝ち、勝率1位を確定しているロッテに並ぶ可能性を残した。17日、ロッテが負ければ、ともに23勝12敗1分けで両チームが優勝となる。

■16日 諸積が恒例ダイブ…ビジター初敢行 雨天中止が決定すると、左翼席のファンが「モロ!モロ!」と諸積に得意のパフォーマンスを要求した。それを聞いたベテランはベースランニング。一塁、二塁、三塁にスライディングし、本塁にはヘッドスライディングを見せた。「最高!!」「風邪ひくなよ」と声援がとぶなか、諸積は「ビジターでやったのは初めて…」と照れ笑い。ソフトバンクの勝利で単独Vは持ち越されたが、チームのムードは最高。17日のヤクルト戦に勝って、自力でライバルを振り切る。

■14日、塀内久雄が登録された。

■13日 ボビー“永久監督”案 ボビー・バレンタイン監督(55)の“永久監督”案が浮上した。瀬戸山隆三球団代表が「個人的な考え」と前置きしながらも「バレンタイン監督にずっと指揮してほしいと思っている。4、5年後、その先もやってほしい」と話した。

 ソフトバンクの王監督は現在は単年契約での更新ながら「福岡の顔」としてダイエー時代から11年目を迎えた。
「王監督も5年契約などと言われていたが今は永久監督のような感じになっている。契約うんぬんでなく、あうんの呼吸でね」と同代表。バレンタイン監督も「そういう話が出ることは光栄」と前向きだ。

■13日、竹原直隆が登録抹消された。

 

6/10 fri 11 sat 12 sun  D−M  ナゴヤドーム

6/12 
M 10−4 D 渡辺俊−小笠原。序盤からの猛攻で、小笠原を2回途中でKO。小刻みな加点で6回までに10得点と中日を圧倒した。渡辺俊は無四球完投、リーグトップの9勝目。

6/11 
M 11−5 D セラフィニ−山本昌。1-4と逆転された直後の5回、初芝、堀のタイムリーで追いつき、フランコが勝ち越し打。さらにベニーの2ランで6点を挙げ逆転。2番手の山崎が5年ぶりの移籍後初白星。中日は交流戦の負け越しが決定。

6/10 
M 6−2 D 清水直−マルティネス。3回、サブローの2点三塁打で先制し、終盤にも今江のスクイズなどで加点。清水直は7回2死まで走者を許さず11奪三振の力投。8回に2失点も5安打無四球で完投し、6勝目を挙げた。交流戦20勝一番乗り。貯金は今季最多の「26」に。

12日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「ウチは今、本当に状態がよくていいチーム。みんなの力で取った大量点だね」
渡辺俊:「(2回のバント失敗後は)打っておきましたよと西岡に言われて、吹っ切れた。楽になりました。セの野球を肌で感じられてよかった。勝ちを積み重ねて勝率1位で抜け出したい」

中日・落合監督:「(ロッテは)それほど強いチームとは思ってない。(短期決戦で)きちっと(先発)ローテーションを組んでやればな。本当に戦うのはこれからのペナントレース。そのためには(選手は)いい経験したんじゃないの。阪急や西武はどうやっても勝てなかった。それと比べれば太刀打ちできないチームじゃない」

11日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「それぞれが刺激と勇気を与え、いいチームに出来上がっている」
山崎:「ウッソー、(勝利投手は)僕じゃないですよ。小宮山さんじゃないの?みんなそう言っていたよ。本当にオレ?全然実感わかないよ」
小宮山:「このチームは本当に強い。普通なら逆転されて滅入るのに、はね返すんだから。運もある。この10年で1番強い。神がかり的だよ」

10日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「清水直は低めにしっかり投げていた。8回以外は完ぺき」
清水直:「前回(川上)憲伸にマリンでやられているので何とかお返ししたかった。絶対やり返してやろうと…(途中まで)完全で行けて、それらしい投球ができてよかった」
竹原:「硬かったですね。でもあんなもんです。次、頑張ります」

■11日 山崎、1球勝利 山崎投手は、中日5回戦(ナゴヤドーム)で1球投げて勝利投手となった。パ・リーグ9人目(プロ野球20人目)の1球勝利。4回二死二、三塁で救援し、荒木を二ゴロ。5回に味方が逆転し、勝ち星がついた。

■11日 ボビーが余裕の万博見物 ボビーはランペン守備走塁コーチを誘い、愛知県で行われている万博『愛・地球博』へ。開門時間の午前9時に入り口に並び、日本館やアメリカ館など4つのパビリオンを見学した。ファンに求められると、握手や写真撮影に応じ、ファンサービスもきっちり。「試合なかったっけ」という周囲のささやきも気にせず、まるで遠足のようだった。
 「楽しかったデース!!すばらしい万博。この国で、あれだけのものが開かれていることに感動した」。ナゴヤドームに移動しても遠足気分?はキープ。練習中も「ヘーイ」と手に入れた時計を選手やスタッフに見せて回って大はしゃぎ。

■10日 竹原が”地元”デビュー D4巡目・竹原(三菱自動車岡崎)が一軍に合流し即スタメン。前夜に伝えられ、慌てて荷造り。社会人時代を過ごした愛知県で“地元デビュー”となった。結果は3打数無安打で「打ちたかったですね。力みがありました」と反省したが、バレンタイン監督は「ヒットは出なかったが(進塁打で)チャンスは広げた」と評価した。

■10日、林孝哉が登録抹消、竹原直隆が登録された。

■10日、パ・リーグは、追加日程を次の通り発表した。
 ▽7月15日 ロッテ−オリックス(18時15分、千葉マリン)
 ▽8月26日 ロッテ−オリックス(18時15分、千葉マリン)

 

6/7 tue 8 wed 9 thu   M−G  千葉マリン

6/9 
M 10−2 G 久保−工藤。2回にスンヨプの2点二塁打で先制。久保が3回の無死満塁を1点で切り抜けると、その後は猛攻。3回にベニーの2ランで工藤を今季最短KO。5回には打者10人で5点。6回にも1点を加え、巨人戦3度目の2ケタ得点。久保は6勝目。

6/8 
M 4−7 G 小野−内海。小野が初回に3失点。5回に初芝のタイムリー、6回サブロー2ランで同点とし、垣内のタイムリーで逆転に成功。しかし7回、藤田が清水に2ランを浴び、9回には抗議中断後に守備の乱れで2点を献上。巨人戦初黒星。

6/7 
M 2−1 G 小林宏−上原。初回、小坂のセンター前をローズが後逸。小坂が一気に生還し1点を先制。4回には代田のスクイズで加点。このリードを8回薮田、9回小林雅で守りきった。7回1失点の小林宏は6連勝で、リーグトップタイの8勝目。巨人戦4連勝で貯金25。

9日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「無死満塁でカウントは0-3。でも終わってみれば1失点。久保の素晴らしさがすべて集約されている。巨人はいい打者が揃っているし、シーズンが終わるまでには調子があがってくるはずだ。このまま不調が続くとは思えないよ
久保:「巨人打線の圧力?ボクは自分のピッチングをするのがスタイル。(清原や高橋由とか)いいバッターだとかは関係ないです。きっちり低めに集めれば、連打されることはないと思っていました。巨人に2勝したことは、自信につながります。交流戦のトップは12球団のトップ。価値があると思います」

8日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「野球規則では、野球をするためのルールが明文化されている。そのルールの間違った解釈については、異議を申し立てる。そこには(打者と野手が)接触してもOKと書いてある。しかし、妨害してはいけない。妨げた場合はアウトと明記されている。この試合が(九回一死一塁で)再開されると信じている」
フランコ:「(清水は)一塁をまわったところで、投手に向かって何か言っていた。投手に話しかけずに、1周しろと言ったんだ」
サブロー:「インコースの直球をうまく打つことができました。高くあがったので心配でしたが、本当によかったです」

7日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「(投手は)3人とも、すばらしい投球内容だった。(スクイズは)上原にこれ以上の失投はないと思ったから。勝つために十分な1点になった。少ないチャンスをものにできるのはいいチームの証拠。投手陣が素晴らしい証拠でもある」
小林宏:「一発を警戒した。腕が振れていたので抑えられると思った。低めに丁寧に、粘り強く投げようと思った。(長男に夢行(ゆあん)と命名)言葉の響きがいいので決めた。今日も早く帰りたい」
橋本:「(小林宏は)2、3回ぐらいまではフワフワしていたが、あとは安心できた。外角直球がよかった」
代田:「打席に入る前から(スクイズは)頭にありました。打点をあげられてうれしい。昨年を考えると幸せです」
小林雅:「ボールが見えたので慌てませんでした。抑えればOK。走者を出しながらも抑えるのが僕の投球ですから…」

■9日 久保、かぶりものでお立ち台 千葉マリンに大きな歓声と爆笑が交錯した。何かを吹っ切ったように久保が右手を突き上げた。8回を6安打1失点。6勝目を挙げたヒーローだが、いつもと何かが違うぞ。頭だ。かぶりものでのお立ち台だ。

 「いつもより気持ちいいです。新人王?まだ、途中なので分かりませんが、チームの勢いに乗って行きたい。最後にピカチュウ!」

 サブローの発案で、小林雅の愛娘・美憂ちゃんが持っていたピカチュウを諸積が嫌がるヒーローに無理やりかぶらせた。それでも「“やれ”と言われてモジモジしているのも…」と覚悟さえ決めれば、あとは投球同様に堂々としたものだ。お立ち台の後は耳をパタパタさせながら右翼席に「今までのキャラを壊して、かぶり物できました」とあいさつ。しかしベンチに戻ると「ノーアウト満塁よりきつかったです…」と顔を引きつらせていた。

■9日 審判部、「成り行き」の表現禁止へ パ・リーグの前川芳男審判部長は、セ・リーグの井野修審判部長と協議し、監督に対する説明や連盟報告などの際、これまで使ってきた「成り行き」という表現を避ける方針を固めた。

 8日の試合で、接触プレーをめぐり試合が19分間中断した際、審判団が「協議の結果、成り行きとして試合を再開する」と場内説明。この「成り行きとして」との語句が、適当に決めたかのような印象を観衆に与えた、という。前川部長は「成り行きとは一連のプレー、状況を意味し、以前から使われている審判用語」としながらも、「野球規則では使われない言葉で、外国人監督や一般大衆から誤解を招きやすい表現。今後は使わないということで、セ・リーグ(審判部)の理解も得た」と語った。

■9日 小池パ会長、ロッテの提訴退ける パ・リーグの小池唯夫会長は、ロッテが8日の巨人戦での接触プレーをめぐる審判判定に異議を唱え、野球規則に基づく「提訴」を行い、試合のやり直しを求めたことに対し、これを退ける裁定を下した。小池会長は「矢野選手に妨害の意図がなかったとする審判団の判断に問題ない」と説明した。

■8日 ボビー猛抗議、提訴試合に 8日のロッテ−巨人5回戦(千葉)は9回、プレーの判定をめぐってバレンタイン監督が猛抗議し、野球規則4.19で定められた提訴試合となった。

 無死一塁で巨人の矢野がバントした後、里崎捕手と矢野が接触し、里崎が転倒。内野安打と判定されたことにバレンタイン監督が守備妨害を主張した。森球審は「捕手が打球を処理する際、捕手と一塁へ向かう走者が接触した場合は守備妨害も走塁妨害も宣告されない」などと定めた野球規則を根拠にインプレーの理由を説明した。これに対し、バレンタイン監督は「野球規則の解釈に誤りがある」と主張。野球規則は「審判の裁定に規則違反があったとしても、リーグ会長がその違反で提訴チームが勝つチャンスを失ったと判断しない限り、試合は再開されない」としている。試合は19分間の中断後、無死一、二塁で再開された。

 また、7回、厳しい内角攻めの後、逆転2ランを放った清水が藤田投手へ発した言葉がきっかけで今季3試合目の警告試合となった。

■6日 張本勲氏が始球式 7日の巨人4回戦(千葉マリン)で野球解説者の張本勲氏(64)が始球式を務めると発表した。同氏は現役時代、ロッテ、巨人の両球団でプレーした。

■6日 工藤、リベンジに燃える 42歳の巨人工藤が投手陣ではただひとり自主練習に姿を見せ、80メートルの遠投やランニングをこなした。9日のロッテ戦に先発予定だが、相性が悪く3月22日のオープン戦(千葉)で5盗塁を許して1-10と惨敗したのを手始めに、5月26日の交流戦でも7失点KO。「データ?これから考えるよ」と多くは語らなかったが、目はリベンジに燃えていた。

■6日 ジーコJAPAN vs M☆SPLASH 東京ドームで巨人を3タテしたロッテにとって、この3連戦は再び全国に強さをアピールできる絶好の機会。しかし8日は巨人以上の“強敵”が待っている。サッカー日本代表のドイツ行きがかかる北朝鮮戦と試合時間が重なるため、中継するテレビ東京は、午後8時から1時間(最大延長は同9時30分)だけの放送という異例の中継を予定している。

 そこでロッテが打ち出した“対抗策”が、人気チアリーダー『M☆SPLASH』の“自己PRショー”だった。20人のメンバーが1人約1分ずつ、試合前の午後4時30分から球場正面のステージで、自慢の個人技を披露するというもの。今年4月に行われたオーディションでは突然ビキニ姿になって一発ギャグをする女性、空港勤務の経験を持つ女性がアナウンスのモノマネをするなどなど個性派、芸達者ぞろい。中山ディレクターも「ダンスだけではなくいろいろできるんですよ」。演目は個人に任されており、何が登場するかは当日のお楽しみだ。

 普段はグループでダンスを披露する『M☆SPLASH』は人気も急増中で、追っかけファンもついているほど。テレビでこの模様は放送予定はなく、球団関係者も「試合も好ゲームは必至。ぜひ球場に足を運んでいただければ」と呼びかけている。

■6日、21日の本拠地千葉マリンでの日本ハム戦でバレンタイン監督お気に入りのアーティスト『DEEN』が国歌斉唱を務めることが決まった。昨年は自ら2度コンサートに足を運び、2月の鹿児島キャンプでは同グループの曲を練習中にかけていたほどのファン。この日、チームは完全休養日だったが、バレンタイン監督は「彼らの卓越したパフォーマンス能力が気に入っています」と大喜びでコメント。

 

6/3 fri 4 sat 5 sun  T−M  甲子園

6/5 
M 1−1 T 久保−下柳。3回、フランコのタイムリーで先制。8回に一死三塁の好機を逃すと、そのウラに同じく一死三塁から、代打浜中の犠飛で同点に。その後、両者とも継投投手を打ち崩せず、延長12回引き分け。

6/4 
M 4−3 T セラフィニ−ブラウン。

6/3 
M 7−10 T 清水直−安藤。清水直が初回に5失点。その後追い上げて7回にフランコの2ランで6-6の同点としたが、そのウラに四番手山崎が炎上。二発を浴び4失点。8回に1点を返すも、後続を久保田に抑えられた。

5日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「厳しい試合が続いたが、きょうもピッチングスタッフの強さが出た。また次の試合で頑張ろう」
渡辺俊:「初の甲子園は楽しかった。調子がよかっただけに、僕の余裕が悪い方に出た。もったいない」

4日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「ブルペンがいい仕事をしてくれた。甲子園の雰囲気の中で1点差を守り切ったのは王者らしい戦いぶりだ。マサ(小林雅)は最高の出来だった」
セラフィニ:「自分の投球には納得がいかないが、救援陣が頑張ってくれた」
薮田:「左翼席のロッテファンに勇気をもらった」
ベニー:「日本人にとって特別な場所と言われる甲子園で打ててうれしい」

3日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「一つのミスで痛手を被った。2人のいい打者のどちらかでゴロを打たせる選択を間違ってしまった」
清水直:「相手をリズムに乗せないように、初回から飛ばした」
小坂:「気にしていなかった。記録は今までの積み重ね。これからも一つ一つやっていく」

■5日 マジック「63」初点灯 パ・リーグは首位を快走するロッテが延長12回、1-1で阪神と引き分け、下位3チームがすべて敗れたため、ロッテにレギュラーシーズンで上位3チームに入るためのマジックナンバー「63」が初点灯した。
 ただし、昨年から実施されているプレーオフはリーグの申し合わせ事項により、勝率1位が2球団となった場合、レギュラーシーズン2位と同3位による第1ステージを行わないため、「63」はプレーオフ進出に要するマジックナンバーとは異なる。

■3日 小坂250盗塁達成 小坂誠内野手は、阪神4回戦(甲子園)の1回に二盗を決め、通算250盗塁を達成した。プロ野球36人目。初盗塁は1997年4月8日、近鉄1回戦(大阪ドーム)3回の二盗。

■3日、大塚明が登録抹消、林孝哉が登録された。

 

5/31 tue 6/1 wed 2 thu  M−C  千葉マリン

6/2 
M 6−1 C 久保−長谷川。無安打に抑えられていた打線が4回に炸裂。一死二三塁と中軸が好機を作り、サブロー・里崎・今江(スクイズ)・小坂と下位打線で一挙4点。久保は6回に1点を失ったが、雨の中を好投し完投で5勝目。チームは両リーグ40勝一番乗り。

6/1 
M 7−2 C 小野−佐々岡。スンヨプソロ、ベニー3ランなどで佐々岡を3回途中でKO。小野は8安打完投で5勝目。先発全員の14安打で快勝。

5/31 
M 1−4 C 小林宏−黒田。1-1の8回、藤田が前田に痛恨の一発。続く山崎もスクイズを決められるなど、中継ぎが崩れ一挙3失点。小林宏の粘投に打線が援護できず、黒田に2回以降をほぼ完璧に抑えられた。交流戦首位陥落。

2日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「(久保は)すばらしい集中力だった。彼は成長しつづけている。この時期に40勝してもおかしくない。一つ一つ、勝つべくして勝った試合だからな」
サブロー:「バットが振れていたので、打てると思っていた。適時打は最後に投手がミスをしてくれた」
今江:「調子が悪かったので、スクイズのサインが出て逆にうれしかった」
久保:「ここまでは自分の思っている以上に順調です。きょうは守備に助けられました。自分というより、チームの勝利です。(雨で)中止?全然、考えませんでした。雨なら雨の野球のやり方がある。社会人で5年やってますから」

1日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「打線が活発だった。ベニーは良い状態」
小野:「いつもリリーフ陣に助けてもらっているので、完投できてうれしい」

31日、試合後のコメント

バレンタイン監督:「(藤田は)いいバッターを2ストライクまで追い込みながら、高めにいってしまった」
小林宏:「「調子自体はよくなかったが、なんとかゲームを作ることができた。もう少しいい形で次のピッチャーにつなぎたかった」
藤田:「追い込んでからのスライダーが抜けてしまった。あの1球がすべて。あれで向こうに勢いをつけてしまった」

■1日、2005サンヨーオールスターゲームのファン投票の第1回中間発表が行われた。セ・リーグでは阪神勢が先発部門を除く、10部門でトップに立った。
 パ・リーグでは首位を走るロッテから
薮田小林雅西岡の4選手が1位。今季、プロ3年目で定位置を獲得し、飛躍の年となった西岡は「光栄です。オールスターはお祭りだと思うので、出られたらファンを楽しませるプレーをしたい」と心を躍らせた。
 中間発表は土、日を除き6月27日まで行われ、最終発表は7月7日。監督推薦を含むメンバーは同8日に発表される。

■1日、辻俊哉が登録抹消、代田建紀が登録された。

■31日 7.1千葉マリンに”SW”来襲! 映画「スター・ウォーズ」シリーズの出演俳優2人が、7月1日、西武戦が行われる千葉マリン球場を電撃訪問することになった。全米ではシリーズ最終作「エピソード3/シスの復讐」が人気沸騰中。ロッテはこの日を「ハリウッド・デー」として、スタジアムをスター・ウォーズ一色に染め上げる。

 今回、来場するのは「エピソード2」で賞金稼ぎのジャンゴ・フェット、ボバ・フェット親子を演じたテムエラ・モリソン(43)とダニエル・ローガン(17)。野球好きの両氏がバレンタイン監督率いるロッテの快進撃を知り、同9日封切りの映画プロモーションも兼ね、来訪が実現した。球場スクリーンでエピソード3の予告VTRを放映するなど、千葉マリンが「劇場」にもなる。

当日は球場で“仮装大会”も実施。球団は日本先行上映会(7月2日)のプレミアチケットを2組4人に用意。米国の試写会では、登場キャラに扮して映画館を訪れる客も多く、荒木企画広報部長は「最も素晴らしい仮装をした方にプレゼントすることも検討している」と話した。

 

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