エヴァ・アクセンの秘めゴト
・・・その前に、マリー・フォルサで検索して来て下さっている方が
思いのほか多いみたいなので、ココにちょっとだけお茶に濁し頁をUP。

彼女が噂?のエヴァ・アクセン(Eva Axén)
ダリオ・アルジェントの「サスペリア」を見た人なら、映画が始まってすぐ
残忍な手口で殺されてしまう美少女パットの顔をご記憶だろう。
しかしパットを演じた女優は?・・・エヴァ・アクセン?!ファンゴリアでは
スザンヌ・ジャブコリーって書かれてたけど、どっちが正しいのだろう?!
(正解はE・アクセンです)・・・だけど、他に何に出てた女優なの?
生まれは?素性は!?とにかく資料がなくて、正体を確かめようが
なかったエヴァ・アクセンだが、ネット上の検索エンジンを使って、
ようやくその隠された過去が暴かれ始めた(大袈裟?)。
そのショッキング?な過去については下のフィルモグラフィを
ご参照頂くとして、「サスペリア」以降数本の映画に出演しただけで
その姿を消したアクセンは何をしているのだろうか?
どこかで舞台かTVに出ているのか?もしかしたら死ん・・・
いやいや、止めておこう。せめて幸せな?結婚かなにかで
引退したことを願いたい。フィルモグラフィを見ても分かるんですけど
何か不幸な感じなんだよなぁ・・・この人。

(このページ、勢いだけで作ったのでスカスカ。情報が入り次第
どんどんUPしていきますので、どうぞご容赦を!)
<フィルモグラフィ>
「La Messe dorée」(1975)
aka:The
Golden Mass (米題)
Nella
profonda luce dei sensi (伊題)
La
Profonda luce dei sensi (伊題)
●監督/脚本:ベニ・モントレソーレ
主演は「悪魔の入浴・資料の行水」「地獄のシャイニング」の
ルチア・ボゼと、「サスペリア」のステファニア・カッシーニ。
ルチア・ボゼは「サスペリア」のミゲル・ボゼのお母さん。
エヴァ・アクセンはやっぱりチョイ役か?
「巨大なる男とジュスティーヌ」(1975)
Justine & Juliette
aka:Swedish
Minx
Justine
och Juliette

●日本公開75年の11月(グローバル)。
フィルミンペストという会社の製作、スウェーデン映画
(資料ではデンマークになっているものも)。
監督は「ポルノ大学」のバート・トートンことマック・アールベルイ(下記参照)。
主演は「インモラル物語」や「オカルトポルノ/吸血女地獄」(共に73)に出演、
「熟れすぎた少女Bibi16才」(73)でタイトル・ロールを演じ、
一躍有名になったマリー・フォルサ(マリー・リンという変名で登場)と、
「巨大なる男とバタフライズ」(74)で初めてスウェーデンに渡り、
フォルサとも何度となく共演したアメリカのポルノ男優のハリー・リームズ。
<巨大な男>というニックネームで知られていた人。
お話はマルキ・ド・サドの「ジュスティーヌ」の現代解釈(というべきか?)で、
ケチなおばの元を飛び出し都会のストックホルムに向かった
カールソン姉妹がそれぞれに辿る運命を描いたもの。
姉のジュリエット(「エクスタシー」にも出演したビー・ウォールベルイ)と、
妹のジュスティーヌ(フォルサ)は金を稼ぐために、姉は早速高級娼婦に、
敬虔で正直者の妹は仕方なくストリップショーの踊り子に転落していく。
金持ちになりたいと強く願うジュリエットの売春宿に、アメリカの億万長者
ロバート(リームズ)が現れる。彼は自分が死んだときに、腕の中にいた女性に
全財産を与えるという遺言を持っていた。ジュリエットは彼の命を奪おうと
悪巧みを考えるが、なかなか上手く行かない。
ある晩、ロバートは姉の元に身を寄せているジュスティーヌを見つけ、
ベッドを共にしようと口説いて回る。そして二人が廊下へさしかかったとき、
突然ロバートは心臓発作を起こし急死してしまった。彼の腕の中には・・・
しっかりとジュリエットが抱かれていたのだった。
肝心のアクセンはジュリエットのレズビアンのセックスフレンド役。
ひょえ〜。日本公開75年11月。カラー・97分。
ビデオはスウェーデンの「スーパー8」シリーズで入手できる。
「エクスタシー」(1975〜76)
BEL AMI

●日本公開77年9月。上映時間は88分、
スウェーデン製(製作会社はフィルム・イン・ベスト)ポルノ。
(資料ではアメリカ映画と書かれているが)東映洋画配給。
何度となく映画化されている文豪ギイ・ド・モーパッサンの原作を用い、
ポルノ・バージョンにアレンジした作品で、演出はバート・トートン名義で
マック・アールベルイが担当。撮影をアンリ・アレクサンドル、
音楽:オリヴィエ・トゥーサン、製作をインゲ・イヴァルセンが手掛けている。
出演はハリー・リームスがジョージ・ドゥロイ(ベル・アミ)役を、
ユーロ・トラッシュ映画ではお馴染みのクリスタ・リンダー
(フルチの「田舎のドラキュラ」にも出演)がアニータという女性を演じるほか、
スウェーデン・ポルノの顔、「絶頂の女/フロッシー」(74)のマリー・フォルサも
変名で出演(スザンヌ・ウォルター役)。(アン・)ビー・ウォールベルイと
その旦那?ベント・ウォールベルイも、クロティルデとゴードンという役で登場する。
三流ポルノ雑誌の記者デュロイ(リームズ)はふとしたコトから
一流雑誌記者に抜擢された。精力絶倫の彼は、早速仕事関係の
女性達にアタックを開始、美人モデルのアニタ(フォルサ)に迫るが
相手にしてもらえない。頭に来たデュロイは秘書を始め、
編集長夫人、社長令嬢、社長夫人、美人ヌードモデル、遂には
某国の王女とまで関係を結んでしまう。新社長の椅子に収まった彼は
念願のアニタともベッドを共にするのだった。
肝心のアクセンの役どころは劇中のホームパーティーに出てくる
ヌードで踊る若い女性。しかし顔は殆ど判別できず・・・うむむ。
海賊ビデオなら船橋のアニマル・ファームで手に入る。
多分居ないだろうけどハリー・リームズに興味を持った方、
記念すべきスウェーデン初進出映画「巨大なる男とバタフライズ/
BUTTERFLIES」が「バタフライ/蜜を吸う女」という題名で
日本でもビデオ化されている(当然廃盤だが)ので探してみるのも一興。
当時の宣伝文句を引用すると“ディープ・スロート”で有名な
世界一巨大な持主ハリー・リームズがマリー・フォルサをはじめ多くの女を
そのビッグ・シンボルで攻めたてる・・・
これはもう、めったに見られない正に猛烈ポルノです
凄い!凄い!この女の顔……快楽と苦痛にゆがみ、よじれる
これは本物!演技ではい"・・・だそうです(下世話な話題で申し訳ない)。
監督・脚本はセクスプロイテーションの巨星ジョセフ・W・サルノ。
ハリー・リームスの主な出演作品はノドの奥に性感帯のある女性を描いた
ポルノ映画の古典「ディープ・スロート」(72)に始まり、あのフリークス的巨乳
(差別発言)のチェスティー・モーガンが巨乳を武器(巨乳が隠しカメラに
なったり、拳銃になったりするバカ設定)にスパイ業に乗り出す困ったカルト映画
「チェスティ・モーガン・イン・デッドリー・ウェポンズ」(74)、同じ74年に
「淫らな唇/スーザン」、そして「巨大なる男とバタフライズ」「続・変態」に出演、
その後も75年には「DEEP SEX NO.1」「エクスタシー」「巨大なる男と
ジュスティーヌ
」があり、日本での公開作は暫く年数が空いて83年に
「ハード・シンボル/精獣」で復活、「R.S.V.P./ハリー・リームスの
セクシーコメディ」(84)、「ジンジャー・リンの赤い下唇」(85)
「トレイシー・ローズ/熱体女」、「トレイシー・ローズの禁身交愛」(共に85)
「激芯クライマックス〜爆裂!30cm砲〜」(85)、そして89年の作品として
「巨大なる男と天使のレスビアン」が紹介されている。
84年にもう1本、「巨大なる男とエンジェル」というポルノ映画があり、
エンジェル・ヘアー、ジンジャー・リンらが出演しているが、リームズも
出ているのかどうかは不明。名前だけ借りられているのなら大したもの?だ。
「サスペリア」(1977)
Suspiria
●エヴァ・アクセンは最初に殺されてしまう女生徒
パット・ヒングル役。一緒に殺されてしまうソニア役は
ナンニ・モレッティの「青春のくず屋おはらい」にも出ていた
スザンヌ・ジャブコリー。おばさんになってからL・バーヴァの
「ボディパズル」に出演、トイレで殺されてます。

有名なガラスの場面。しかし画面に出てきて
すぐこの顔じゃねぇ・・・。
「若草が濡れるとき」(1977)
Molly

●ダニエル・デフォーの原作を元にしたエロティック映画。
撮影はバート・トーン名義でマック・アールベルイが担当、
主演はマリー・フォルサとクリス・チッテル。
エヴァ・アクセンはその名もエヴァの役。
「サスペリア」と同じ年に作られたこの映画の粗筋は、
義理の妹(アクセン)の兄に恋心を抱く純情なマリー・フォルサ
(似合わなさすぎ!)が、彼にアタックするものの、肝心の兄は
他の女性とセックスするばかりで自分に目を向けてくれない。
仕方なくフォルサは妹エヴァとレズビアン・プレイに耽るのだった。
やっぱりこういう内容かよ〜!
日本での劇場公開は78年の2月(グローバル)。
フィルミンベストAB製作のスェーデン映画。91分。
ビデオはスウェーデンの「スーパー8」シリーズで発売中。
「Noccioline
a colazione
(未)」 (1978)
●監督はマリオ・オルフィーニ。エヴァ・アクセン以外には
ジェリー・ディ・ジャコモ、ステファーノ・ミッザンらが出演。
イタリア映画なのは確かだが、詳しい内容は不明。
ちなみに・・・
一連のスェーディッシュ・ポルノを監督していたバート・トーンという人物は
(ユーロ・トラッシュ映画に良くあるように)様々な変名を持っており、
マック・アールバーグ、エドワード・マナリング、バート・トーンなどを
使い分けていた。海外の資料ではスェーデン語の本名(?)である
マック・アールベルイが一番通りが良いようだ。
1931年、6月12日に生まれたマック・アールベルイはどうやら
撮影からキャリアをスタート。日本では59年の「その瞬間」から
名前が紹介され、「蛇」(65)に続いて「わたしは女」(67)では
撮影以外に監督にも進出。その後、「スエーデン物語」(68:撮影)
「ファニー・ヒル」「続・わたしは女」(共に68)、「新・わたしは女」(69)
「(秘)ナチの欲情記」(71)、「SEX専門講座/ポルノ大学」
「絶頂の女/フロッシー」(共に74)、「エクスタシー」「巨大なる男と
ジュスティーヌ」(共に75)、「若草の濡れるとき」(77)などの作品を発表。
脚本も手掛けるマルチぶりを見せた。
スウェーデン・ポルノが下火になった以降、数年のブランクを経て、
何と突然「ヘルナイト」(81)の撮影監督として復活!!アメリカ映画のくせに
妙に翳りのある画面はアールベルイの功績だったのだ!この映画への
抜擢の理由は不明だが、「ヘルナイト」の監督、トム・デ・シモーネは
ゲイ・ポルノなども撮っていた経歴の持ち主なので、同業種つながりだったのかも。
ここからアールベルイの第2の映画人生が始まったようで、関連作には
当時勢力があったエンパイア・ピクチャーズ系の壮々たるB級・C級映画が
ずらりと並んでいる。フルチ映画のキャメラマン、S・サルヴァーティといい、
アールベルイといい、バンド一家は人選に目が利くようだ。
以下アールベルイの関連作タイトルを列挙。
「悪魔の寄生虫・パラサイト(V)」(81)、「チェーンヒート(ブレア第2弾!)」
「メタルストーム」個人授業」(以上全て83年)、「SFソードキル」
「プライムリスク(V)」「危険な情婦/暗黒街の高級クラブ
(V)」(以上全て84)
「SFゾーン・トゥルーパーズ(V)」「ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり」
「トランサーズ/未来警察2300(V)」(当然全て85年)、「エリミネーターズ(V)」
「ガバリン」「ドールズ」「フロム・ビヨンド」「ロボ・ジョックス」・・・この辺は
そんなに仕事して大丈夫なのか?と思えるくらい、全て86年の作品!
更に「タイムトラぶラー」「プリズン」(以上87)、「ザ・デプス」(88)、「アリーナ」
「デビルジャンク」(以上89)、「ジャンクウォーズ2035」「ビースト・キッス(V)」(90)、
「オスカー」(91)、「イノセント・ブラッド(当然ダリオ・アルジェントとも会ったか?)」
「ネイルズ」(共に92)と続く。
この周辺からハリウッドづいてきて「スリー・リバーズ」(93)、続いて94年には
「ビバリーヒルズ・コップ3」を、そしてS・ゴードンの「スペース・トラッカー」(96)を
撮影している。そんな彼の最新作は97年のTVムーヴィー「セカンドインパクト」。
いやはや頭が下がります。単なる娯楽映画もこんな切り口から見ると、
また違った視点で見れて面白いかも。
あれ?エヴァ・アクセンの話でしたっけ??