* * * * Marines News 2002 * * * *

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5/27 mon 28 tue 29 wed  Bu−M 大阪ドーム

27日は川井−バーグマン。初回に守備の乱れに乗じて3得点。4回途中からのシコースキーの好投で近鉄打線の反撃を退け、4-1で逃げ切った。28日は小野−岩隅。6回表に四番メイの2ランで先制するが、ウラにローズ・中村に連続HR。8回に中村の2ランで勝ち越された。主砲の格の差で逆転負け。3-4。29日はミンチー−高村。同点でむかえた5回、ミンチーが二死から打ち込まれ4失点。その後は継投にかわされた。1-5。

29日、試合後のコメント

山本監督:「きのうもそうだったけど、リードされたり、ちょっと打たれるとすぐに守りに入る」
ミンチー:「詰めが甘かったので悔いが残る。中村の一発は余計だった」
:「サインが合わないところがあった。もっと勉強しないといけないです」

28日、試合後のコメント

山本監督:「まあ、よう打たれた。凄い破壊力だね」
小野:「2点取ってくれた直後に簡単に同点にされてしまうようなピッチングをしていたら勝てない」
小林宏:「(中村の決勝HRは)真っすぐがシュートして内に…。あんなところに投げてるようじゃ駄目だ」

27日、試合後のコメント

山本監督:「シコースキーは中継ぎが性格にあっているね。左右関係なしに使える投手」
川井:「1人1人の打者に集中できたんですが、毎回走者を出して、野手のリズムを崩してしまった」
シコースキー:「先発だろうが、中継ぎだろうが言われたことをするだけ。どっち向きかって?与えられたことをやって、チームが勝つことが重要なんだ」
初芝:「完ぺきに芯でとらえられた。いい追加点が取れた」

■30日、ドラフト1巡目ルーキー・喜多のグッズが発売されることが決まった。新人では史上初の2試合連続サヨナラ打の離れ業でデビューを飾ったスター候補。球団は「いい形で売り出したい」と背番号3がプリントされたTシャツを作成中。現在、首痛で2軍調整中の喜多だが、さらに活躍すれば、グッズの種類も増えそうだ。

■30日、開幕から先発ローテーションで投げてきた加藤が、中継ぎに配置転換されることになった。すでに6敗を喫し「康介は中で使う。どういう場面で打たれていいのか悪いのかを分かっていない」と山本監督。ここまで9度の先発でわずか2勝どまりとあって「与えられた場所できっちりやるしかない」と加藤は口元を引き締めた。代わりは川井が務めることに決定。先発をミンチー、清水直と28日の登板で復活の兆しが見えた小野を加えた4人に組み替える。「(6月は)試合が少ない。4人で(ローテは)きっちり回す」と、監督は6月反攻を誓った。

■29日、出場選手登録されたドラフト5巡目のルーキー・が初出場した。六回の守備から入り、打席では二ゴロと空振り三振。だが、いてまえ打線をこの回以降は無安打に封じた。

■29日、辻俊哉捕手が一軍登録され、井上貴朗投手が抹消された。

■28日、喜多隆志外野手が一軍登録を抹消されたが、疲労性の首痛のため。

■28日、小野晋吾投手が一軍登録され、喜多隆志外野手が抹消された。

■27日、伊与田和範外野手が一軍登録され、丸山泰嗣内野手が抹消された。

■27日、黒木純司投手が「黒木詢士」に改名したと発表した。読み方は変更なし。

■27日、パ・リーグが追加日程を発表した。9月11日(水)オリックス−ロッテ18時、神戸、10月9日(水)ロッテ−近鉄18時15分、千葉マリン

 

5/24 fri★ 25 sat 26 sun  M−Bw 千葉マリン

24日はミンチー−ヤーナル。開幕投手同士の対決は明暗くっきり。初回に打者一巡の猛攻のマリーンズが5点を挙げ、ミンチーが移籍後初の完封勝利。試合時間は今季最短。5-0。25日は加藤−戸叶。両外国人のHRなどで3点を先取され、好投の戸叶に中盤まで無安打。その後の反撃は継投に見事にかわされ追いつけず。2-4。26日は清水直−具。現在の防御率No.1と2の投げ合いは具に軍配。6回に清水直が3点を失うが、打線はその後も奮わず散発4安打。最終回を大久保に抑えられ完封リレー。0-4。3連勝で入れ替わり5位のチャンスを逃がした。

26日、試合後のコメント

山本監督:「具は良かったが、工夫がなさ過ぎる。ミーティングで右方向にと言ってあるのに、それができない。打線はハッスルが足りない」
清水直:「調子はいつもと変わらなかった。粘らなければならないところで粘れなかった。六回、何とか2点で止めておきたかったが…」

25日、試合後のコメント

山本監督:「(加藤は)もっと野球の中のことを考えないと。次も先発?それは分からない。信頼が崩れている」
加藤:「ホームランも含め不用意な球が多かった。なんとか踏ん張りたかったけど…」

24日、試合後のコメント

山本監督:「ミンチーもよかった。タイムリーも出た。なかなかよかったです。以上!」
ミンチー:「(完封は)前はいつだったか覚えてないよ。初回に5点取ってくれたのでリラックスして投げられた。僕が投げ切る気持ちになったよ。失投も3、4球ぐらいしかなかったしね」
:「きょうは打席に集中できた。守備時間が短かったのがよかった」

■25日、山本監督がパ・リーグワーストの6敗目を喫した加藤の中継ぎ降格を示唆した。シェルドン、セギノールに一発を浴びるなど、7回4失点とふがいない左腕にあきれ顔。今後はファームも含め、先発投手を補充する考えだ。

■24日、井上貴朗投手が一軍登録された。

■23日、小坂が千葉マリンでフリー打撃を再開した。65スイング中、ヒット性の当たりは12本と少なく「打撃はそんなによくないんで…。(仕上がりは)一、二分でしょうか」と控えめにコメントした。それでも回復は順調で6月中にも復帰できる見通し。山本監督は「最初はプレッシャーのかからないところで出してやりたい」と話した。

■23日、川北智一球団代表は、前日の日本ハム戦での審判の判定を不服としてパ・リーグへ意見書を提出することを決めた。「守備妨害」として11分間の抗議を行った山本功児監督は、川北代表とビデオで再確認し「ランナーの左肩に当たって、悪送球とみなしたことに納得のいく答えをもらいたい」と話した。近日中にビデオも添えて意見書を提出する。

■23日、渡辺俊介投手が一軍登録を抹消された。

 

5/20 mon 21 tue 22 wed  F−M 東京ドーム

20日は清水直−シールバック。堀の先頭打者HRに始まり、4回7回に中押し・ダメ押しの集中打。2試合連続の2ケタ安打で快勝。8-3。21日はシコースキー−関根。点を取っては追いつかれ、を繰り返す緊迫感のある展開。終盤に乱調の佐々木から2点を奪い、6-5で振り切った。22日は渡辺俊−隼人。不調の渡辺俊は初回2/3で2失点KO。粘り強く打線が追いついたが、最終回に守備の乱れから走者を貯め、サヨナラ負けを喫した。3-4x。

22日、試合後のコメント

渡辺俊:「訳が分からないうちに終わっちゃいました。野手の人に申し訳ない」

21日、試合後のコメント

山本監督:「ミスを全員でカバーしている。こういう試合を勝てるようになった」
初芝:「今までチームに迷惑を掛けてきた分を返していきたい」
メイ:「(8回は)みんながつないでくれたチャンスだったから、何でもいいから走者を還したかった。うまくためて打つことができたよ」

20日、試合後のコメント

山本監督:「打線のつながりがよくなってきた」
清水直:「野手の人に助けてもらい感謝しています。でも、この点差だったらもう少し投げないと…」
山下打撃コーチ:「みんな思い切りがよくなってきているね」

■22日、西村徳文外野守備走塁コーチが、1回に三塁コーチを務めていた際、堀幸一内野手のライナー性の打球を下腹部に受けて退場。一塁コーチを務めていた本西厚博内野守備走塁コーチが三塁に、一塁には平野謙ヘッドコーチが入った。

■22日、渡辺俊介投手が一軍登録され、戸部浩投手が抹消された。

■22日、精密検査の結果、戦列を離れている小坂誠内野手の右足ひ骨骨折が完治したことが分かった。小坂は今月2日から軽めの練習を始めていたが、今後、ランニングなどを再開し復帰に備える。

■20日、日本野球機構がフレッシュオールスターゲーム7月11日長野の出場候補40選手を発表した。ロッテからは長崎伸一丸山泰嗣喜多隆志の3選手が選出。全ウエスタンは岡田彰布(阪神)、全イースタンは鈴木葉留彦(西武)が監督を務める。先発メンバーは7月10日に発表の予定。

 

5/17 fri− 18 sat 19 sun  M−Bu 千葉マリン

17日は練習は行われたが、雨天のため試合中止。先発予定はミンチー−高村。18日は加藤−バーグマン。序盤の猛攻で4点差をつけたが、ジリジリと追い上げられ、7回表についに逆転を許す。対照的にロッテ打線は3回以降無得点と勢いを失い、絵に描いたような逆転負け。5-6。19日はミンチー−前川。中盤以降の怒濤の攻撃で昨日のお返しとばかりの逆転勝ち。サブロー・福浦(7打点)・メイらの猛打賞をはじめ、18安打15得点。堀は8試合連続安打を記録。山本監督の通算200勝を派手に飾った。15-4。

19日、試合後のコメント

山本監督:「今まではよくなかったけど、これくらいの力は持っている。一生懸命にやっている姿をファンに見せるのがプロとしての最低条件。200勝?そんなのどうでもいい」
ミンチー:「カーブが狙ったところにいかず、カットボールもよくなかった。でも、自分なりの粘りのピッチングができたと思う」
福浦:「1打席ごとに集中できた。これからもこういう試合ができるようにしたい」

18日、試合後のコメント

山本監督:「(加藤は)簡単にアウトを取りにいって、いつも同じパターンでやられている。反省の色がない。打線も1本打ったらホッとして、後はポンポン打ち上げてばかり…」
加藤:「先発として五回まで投げられなくて情けない」

■19日、千葉マリンでの対近鉄戦の連敗を8で止め、ロッテでは金田正一監督以来の通算200勝目を挙げた山本監督。だが、試合後に笑顔で選手を出迎えた指揮官に、「ヤマモト、1回勝ったぐらいで甘えてんじゃねえ!」と痛烈なヤジに怒りの表情でやり合う一幕も。真価が問われるのはこれからだ。

■19日、ロッテは1、2軍のコーチの入れ替えを発表した。

2軍→1軍昇格:山下徳人(打撃)、本西厚博(内野守備走塁)、西村徳文(外野守備走塁)
1軍→2軍降格:
高沢秀昭(打撃)、佐藤兼伊知(内野守備走塁)、高橋真裕(外野守備走塁)

4月8日に袴田英利バッテリーコーチが1軍に昇格して以来、今季二度目のコーチ人事。

■19日、千葉マリンに幼稚園児が大集結?日曜日にあたる19、26日の試合に、球団は千葉県内の園児を内野自由席に招待。昨オフ、球団キャラクターがショーのため訪れた幼稚園、保育園約60か所の児童1万2000人が対象だが、家族も3人までOKで、なんと総勢4万8000人の大招待になる。球場の収容能力は3万人で、全員が来ればパンクするが「それは想定していない。2試合で1万人ぐらいが来れば」と営業部の高瀬智弘企画興行担当。当日は5回終了時のYMCAダンスに、園児をグラウンドに招くプランもある。

■千葉マリン球場近くの室内練習場が、サッカーワールドカップ出場のアイルランド代表ベースキャンプと“バッティング”。ロッテが練習場を確保できない可能性が出てきた。

 同代表が6月1〜13日までキャンプを張るのが千葉市にある稲毛海浜公園。メーン、サブの両グラウンドには深緑の芝が生えそろい、受け入れ準備は整った。しかし、困ったのがロッテだ。室内練習場が両グラウンドの間にあり、アイルランド代表のキャンプ中は、警察の厳戒警備の中を通り抜けないと建物までたどりつけない。野球の報道陣もサッカー用取材証を入り口で受け取る必要がある。

 ロッテは6月6〜8日まで西武ドームで西武戦の予定で、その間、同代表は室内練習場自体を確保している。これだけなら支障はないが、6月といえば梅雨。秘密練習にも最適なだけに「室内をもっと使いたい」と同代表側が言い出せば、ロッテが“追い出される”可能性もある。「この3日間以外はウチが優先的に使うことになっています」とロッテ側は主張しているが、一方、同練習場を所有する千葉市は「(同代表からは)細かい施設使用の要望がまだ来ていない」と優先権に含みを持たせている。とんだワールドカップ“場外戦”。軍配はどちらに上がるか。

■16日、ロッテは稲毛海浜公園の室内練習場で練習を行った。千葉マリンに他の行事日程が入っていて使えなかった。チームが同公園で全体練習を行うのは異例のこと。プロ4年目にして初めて同練習場に来たという小林雅は「きれいな練習場ですねえ」。山本監督は福浦、喜多、渡辺正らを熱血指導。17日からの近鉄戦に向けて、貧打解消に必死だった。

■16日、喜多が17日からの6連戦に備えて志願の特打を行った。4月30日に出場選手登録されてから、ここまで9試合に先発出場。2戦連続サヨナラ打で華やかなデビューを飾ったが、打率.189と調子が上がっていない。「体の開きが早く、バットが出てこないところを修正しました。1軍にいるためには(練習を)やらなきゃいけないですから」と口元を引き締めていた。

■15日、渡辺俊がイースタン・巨人戦(ジャイアンツ球場)に先発し、7回5安打1失点の好投。清原も3打席凡退に抑えた。開幕は先発陣の一角を担ったが、2試合で勝ち星がなく4月11日に2軍落ち。しかし、17日から6連戦を控えているにもかかわらず、現在1軍先発陣で固定しているのは4人だけ。台所事情は厳しいだけに「調子はいいです。清原さんを抑えられないと上では抑えられないですから」と意欲十分だった。

■15日、川北球団代表が、球団職員に「ダイエーを見習え」の大号令をかけた。チームは最下位で観客動員数も激減しており「スタッフも、ダイエーのようなファンサービスが足りない」(川北代表)と訴えた。打開策として、観衆の少ない試合では2階席を閉めて1階席に座ってもらう計画を、球場の所有者である千葉市に働きかける。また、試合日程や選手のけがの状況をまとめた“社内報”を作り、ファンの問い合わせに答えられる態勢を整える。

■15日、阪急ブレーブス(現オリックス)の本拠地だった「阪急西宮スタジアム」(兵庫県西宮市)が、来年早々にも閉鎖されることが分かった。球団移転後の経営を支えた競輪も3月に終了し、所有する阪急電鉄が「現在の形での存続は困難」と判断した。

 

5/13 mon 14 tue  M−F 千葉マリン

13日は清水直−関根。清水直が序盤からのピンチを4併殺で乗り切る好投。少ないながらも打線の援護を得て自身初の完封勝利。連敗を5で止めた。3-0。14日はシコースキー−隼人。早々に先制し、シコースキーが好投。中盤までは良い雰囲気だったが、6回表に同点・勝ち越し弾をくらい形勢逆転。4回以降無安打だった打線は、9回ウラに一死満塁まで攻めるも、決定打が出ず。2-3。

14日、試合後のコメント

山本監督:「最後に粘ったかもしれないけど、六回はあまりに不用意だった。こうした欠点を克服しないと彼が続けて勝つことはできない。いい投球をしてるんだから乗り越えないと」
シコースキー:「先制点を取ってくれたのに簡単に逆転されてチームメートに申し訳ない。調子は悪くなかったが、ミステーク(失投)したのをすべて打たれてしまった」
高畠打撃コーチ:「(隼人は)低めの変化球が切れていて、それに手を出していた。中押ししてつぶさないといけなかった」

13日、試合後のコメント

清水直:「完封は野球人生でもないと思う。あまり覚えてないけど…。ウイニングボールは母の日に何もしてないから嫁さんにあげます」
:「完ぺき。今は自分のタイミングで打つことができているよ」
澤井:「内角のスライダーにうまく対応できた。最高の結果が出てうれしいですね」

■14日、青野毅内野手が一軍登録を抹消され、ユウゴー内野手が一軍登録された。

■14日、プロ野球初の台湾公式戦、ダイエー対オリックス戦が、台北市の天母球場で行われた。台湾でも日本のプロ野球は放送されており、歓迎ムード一色。スタンドは約1万1000人の観衆で埋め尽くされた。15日に第2戦(最終戦)が行われる。日本のプロ野球が海外で公式戦をするのは、1リーグ時代の1940年に、旧満州で72試合が行われて以来。

 日本のアイドル歌手で台湾でも人気のある、松浦亜弥さん(15)が打席に立ち、始球式が行われた。

■13日、労働組合・日本プロ野球選手会は今季の年俸調査の結果を発表した。支配下公示739選手(外国人選手は西武許ら4人だけを含む)の平均年俸は、過去最高の3455万円となり、昨年(3389万円)より1.9%アップ。しかし伸び率は過去最低で、1億円以上の選手も昨年と同数の63人にとどまった。
 球団別では巨人が8年連続トップで年俸総額は38億6085万円。2位は中日の25億7130万円、最下位は2年連続オリックスで1位巨人の約3分の1だった。この調査は選手会が毎年、実施しているもので、年俸額は本人申告の基本年俸で出来高払い分は含まれない。

 

5/11sat 12sun  H−M 福岡ドーム

11日はミンチー−田之上。好投を続ける両投手に終盤までスコアは0のまま。ミンチーは8回まで被安打3、二塁も踏ませなかったが、9回ウラに内安・野選・バントヒットで満塁。フィールディングの不得手をつかれ、最後はバルデスにサヨナラ打。0-1x。12日は加藤−杉内。加藤が2回までに6失点。一時は堀の満塁HRで2点差まで追い上げたが、雑な守備を連発して自滅。5-12。

12日、試合後のコメント

山本監督:「痛い、痛すぎる。野球はエラーが付き物だけど、やったら駄目なエラーがあるんだ。防げるものはきっちり防がないと」
戸部:「(八回のバルデスへの死球が乱闘騒ぎに)真っすぐが指に引っかかってしまいました。その場にいたらヤバイと思い逃げました」

11日、試合後のコメント

山本監督:「ミンチーがいいピッチングをしているのに打線が…。守備,走塁でも判断ミスが多すぎる」
ミンチー:「タマが切れて満足のいくピッチングができたが、九回はハードラックとしかいいようがない」

■12日、12失点のうち自責点は6。この日の失点に絡んだ3失策を含めて失策数はリーグ最多の26となり、山本監督は試合後に緊急コーチミーティングを招集した。監督は、防げる失策の徹底と、声の連係の確認を訴えた。

■11日、佐藤幸彦外野手、青野毅内野手が一軍登録された。

■10日、ここまで打率.198、3本塁打と大不振のメイが、11日のダイエー戦以降、先発メンバーから外れる可能性が出てきた。昨年は31本塁打を放った主砲も今季は打撃ばかりか、守備でも緩慢な動きが目立つ。5日の西武戦では左翼線の当たりで一塁走者を本塁まで還し、山本監督は「あんな守備をしていたらピッチャーに余計な負担をかけてしまう。左の時は使えない」と断言。相手の投手が左腕の時は控えに回ることになりそうだ。

■10日、守護神・小林雅が、球宴のファン投票選出へ向けて好投を誓った。9日に発表された第1回中間発表ではパ・リーグの12部門中、ロッテだけがトップに立つ選手がいない。最も近いのが救援投手部門でダイエー・ペドラザを約2万2000票差で追う小林雅だ。監督推薦では2年連続で選ばれているが、「せっかく投手が部門別に分かれたので一度はファン投票で選ばれてみたいですね」。

 

5/6 mon 7 tue−  Bw−M 神戸グリーンスタジアム

6日は小野−金田。4-6での9回表、集中打で同点とするが、ウラに小林雅が打ちこまれサヨナラ負け。6-7x。今季最多の13残塁。20敗目。7日は雨天中止。先発予定は加藤−戸叶。

6日、試合後のコメント

山本監督:「打たれるのは仕方ないが、走塁が慎重すぎた」

■9日、プロ野球実行委員会が行われ、全ドーム球場でローカルルールが見直されることになった。6日のF-L戦(東京ドーム)でカブレラが放ったライナーがレフト後方の屋根を直撃して単打となった。西武側から「明らかな本塁打性の打球がそうならないルールを見直すべきである」との提案があり、両リーグの審判部長、記録部長らで構成される野球規則委員会を招集することになった。対象となるのは、全ドーム球場の屋根に当たった場合の判定、判断についてで、各ドームでの構造が違うため、最終的には本拠地球団の監督立ち会いの下で、来季以降のルールを見直すことになる。

■9日、小坂が早ければ5月下旬にも1軍に復帰できる見通しとなった。この日、小坂は千葉マリンスタジアムで負傷後初めてとなるティー打撃も再開。足の状態については「まだまだです」と慎重だったが、トレーナーによれば骨の回復は順調で、5月22日に受ける予定の検査で治癒が確認できれば、その後近いうちに試合に出ることも可能だという。

■9日、2年目の青野がプロ入り初の1軍に合流することになった。キャンプ後半から1軍に参加していたが、3月13日にストレスから顔面神経痛で2週間の入院生活。ようやく体調が戻り「復帰してまだ1カ月ですけど、チャンスなので頑張ります」。樟南時代、3年夏に投手としてベスト4に導いたが、プロ入り後に打撃センスを買われて内野手に転向。首脳陣の評価も高いだけに期待大だ。

■8日、今江敏晃内野手、伊与田一範外野手が一軍登録を抹消された。

■7日、午後から降り始めた雨のため中止が決定すると、練習を行わずに早々と帰京。山本監督は「体も疲れているだろうし、頭もすっきりしたほうがいい」と8日も今季初の完全休養を与えた。午前11時からオリックスの室内練習場を借りて1時間の特打を行ったルーキー喜多は「いい休養になりますが、あしたは練習します」と気持ちを切り替えていた。

■7日、山本監督が小野に”ショック療法”を施した。6日はプロ入り最短の1回3失点でKOされるなど、4度の先発機会で白星がない小野の出場選手登録を抹消。2軍調整を命じた。「いろいろ考えすぎている。下で投げて、一からやればいい」と指揮官。小野投手コーチも「使えないから落とす。(2軍で)2、3試合見ないと分からない。自分で吹っ切るしかない」と厳しかった。

■7日、小野晋吾投手が一軍登録を抹消され、戸部浩投手が一軍登録された。

■6日、高木晃次投手が一軍登録を抹消され、田中充投手が一軍登録された。

 

5/3fri 4sat 5sun  M−L 千葉マリン

3日は清水直−三井。3-3となり、6回途中から小林宏がロングリリーフ。そのまま延長に入った10回ウラ、サブローの二塁打から2四球で無死満塁。ここで喜多が2試合連続のサヨナラヒット!4x-3。4日はシコースキー−西口。効果的に得点する西武に対し、ロッテは散発4安打。得点はボーリックのHRのみ。1-5。5日はミンチー−潮崎。今季初の”満員御礼”も、終始西武ペースのワンサイドゲーム。散発5安打1得点。1-6。

5日、試合後のコメント

山本監督:「たまにはミンチーを助けないと」
ミンチー:「アウトを取らなきゃいけないところでアウトを取れなかった。調子は良かったんだけどね…」

4日、試合後のコメント

山本監督:「見ての通り。あまりにもね…」
シコースキー:「4点のうち3点に四死球が絡んだ。打たれたというよりも自滅。チームメートに申し訳ない」

3日、試合後のコメント

山本監督:「(若手は)試合慣れしてきておる。このままでいきたいよ、簡単にはいかないと思うけどね」
喜多:「あんな速い球は見たことないからバットを短く持っていったんです。打球がよく伸びた?ライトから風も吹いてたから。この前よりお客さんが入っていて打つしかないと思って、1、2、3で思いっきりいきました。でも2試合連続でサヨナラなんて…。運だけは持ってますから。『オォー! キタッ!』っていう声援、カッコいいですよね。チームの先輩たちにもいいなあっていわれます。2試合連続でサヨナラ打を打って、逆に期待されるから大変。これからも打ちまくってまぐれじゃないことを証明したい」
清水直:「調子は悪くなかったし、ボールの切れもよかった。点を取ってもらった後、もう少し踏ん張らないといけませんね」
小林宏:「ここ何試合かピンチで投げていたので慣れてきました。最後の併殺打も計算通り」

■5日、初芝がこの日の3打席を加えて、15打席連続無安打で6三振と元気がない。試合前には山本監督がつきっきりで1時間に及ぶ特打、特守を敢行したが実らず初芝は「何とも言えないね…」。再び借金10となった指揮官は「打てなかったら打てる努力をすればいい。プロなんだから数字を残さないといけない」とベテランの奮起に期待を寄せた。

■3日、喜多隆志外野手がパ・リーグ史上8人目の2試合連続サヨナラ打を記録。1998年6月21、23日に田中幸雄(日本ハム)が達成して以来4年ぶりで、新人としてはリーグ初。

■2日、4月1日の試合で右足腓骨を骨折した小坂誠内野手が練習を再開した。

■2日、山本監督が喜多を「一番・右翼」で固定することを決めた。3日の西武戦の相手先発は左腕の三井。左打者の喜多には不利とされるが「選球眼がいいし、バットが最短で出てきている。一番で使うよ」。2日のダイエー戦でサヨナラ打を放った喜多。携帯電話には約30件の祝福メールが届けられ「ドラフトの時よりも多くてびっくりした。与えられた仕事をやるだけ」と話した。

■2日、セ、パ両リーグが、開幕から1日までの平均試合時間を発表。パが77試合で3時間8分と、過去最長だった昨季全試合平均より15分も短縮され、セは79試合で3時間11分と、昨季より6分短かった。両リーグとも四球が減って三振が増えており、ストライクゾーンの見直しが効果を上げているとみられる。

■2日、セ、パ両リーグは、開幕から1日まで(第1クール)の観客動員数を発表。セは昨年同時期に比べ、1試合平均1480人増の3万2361人、パは同1100人増の2万3000人と、ともに入場者数を伸ばした。
 セで目立つのが、開幕から好調の阪神。1試合平均で昨年比36.5%増の4万1923人と、大幅にアップした。パでは昨年12球団ワーストだったオリックスが16.8%増の1万4300人と健闘。逆に開幕11連敗を喫したロッテは40.6%減の1万3300人に落ち込むなど、ペナントレースの成績がそのまま反映される結果になった。

 

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