サスペリア

SUSPIRIA

aka:FLYLTEN FRN HELVETEL
(スゥエーデン題名)
DE NACHT DAT DE 
HEKSEN FEESST−VIEREN
(独題)





1976〜77年 イタリア映画 カラー
(イーストマン・カラー、テクニカラー、テクノヴィジョン)
  99分(100分説あり) ステレオ スコープ

セダ・スペッタゴリ・プロデュージョーネ


製作:クラウディオ・アルジェント
監督:ダリオ・アルジェント
原案・脚本:ダリオ・アルジェント
ダリア・ニコロディ
撮影:ルチアーノ・トヴォリ
キャメラ(オペレーター?):アイデルーモ・シモネッリ
編集:フランコ・フラティッシェリ
編集助手:ピエロ・ボッザ
ロベルト・オリヴィエリ
美術:ジュセッペ・バッサン
音楽:ゴブリン WITH ダリオ・アルジェント
衣装:ピエランジェロ・チッコレッティ
m-u:ピエラントニオ・メカッキ
ピエリーノ・メカッキ
特殊効果:ジェルマーノ・ナターリ
サウンド:マリオ・ダリモンティ
助監督:アントニオ・ガブリエリ
英語版編集者:ニック・アレキサンダー



出演:ジェシカ・ハーパー(スージー・バニヨン)
ステファニア・カッシーニ(サラ)
フラヴィオ・ブッチ(ダニエル)
ミゲル・ボゼー(マーク)
アリダ・ヴァリ(ミス・タナー)
ジョーン・ベネット(ブランク夫人)
レナート・スカルーパ(ヴェルデガスト医師)
ルドルフ・シュンドラー
ウド・キアー(精神分析医:フランク・マンデル)
バルバラ・マグノルフィ(オルガ)
エヴァ・アクセン(ソニア)
スザンヌ[スーザン]・ジャブコリー(パット)
フルヴィオ・ミンゴッツィ(タクシー運転手)
マルゲリータ・ホロヴィッツ、ジャコポ・マリアーニ
フランカ・スカグネッティ、ジュセッペ・トランス−コッチ
セラフィーナ・ショルチェリッティ、レナータ・ザムエンゴ

(以下、ダンサー達)
アレッサンドラ・カッポッツィ、サルヴァトーレ・カポッツィ
ダニア・フェラーラ、クリスティーナ・ラッティーニ
アルフレード・レイーノ、クラウディア・ザッカーリ

 

<撮影エピソード>


サスペリア」は前作「サスペリア2(もう書くまでも
ないが原題は「PROFFOND ROSSO」といい、
サスペリアの続編ではない)」が
イタリア国内で大ヒットしたことにより、気をよくした
ダリオ・アルジェントが、実父サルヴァトーレと
立ち上げた映画会社セダ・スペッタゴリの製作で
世界的なヒットを目論んで作った作品である。

 

脚本には「サスペリア2」で公私ともに蜜月を
過ごしたダリア・ニコロディが参加しており、
一般的にはトマス・ド・クインシーの著作
「深き淵よりの溜息」をアイデアの元にしていると
されるが、アルジェントは当時クインシー
(他には麻薬に関する著書が有名)に関する
知識は殆ど持っていなかったようなので、
実質的には原案は殆どニコロディの
手によるものだと言って過言ではないだろう。


サスペリア」はクインシーの著作以外にも、
ニコロディが幼い頃、祖母イヴォンヌ・ミューラー
(白魔女でオカルトの権威だった)から
寝物語として聞いた奇妙な体験談が
ミックスされている。
それはスイスにあるルドルフ・シュタイナー・
コミュニティーという生活共同体(寄宿制の学校)に
まつわる話で、祖母が若い頃
舞踏を習うためにその学校に入学したが、
実はそこで教えていたのは魔術だったので
彼女は驚き、速攻で退学してきた、という話だ。


好奇心旺盛なアルジェントはニコロディと一緒に
現地へロケハンに向かった際、表にいた
女生徒の1人と友達になり、学校内を見て回ったという。
そこで彼らはこの学校が未だに魔術を教えている
確証を掴んだ。二人が帰ろうとすると、
戸口に奇妙な飾りの付いたステッキを持った
「本物の魔女」が出てきて、ニコロディに
「あなたの祖母は元気ですか?」と尋ねたのだという。
もちろん二人は身分も一切明かしていなかったのに!
恐怖を感じた二人は早々にその学校を後にしたが、
他にも映画のリサーチの為に、ニコロディは
実在する魔女や悪魔主義者達に大勢
会ったのだという。

さすがのニコロディもこの頃の生活は
精神的にナーバスになったりする事が多かったという。
(彼女はインタビューなどを読む限り、大変知的で
魅力的な女性だが、かなり激しい性格のようだ。

アルジェントも確かに気性が荒い感じだが
娘アーシアはもっと凄いとの事。こうなると完全に
両親からの遺伝ですね。)

こうして仕上げられた「サスペリア」の脚本は当初、
ニコロディを主演に想定して書かれていた。
しかしアメリカ側の配給業者から
国際市場に売るのならヒロインはアメリカ女優に

した方が良い、と圧力をかけられた
アルジェントは、あっさり彼女を主演から降ろし、
ブライアン・デ・パーマの「
ファントム・オブ・ザ・
パラダイス
」(74)に出ている時に
目を付けたジェシカ・ハーパーを起用することにした。


ニコロディの降板について、バレエのレッスン中の

事故が原因と表向きには発表したアルジェントは、
ニコロディにヒロインの友人サラの役を振り当てたが、
脚本に入れ込んでいたニコロディはそれを拒否。
(アリダ・ヴァリが演じたミス・タナー役を

振り当てようともしたらしい。)
冒頭の空港でのカメオ出演でアルジェントへの

愛情を表現した以外は、ニコロディは
殆ど撮影現場には顔を出さなかったようだ。


ニコロディが蹴ったサラの役は、同じくイタリア女優で

処女の生血」に出演していた
ステファニア・カッシーニが演じた。アルジェントがこの映画を
観て、彼女をキャスティングした事もほぼ間違いない。


サスペリア」は制作前にゴタゴタが多かったが、
いざ撮影が始まると大きなトラブルはなく、
スムーズに撮影が進行していったようだ。

 

 

<ビデオ類について>

*ソーンEMI(オーストリア版。UNCUT)
*SVP(フランス)
*ビデオ・ソニック(ギリシャ版。CUT:レターボックス)
*ベスト・ヴィデオ(オランダ版。CUT: 1.77:1 )
*Mokep(ハンガリー版)
*ヴィヴィヴィデオ、*コロンビア、*トライスター、*CDE
(以上全てイタリア版)
*インペリアル(ポーランド版。93分)
*Hemvideo(スゥエーデン版。CUT)
*ソーンEMI(イギリス版。94分:UNCUT/CUT:フルスクリーン)、
*EVエンターテインメント・イン・ビデオ(同じくイギリス版。CUT:フルスクリーン)


<LDについて>


日本:SONY(フィルター修正:フルスクリーン、ステレオ)
NECアヴェニュー(UNCUT:スコープ、モノラル)
カルチャー・パブリッシャーズ(UNCUT:スコープ、モノラル)
アメリカ:マグナム(UNCUT:レターボックス[2.35:1])
イメージ(UNCUT:レターボックス、ステレオサラウンド)