●フランス旅行報告(2004.12)

今年の年末年始も、4泊6日と短期間ですが、フランス旅行に行ってきました。
直前にスケジュールを短く変更しましたので、パリには数時間しかショッピングタイムがとれないなどの影響はありましたが、楽しんできました。
今回は、パリと南仏のカンヌ近くから内陸に入ったTerre Blancheに滞在しました。
パリに1泊、Terre Blancheに3泊しました。


パリのシャルル・ド・ゴール空港には、夕方に到着しました。
今回は、個人的に気に入っているパリ左岸ではなく、右岸のフランソワ1er通り近くのホテルに宿泊しました。
予約してあるベルルッティのシュール・ムジュールとジョンロブ・パリのマッタなどを、受け取った後にホテルへの持って行く移動時間を節約しようと考えました。。
さすがに、他ブランドのショッピングバックを持って、ショップに入る気はしません。
タクシーでホテルに着いたのは19:00頃ですので、ショップはほとんど閉まっています。
そして、シャンゼリゼのJ.M.ウェストンは20:00まで開いていることを思い出し、シャンゼリゼに繰り出しました。

・フランソワ1er通りのライトアップ。シャンゼリゼほど派手ではありませんが、綺麗でした。

いつもなら到着当日の夜にショップに行くことは無いのですが、翌日も時間的な余裕がないので、ホテルで顔を急いで洗ってからすぐにシャンゼリゼのウェストンに向かいました。
青山のショップでマイサイズが売り切れていた、チャッカーブーツ用のシューツリーを買うためです。
ちょうどチャッカーブーツを履いていたので、そのシューツリーを欲しい旨伝えると、「それはサイドゴアブーツと同じラストなので用意できる。飲み物を用意するので、待っていて下さい。」と言われ、カフェ(エスプレッソコーヒー)をいただきながら待ちました。
新経営者になり、飲み物サービスが加わったようです。
そして、シューツリーを2つ持ってきてくれたのですが、「ブーツ用よりもノーマルタイプの方が向いている」のでお勧めしたいとのことでした。
確かに、履き皺はノーマルタイプの方が伸びて綺麗になっていましたが、既に1つ余分に持っているのでブーツ用にしました。
フランスでチャッカーブーツを扱わないのかと聞いたところ、「日本ではラバーソールの靴の人気が高いようだが、フランスではそうでもないので扱わないと思う」とのことでした。

・ブーツ用のシューツリー。帰宅後にロゴの入った金属プレートの片方がはがれました・・・。


翌日、ベルルッティに行きました。
出来あがったシュール・ムジュールを受け取るためです。
ムッシュ パトリス・ロックは不在との連絡を事前に受け取っており、他の方に対応いただきました。
まずは、実物を見て、低めの甲とトゥシェイプのバランスが良く、スタイリッシュに感じましたので、第一印象はOKです。
そして、試着しましたら、今回はピッタリでした。
仮縫いの際には、トゥ部分が歩いて曲がる際にやや芯部分が当たり気味でしたが、解消されていました。
細部を見ても、シームレスに見えるヒール、ベベルドウェイスト、などが綺麗に仕上がっていました。
なお、11月に仮縫いをしてから急いで造ってくれたとのことで、シューツリーは別途になるとのことでした。
通常なら半年かかるところを急いで対応してくれたことに感謝すると共に、シューツリーを受け取るためにまたフランスに行く必要ができてしまいました。
詳細は、別途レポートします。

・かなりスタイリッシュに仕上がりました。入念に試着したために、早くも履き皺が出来ています。

そして、ジョンロブ・パリに行きました。
カラーオーダーしたライトブラウンのマッタを受け取るためです。
旧8695ラストでオーダーしたつもりだったですが、結果として新7000ラストのマッタUで出来あがってきたとのことで、とりあえずは試着してから対応を決めようと事前にやり取りをしていました。
実物を見て、とにかく華やかで美しいと気に入ってしまいました。
そして、試着すると、”シュポッ”と例の音が鳴って、ほぼタイトなジャストなフィッティングでした。
旧8695ラストよりも大きめのはずですが、トゥ部分にやや余裕がありいつも当たり気味の小指側面も問題ありません。
これから履きこまないとわかりませんが、私の足のサイズは旧8695ラストと7000ラストの同サイズで中間のようです・・・。
そして、支払い済みなので、ライトブラウンのクリームとワックスを買って、ショップを出ました。

シューツリー込みでカラー・オーダー価格が1122ユーロ(免税後は1010ユーロ=約140,000円)ですので、日本からスペシャルオーダー(約210,000円程度?)するよりはお得ですが、かなり内外価格差が小さくなっているように感じます。
※なお、直接やり取りする方法は、パリのショップなどで直接確認願います(オープンにはしません)。

・とにかく華やかな印象でした。色はアルディラと呼ばれるライトブラウンです。

そして、大急ぎで、マドレーヌのパラブーツに向かいました。
1足持っているストレートチップが雪でも、ほとんど問題無かったので、本格的な雪シーズン用にもう1足買っておこうと思ったからです。
ワクシーレザーと呼ばれるオイルドレザーとステッチの無いソールが、頑丈なノルベジアン製法で接合されており、完全防水ではないものの耐水性はとても強いのです。
ショップ内で、目に止まったアヴィニョンと呼ばれるUーチップを買うことにしました。
試着して、店員さんのお勧めのサイズにしました。
さらには、日本ではマイサイズが切れていた同素材で白ステッチのベルトも買いました。
あまり、時間的な余裕が無く、短時間でショップを出て、タクシーでホテルに戻りました。

・今回買ったアヴィニョンの画像。マットな質感のワクシーレザーと、ノルベジアン製法が特徴です。

今回は、パリの滞在時間が24時間にも足らず、大忙しでした。
当然ながら、オルセー美術館などにも行けませんでした。
いつも行く左岸のビストロにも、シーフードレストランにも寄れませんでした。
とはいえ、さすがはフランスだけあって、シャンゼリゼ界隈のレストランはどこもある程度混んでおり、偶然入ったオーベルニュ料理のビストロは素朴ながら美味しかったです。
短時間ですが、有意義でした。
ただ、次回は、もっとゆったりと滞在したいです。
そして、オルリー空港から、ニース・コードダジュール空港に向かいました。


昼過ぎに、オルリー空港を出発して、ニース・コートダジュール空港に到着後、レンタカーを借りてTerre Blancheに向かいました。
Terre Blancheはカンヌから高速道路経由で陸に向かって数十分のところにある、静かな町です。
オープンしたての某ホテルに滞在するのが目的です。
町のほとんどがこのホテルで成り立っているかのようでして、広大な敷地にホテルとビラがありました。
運良くアップグレードされて、ビラに滞在することができました。
1泊分の本来の料金は、ジョンロブ・パリのトップライン1足分位でしてビックリしました・・・
とにかく静かで、眺めも良く、ホテルのホスピタリティも気持ち良くて、ゆったりとすごせました。
3泊ですが、カンヌに出かけた以外はホテルでのんびりして、リフレッシュできました。

・ビラの庭から見た風景。とても綺麗でした。
 

・ぬるい温度に設定されたプール。さすがに誰も入っていませんでした。青い空も印象的です。

・今回唯一出かけたカンヌのクロワゼット大通り。右側に小さく海が見えます。
画像にはありませんが、左側には高級ホテルとブランドショップが並びます。


ということで、4泊6日の短い旅でしたが、リフレッシュできました。
明日への活力にしようと思います。