●ヨーロッパ旅行報告(2004.5.)

ゴールデンウィークに、ヨーロッパに行ったのは久し振りです。
雨の天気予報でしたが、実際にはほとんど雨に遭遇せず、カラッとした清々しい気候で、とても気持ち良かったです。
しかしながら、購入意欲はあまりわきませんでした(ルイ・ヴィトンのカフス・ボタンを買った程度です)。
ということで、本題に入ります。


・シャルル・ド・ゴール空港2−Eターミナル(大韓航空などが発着)
新しくできたターミナルですが、幻想的な眺めです。

フランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着したときには、靴を買う気分が高まっていました。
しかしながら、今回のヨーロッパ旅行では、靴の購入はありません。
帰国前日に行ったパリのベルルッティ本店で、出来上がったシュル・ムジュール(今回の旅行で唯一の購入予定靴)を試着したのですが、甲回りがほんの少しルーズに感じたので修正を依頼したからです。
既製靴でしたら、全く問題の無いレベルでしたが、シュル・ムジュールですので高いレベルを求めたわけです。
実際はインソールを入れる程度で解決するだろうとのことでしたが、日本に帰国する翌日午前中までには完成しないとのことで、次のフランス旅行予定の8月に再度ショップで試着することになりました。
8月は一定の時期を除いてショップ自体は営業しているものの、本来はシュル・ムジュールは休みとのことでしたが、特別にスケジュール調整しましょうとのことでした。
靴自体は、細身のトゥが特徴的で、イニシャルもさりげなく仕上げてあって、とても美しかったです。
細部のディテールも、個人的なオーダー通り、ハンドソーンウェルト製法(最終確認はできず)でしたし、シームレスに見えるようにヒールのステッチをサイド部分にする処理がなされているなど、満足できるものでした。
少々動揺してしまって、画像をうまく撮ることができず、公開できないのが残念です。
ベルルッティの既製靴では、チゼル・トゥのオルガVには心が魅かれましたが、何となく気分が盛り上がらず、購入には至りませんでした・・・。
いずれにしても、これで夏に再度パリに来る予定ができてしまいました。

ベルルッティ以外では、ライトブラウンの靴で何か気に入ったタイプがあったら買おうと考えていたのですが、見つかりませんでした。
ジョンロブ・パリでは、ライトブラウンの靴が少なかった中で、プレーントゥの”タマル”、Uーチップの”シャンボールド”、”ヴィンテージ2003”にはあったのですが、サイズがありませんでした。
個人的な経験では、ここ最近は、小さいサイズは品切れのことが多いようです。
スペシャルオーダーで、ある程度自由に受け付けてくれると言われましたが、現地でオーダーしてこれまで何度かうまくいっていないので、今回は見送ることにして、場合によっては帰国後にFAXでオーダーすることにしました。

次に、J.M.ウェストンでは、ニュー・クラシックラインでサイド・エラスティックタイプが気になりましたが、黒・スムースレザーとダークブラウン・スエードしかなく断念しました。
基本的に、J.M.ウェストンでは欲しい靴はほぼ買ってしまっているので、それ以外は買いたいとは思いませんでした。
ちなみに、シャンゼリゼ店とマドレーヌ店には、日本語のわかる女性店員がいました。

次に、コルテにも行きましたが、既製靴はまだあまり無く、シュル・ムジュール中心にやっているとのことでした。
実は、日本で実物を見て気に入った”アルカ”を買おうとの思いが相当強かったのですが、コミュニケーション不足からか何となく買う雰囲気にはなりませんでした・・・。

ということで、大変恐縮ですが、今回のレポートは旅行記になります。


●ニースにて

・ホテルから海を見た画像。とにかく、きれいでした。

ニースは、雨との天気予報で心配しましたが、滞在期間中はほとんど晴れていました。
いつものホテルにチェックインして、いつもの眺めを満喫すると、日常の喧騒を離れて、もう何もかも忘れてリフレッシュできました。
地図無しで街中を歩けるほどに慣れているので、何となく落ち着きます。
ただ、馴染みのシーフードショップの経営が変わっていたりして、少しずつ街中も変化していましたが。
いずれにしても、ニースは個人的に1年に1回は訪れたい街です。

・マルシェで見かけた野菜(ホワイト・アスパラガスが旬でした)


●ドイツにて

・ケルン大聖堂(大きくて全景を撮ることができませんでした)

次に、ドイツに行きました。
フランクフルトでのトランジットの経験しかなく、事実上の初めてのドイツ入国です。
メッヘングラッドバッハに滞在して、デュッセルドルフとケルンに行きました。
ドイツはとにかく緑が多く、鳥の囀る音が常に聞こえるなど全体的に静かで、ゆったりとできました。
華やかさはありませんが、カチッとしたドアの建付けなど、所々に質実剛健な雰囲気を垣間見れました。
ちなみに、デュッセルドルフは日本人が多く、繁華街の雰囲気は日本と比較しても違和感が無いほどでした。
さらには、ケルンは、有名な大聖堂には圧倒されました(大きすぎて、全体を撮ることはできませんでした)。
ただ、戦災で街中が破壊されたとのことで、大聖堂が見えない場所が多いなど街並みとの調和に何となく違和感を感じましたが・・・。
とにかく、何かと合理的で、日本から移り住んでも違和感が少ない国と感じました。

・ライン河。画像には写っていませんが、川辺ではのんびりと散歩している人がたくさんいました。


●パリにて

最後にパリに行きましたが、靴の用事以外は、オルセー美術館に行ったり、街中を散策してすごしました。
(オルセー美術館では、今回も4Fの印象派のフロアに一番乗りできましたが、既に学生の団体と模写している人がいました)
ただ、今回は、リュクサンブール公園近くのホテルではなく、サンジェルマン・デ・プレのほぼ中心にあるホテルに宿泊したこともあって、街中は人が多く騒がしくてゆったりとはできませんでした。
とはいっても、便利な場所なので、次回も宿泊候補ですが・・・。

・チュイルリー公園(真中遠くに見えるのが、コンコルド広場の塔。これを超えた向こうがシャンゼリゼ通り))


帰りのフライトは、エールフランス運営のコードシェア便でしたので、慣れているので安心できました(メインのホロホロ鳥のローストもまずまずでした)。
ちなみに、行きの大韓航空も飛行機内は清潔でしたし問題はありませんでした。
さらには、帰りは乗り継ぎまでかなり時間があったのですが、トランジットした韓国のインチョン空港のビジネスクラスのラウンジは新しくてきれいでしたし飲食物も豊富で快適でしたので、及第点です。
やはり、住んでいる新潟から発着できるのは移動が楽ですし便利です。