●J.M.ウェストンのタッセル

J.M.ウェストンのタッセルは、足入れ部分が大きく甲の部分が小さく、全体的にシェイプされたデザインに見えるからか、かなりドレッシーです。
タッセル飾りの両脇部分がちょっと三角上に張ったデザインも特徴的で、個人的には気に入っています。
しかも、甲の部分以外は踵部分でのみ縫い合わせのある1枚革で覆われていて、すっきりしたデザインです。
これは結構手間がかかるとのことで、70%以上がハンドメイドの7分仕立てとのことです。
そのせいか、つま先にメダリオンの飾りのある革で縫い合わせてある1枚革でない、ほぼ同じデザインのタイプよりもかなり価格が高いです。

普通このように足入れ部分が大きいと、踵の部分が浮きやすいのですが、この靴はそんなことはなくピタリときます。
1枚革でありながら、土踏まずの部分が押されるような心地よい履き心地でもあります。
しかも、個人的にトゥ部分(つま先部分)も私の足に合っていることもあり、履きやすいのです。

この靴は、以前は日本にも売っていましたが、定番カラーも含めて現在はラインナップにはなく注文受け付けのみ可能とのことです。
ちなみに、このライトブラウンは、フランスでも定番カラーでないので店頭にはなく、カラーオーダーしました。
単なるカラーオーダーのみで、サイズは他の定番の色で試着して決めます。
価格的にも約25%アップし約3か月かかるとのことでしたが、思わず注文してしまいました。
この時は3ヶ月後にフランスに行くとは限りませんでしたが、年に2回は旅行で行く?ので、いいやなんて思いました。
結局2000.1.にオーダーして、半年以上経過してやっとフランスに行って取ってきました。
半分お金を出して、残りは完成した時に払うことにしました。
免税措置も、場合によっては税関に物を見せる必要があるので完成して持って帰る時に書類を作成してくれて、手続きしました。



まだ慣らしの段階ですが、非常に履き心地がいいです。
インナーには、シリアルナンバーに加えてオーダーした客の名前が手書きで入ることも、何となくうれしいです。
日本価格は税込み110,250円ですが、フランスでは綿税込み価格が約50,000円(3,850フラン)でカラーオーダーできます。
ちなみに、定番カラーは、約40,000円(3,100フラン)です。

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