●Roberto Ugolini(ロベルト ウゴリーニ)
イタリアの若き靴職人のロベルト・ウゴリーニ氏が2001年11月に来日して、1回目の受注会が開催されました。
紹介していただいている渡辺洋服店(通訳もしてくれます)のある熊本だけでなく、東京、大阪でも実施されました。
その時は100,000円以下(現在は138,000円から)からス・ミズーラ(イタリア語でビスポークの意味)できることと、展示されていたシェイプされた何とも言えない佇まいの靴に惹きつけられて注文してしまいました。
そして、半年後の2002年5月に仮縫いに行ったので、その状況を紹介します。
とにかく、画像を見ると、その魅力がうかがえるのではないでしょうか。
ちなみに、ウゴリーニ氏は、とても人気がある靴職人のスピーゴラの鈴木さんの師匠でもあります。
当初は、仮縫いの必要が無いとのことでしたが、甲部分の調整を正確にしたいとのことで、仮縫いの申し入れがあったので了承しました。
カットモデルは右足のみで、かなりシェイプされてかっこいいシルエットでしたが、小指側面が当たります。
その旨伝えると、靴の前部をカットして、足型をスケッチして調整してもらいました。
そういう意味では、私の場合は仮縫いをして正解でした。
仮縫い無しでも可能とのことですが、1足目は仮縫いをした方がいいと思います。
展示されていたサンプル品です。オーソドックスながらシェイプが利いたシルエットが魅力的に写ります。
今回出来上がった靴とのことです。きれいなスクエアトゥと、無骨ささえ感じるノルベジアン製法のラウンドトゥが対象的です。
こちらも、今回出来上がった靴とのことです。プレーンなキャップトゥもとてもきれいで魅惑的なシルエットに演出されています。
今回、一緒に行ったMTさん、yoshiさん、RubberSoulさん、私(MN)のカットモデルです。それぞれ靴の種類は異なりますが、どれも、とてもポインティーでとてもきれいなシルエットです。
小指側面が当たり気味だった私のカットモデルは靴の前部をまさにカットして、足型をスケッチするなどの調整をしていました。特別にオーダーした「MN」のパンチングもうっすらと見えます。
靴の足型に合わせて削られて造られるシューツリー。クラシカルな3ピースタイプと、ノーマルな2ピースタイプがあります。枯れた雰囲気もとても魅力的です。オプションで4万円。
MTさんがオーダーしたバケッタ素材のサンプルです。珍しい素材なので興味のある方のために特別に紹介します。
<2002年5月現在の情報>
●価格 138,000円〜(木型代20,000円含む)
●仮縫い 15,000円(必要と判断された場合、要望した場合)
●納期 4ヶ月〜1年
※今後も半年に1回程度受注会を開催するとのことです
●問合せ先は以下の通り
・渡辺洋服店(リンク)
住所:〒860-0845 熊本県上通町4-18 イノウエビル1F(オークス通り側)
電話:096-356-0221