●鴨葱さんから届いたJ.M.ウェストンのウィングチップの画像です

鴨葱さんのご好意により、J.M.ウェストンのトリプルソールのウィングチップを紹介します。
新品と、10年物との比較、さらにはオールデンのウィスキーコードヴァンとの比較もあって、とても参考になります。
現在、この靴は日本では売っていませんが、J.M.ウェストンらしいフレンチテイストと耐久性の良さに溢れていると思います。
存在感は、オールデンに負けずとも劣りません。

※トゥの部分はかなり細いので、パリで購入する際には、芯のあるつま先は足に当たらないように、ただしタイトに、と慎重なフィッティングをする必要があると思います。

以下は鴨葱さんから届いたメールに、少しだけ加筆修正したものです。


最近よく履いている茶の靴、オールデンのAF21(ウィスキーコードヴァンのウィングチップ)やド・ゴールと比べると、シャープで直線的な形のように感じます。


10年選手の黒との比較です。ちょっとわかりにくいのですが、羽根の形状が違います。また羽根の周囲のパンチングの数も違います。全体のシェイプが違うのは小生の足に合わせて黒が変形しているからだと重います。特に小指の部分は伸びているのが明らかです。ライナーの色はまるで別物のようです。でもこの2足お店側の説明通り本当に同じ木型なのか?ちょっと疑問です。

左が10年選手の黒のソール、右は未使用の茶です。踵はラバーに張り替えてあります。また爪先は何度金具を替えたかわからないくらいです。でも本底は一度も張り替えていません。まだまだ行けそうです。最近は手持ちの靴が増えて自然と出番が減っているので、ひょっとしたら20年くらい持ってしまうかもしれません。


AF21と比較です。こうやって並べてみるとウェストンは垢抜けていてシックで地味派手、AF21は荒削りで履き方によっては野暮で派手派手、な感じがします。同じ明るい茶色のウィングチップでも似て非なるもの、どちらも固有の強烈な魅力があると思います。