●AUBERCYのトリプルソールウィングチップ

今年(2001年)の1月に、パリのショップで1/2メジャーと言われるパターンオーダー(完全なビスポークではなく、簡単なサイズ合わせと微調整をして、好きな靴と革を選ぶ簡易なオーダー)をしました。
フランスの靴雑誌「TREPOINTES」に載っていたこのトリプルソールのウィングチップの印象が目に焼き付いていたので、迷わずにこの靴にしました。
3ヵ月でできるとのことでしたが、さすがにタイムリーにパリに行くことはできずに、7月にバカンスのついでに取ってきました。
パリのショップで見た瞬間に、出来の良さに感動してしまいました。
トリプルソールなので当然派手ですが、内羽根式なのでとても上品な雰囲気に仕上がっています。
ダークブラウンの色調も、シックな印象でこの靴にとてもマッチしていました。
革は、しっとりとしたクラシカルな印象です。
革の耐久性はわかりませんが、足に馴染みやすそうです。

トリプルソールは初めてですが、それほど違和感なく履くことができました。
履き心地も、土踏まず部分にまで芯が入っていて心地良い密着感です。
さらには、厚めのソールにもかかわらず、意外なほど硬さはなく、足にフィットします。
もしかしたら、WIDTHはちょっぴり大きめなのかもしれませんが、あまり気になりません(履き込むとどうなるかは、わかりませんが)。

とにかく、AUBERCYは、日本に本格的には上陸していない最後の本格ブランドと思います。
1回目はサイズ調整などのためにパリに来て欲しいとのことでしたので、短期間にパリに2度行く予定がある方にはお勧めです。
2回目以降のオーダーは、メール・FAXなどで、日本にいても対応が可能とのことです。
さらには、リペアもフランスに送ったら可能とのことです(特別なリペアプランがあるとも言っていました)。


正面から見た迫力あるシルエット。内羽根式なので、上品です。アッパーの輝きも素晴らしいです。


トゥのアップです。3段のトリプルソールがよくわかります。普通の靴とは違いがわかるカッチリした印象です。

ソールに彫り込まれたロゴとソール側面にあるマーク。何となく、ベルルッティのソールに似ています(根拠なし)。