濡れたウィークエンド:
女子学生寮半裸惨殺死体の謎

ビー玉殺人
ビー玉は知っている

(劇場未公開:以上全てTV放映題名)

 

Enigma Rosso(Red Enigma)
aka: Rings of Fear(輸出用タイトル)
Red Rings of Fear(英・公開題)
Trauma(米・ビデオ題)
Vigin Terror(米/英・ビデオ別題)
Concentric Rings of Fear (?)
Frafico de Menores(スペイン)
Die Orgie des Todes(独)


↑ドイツ版ビデオ・スリーヴ



1978年/伊=西独=スペイン映画/94分/テレカラー

製作:ダイモ・チネマトグラフィカ(ローマ)=
C.C.C.フィルムクンスト(ベルリン)=
C.I.P.I.(マドリッド)

製作:レオナルド・ペスカルド
監督:アルベルト・ネグリン
脚本:マルチェロ・コッチア
マッシモ・ダラマーノ
フランコ・フェリーニ
ステファーノ・ウベッツィオ
アルベルト・ネグリン
ペーター・ベルリング
撮影:エドュアルド・ノーエ
編集:パオロ・ボッチョ
衣装:ジャン・チャミーゾ
音楽:リズ・オルトラーニ
特殊効果:マッシモ・デ・ロッシ

出演:ファビオ・テスティ(ジョニー・デ・サルヴォ警部)
クリスティーネ・カウフマン
ブルーノ・アレッサンドロ
ジャック・テイラー
アイヴァン・デンシー
ファウスタ・アヴェリ(エミリー)
ヘルガ・ライン
ブリギッテ・ワーグナー
キャロライン・オーナー
シルヴィア・アギーレ
タイダ・ウルツクラ



<物語>

町外れの貯水池からビニール・バッグに入れられた少女の
全裸死体が発見された(「ツイン・ピークス」!)
警察の調査で、彼女がセント・テレサ女学院に通う
アンジェラ・ルッソという10代の女学生である事が分かる。

アンジェラの級友達の元に復讐の女神<ネメシス>を名乗る
人物から脅迫めいたメモ書きが届き、事件の関係者が
一人、また一人と奇妙な死に方で消されていく・・・。


調査を進めるデ・サルヴォ警部は死んだ少女の遺品である
手帳の中に赤い猫のマークが記された日付があることに注目、
事件の背後に金持ちの中年男をターゲットにしたセックス・
コミュニティーが存在している事を突き止める。

 

<解説>

マッシモ・ダラマーノが作った「・・・Solamge ?」(71)、
「・・・Daughters ?」(71)に続いて製作された
ガールズ・スクール物の最終作。
監督はアルベルト・ネグリンに替わっているが、
ダラマーノの名前は脚本(何と5人掛かり!)に残っており、
後にアルジェントとも組むF・フェリーニの名前も見受けられる。

日本では題名を変え、何度もTV放映されたので記憶に
残っている方も多いかも。そう!これは階段の上からビー玉が
転がってくるあの映画ですよ。


 この映画の一番の見所である「ビー玉殺人(未遂)」シーンの他にも
70年後半という時代柄、それなりのゴア描写が登場、
おっさんの背中にホット・カーラーを突き刺したりしてます。

監督のネグリンは1940年1月20日、モロッコのカサブランカ生まれ。
資料を見る限りこれが監督デビュー作で、87年にマイケル・ヨーク、
マティルダ・メイ、デイビッド・ソウルら豪華な出演陣で撮った
TVのミニシリーズ「サハラの秘宝」で再び監督にクレジットされている。
基本的にはTVでの活躍が中心のようだが、デビュー作となったこの映画は
サスペンス描写やアクション、裸を取り混ぜた娯楽一直線の演出で
出来自体はまあまあ。


主演は伊達男ファビオ・テスティと、ドイツの清純派(だった)
「モルグ街の殺人」、「バグダット・カフェ」のクリスティーネ・カウフマン。

フルチの「マッキラー」でおしの少女を、「ザ・サイキック」では
ヒロインの少女時代を演じていた子役、ファウスタ・アヴェリが
事件の鍵となる、殺された少女の妹の役に扮してます。
アヴェリはその後、アルジェントの「フェノミナ」で
女生徒の一人を演じているようです。

化け物映画のタイトル・ロール専門という印象が強い女優の
ヘルガ・ライン(レーネ?)(「亡霊の復讐」「ローレライ伝説の謎」)も
クレジットなしでチラッと特別出演してます。