●J.M.ウェストンのストレートチップ
このストレートチップは、レースアップ(紐付き)のJ.M.ウェストンには珍しくシングルソールです。
トゥ(つま先)はややスクエア気味ですが、外羽根式でプレーンな極普通の感じが、非常に気に入っています。
パリで買って以来約5年たちましたが、本当にいい感じです(1995年頃購入)。
しかも、履き心地も足型に合っていて、最高です。
茶色の靴としては、ビジネス用の主役でして、使いまわしの利く靴です。
実は、久し振りに買ったウェストンでした。
U−チップのサイズ選びに失敗(結局手放した)してからちょっと立ち直れずに、5年もの間ウェストンの購入が中断していたのです(ちなみにその間はオールデンばかり買っていました)。
それなのになぜ買ったかと言うと、パリのサンジェルマンデュプレの近くのレンヌ店で、偶然ソルド(バーゲン)をやっていた中にこの靴があったからです(このような、プレーンなタイプはあまりソルドにはかかりません)。
確か、為替レートは1フラン=20〜21円位でしたが、1500フラン位で非常に安く感じたので、失敗してもいいので再挑戦しようと決めたのです。
結果としては、買って大正解でした。
トゥが狭くないので、小指に圧迫感がなく、シングルソールもソフトで独特の履き心地です。
これ以来、再び、ウェストンをまた買うようになりました。
そういう意味では、私にとっては記念すべき靴かもしれません。
トゥがややスクエア気味ですが、実際はプレーンな雰囲気です。
履いた感じもこの画像の印象そのもので、靴のおかげで着ているファッション全体が非常にお洒落に見えて最高です。
日本では、内羽根式のストレートチップはありますが、このような外羽根式のものは売っていません。
パリでも、あまり注意していませんでしたが、ショップによっては見かけなくなったように思います。
実は、あまり目立ちませんが、大雨に当たって黒みがトゥにまでちょっと染みこんでしまってもいます。
(この靴を買ったサンジェルマンデュプレのJ.M.ウェストン)
こじんまりしていますが、年輩の店員は非常に親切で、結構気に入っています。
サンジェルマンデュプレのあたりは、有名なカフェもあって洒落た感じでブランド品もまあまあ揃っていて、楽しめます。
遠くに見えるのは、モンパルナスタワーです。