パオロ・カヴァーラ

Paolo Cavara


パオロ・カヴァーラは1926年の7月4日に、イタリアのボローニャに生まれた。

キャメラマン/脚本家として、やらせモンド映画の帝王、
グァルティエロ・ヤコペッティの「世界女族物語」(63)や
「世界残酷物語」(61)に関わってきたパオロ・カヴァーラは67年になって
明らかにヤコペッティをモデルにした「野生の眼」を発表。

やらせ映像を求めて世界中を飛び回る似非記録映画監督が
主人公になっているこの映画では、カヴァーラが経験してきたであろう
様々な出来事が映画の中にも用いられており(もしかしたら、これ自体が
既にメタフィクションの世界なのかもしれないが・・・)、目を疑うような
場面が続々と登場する。



その後、70年代に入って
ジャーロ映画が全盛になるとカヴァーラも
豪華な女優を起用した
ジャーロ映画を連作するようになり、
それらは「タランチュラ」(72)として日本でも劇場公開され、
74年の「濡れたダイヤ」は松竹ビデオから日本版がリリースされた。
(それ以外の70年代の映画を調べたが、
ジャーロやホラーではなさそう)



それ以外の作品はあまり知られていないカヴァーラだが、
手持ちの資料にない作品にも絡んでいるかもしれない。
もし何かご存知の作品があったら、お知らせ下さいませ。



こうして客が呼べる作品を連発したカヴァーラは
1982年の8月7日にイタリアのローマで死去している。


<監督としてのフィルモグラフィ>


「Accadde a Parma」 (1988)



「Locandiera, La」 (1980)



「Mirandolina」 (1980)



「濡れたダイヤ」 E tanta paura (1976)
aka: Too Much Fear
カヴァーラのジャーロ映画第2弾。
残忍な手口の連続殺人事件が発生、一見何の繋がりもない
被害者達の背後には、密輸とある変死事件が隠されていた。
現場に残された絵本からの切り抜きが意味するものとは?
ジャーロ映画の王道を行く1本。主演のC・クレリーが美しい。





「Lumacone, Il」 (1974)



「Virilita」 (1974)



「タランチュラ」 Tarantola dal ventre nero, La (1972)
aka: Black Bellied Tarantula, The
  : Black Belly of the Tarantula
  : Tarentule au ventre noir (仏題)

豪華スター女優共演のジャーロ映画。

ローマにある美容サロンの客である有閑マダム達が
長針で麻酔をかけた上で腹を割く猟奇殺人魔に襲われる。




「ロス・アミーゴス」(1972〜73)
Deaf Smith & Johnny Ears
aka: Amigos, Los



「Cattura, La」 (1969)
aka: Ravine, The




「世紀末猟奇地帯(野生の眼)」(1967)
Occhio selvaggio, L' (脚本も担当)
aka: Wild Eye, The

*ヤラセ記録映画の内幕を暴いた?(これ自体が
フィクションなので既にヤラセ映画なのだが・・・)
衝撃的な内容のドラマ。主演は「黄金の七人」の
フィリップ・ルロワ、「テンタクルズ」のデリア・ボッカルド、
「ブラック・エマニュエル」シリーズのガブリエレ・ティンティ。





「ゼロの世代」(1964)
Malamondo, I
aka: Malamondo



<脚本家としてのフィルモグラフィ>


「今のままでいて」(1978)
(厳密に言うと脚本クレジットではないが原作を担当)
ナスターシャ・キンスキーが日本で認められるきっかけに
なった作品。キンスキー扮する女学生と、中年男マルチェロ・
マストロヤンニが肉体関係を持つが、男が少女の父親である
疑いが持ち上がる。悩む男を残し、少女は自分から身を引く。
共演にアニア・ピエロニ 、バルバラ・デ・ロッシ、ジュリアーナ・
カランド−ラ。監督はアルベルト・ラットゥアーダ。



「濡れたダイヤ」 (1976)



「世紀末猟奇地帯(野生の眼)」(1967)
(原案も担当)



「世界女族物語」 Donna nel mondo, La (1963)
aka: Women of the World
*監督:グァルティエロ・ヤコペッティ

<キャメラマンとしてのフィルモグラフィ>


「世界女族物語」(1963)







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