●J.M.ウェストンのローファー

靴好きになるきっかけとなった、約10年前に買ったJ.M.ウェストンのローファーです。
銀座のシップス(旧店舗)にフラリと寄った時に、69,000円(現在75,000円)と当時の私には高かった(今でも)ですが、あまりの上質感に思わずボーナス一括払いで買ってしまいました。
当時のラインナップは足の幅のサイズDがほとんどでしたが、幸い自分にはジャストフィットのものがありました(一部Cもあったようです)。
非常にかたい感じがしていましたが、つま先が丸いこともあり、数ヶ月後には足にピッタリと吸い付くような感じになりました。
(この時はそう感じましたが、この後の経験ではJ.M.ウェストンとしては、ソフトな方と思います)
以来、中敷に足型がかっちりついていて、履き心地は最高の状態です。
年月と共に多少は傷がついていますが、色がちょっと薄くなってきた程度で、買った当時のクオリティをほぼ保っています。
大切には扱ってきましたが、買った当初の数年間は、うれしかったことと、他にこれったいった靴もなく、週末のプライベートにはほぼ毎回履いて酷使してきました。
当時は、まさか本当に10年履くとは思いませんでしたが、こうしていまだに現役で活躍しています。
この先、あと何十年も持つように、手入れをきちんとしつつ、履きつづけたいものです。



足の出し入れには必ずシューホーンを使っていますが、さすがにちょっと擦れてきているのがわかります。
この画像ではわかりませんが、踵部分もシミがあります。
しかしながら、10年たってもこの光沢ですし、基本的には傷みがほとんどないうえ、逆に何とも言えない風合いも出てきています。
もちろん、ブラッシングをすることはもちろんシューツリーを買った時から入れていますし、純正クリームを2〜3回毎に塗るなど手入れはしていますが、靴自体の基本的な造りがいいことがよくわかります。
ちなみに、オールソール交換を1回していますが、そろそろ2回目が必要になりつつあります。

シューツリーは、現在のものとはちょっと違って当時はこのようなタイプでした(手放したU−チップを買った時に無料で付いてきた銀座シップス15周年の物を利用)。

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