●フランス旅行報告−2(2003.9.)
(靴購入の話題はありません。次回以降になります。)
●2日目〜6日目(スローライフ・スローフード)
今回のニースでは、9月とはいえ、真夏ほどの暑さではないものの30℃弱の麗らかな気候に恵まれました。
今年のヨーロッパの夏は、かなり暑かったとのことですが、その名残を感じました。
それにしても、暑くても湿度が低いので、日陰で風がそよぐと涼しくて、とても心地良かったです。
こんな天候の中、何もしないで、海辺でゆっくりとすごしました。
朝は自然に目覚めたときに起きて、カフェでプチ・デジュネしてから海に繰り出して、本を読むなどしてすごしました。
昼は主に海辺のレストランで、夜はおなかが空いたらサレヤ広場のレストランとか海辺のレストランで食べて、ホテルに戻ってゆっくりとします。
さらには、マルシェ(市場)を眺めたり、街中を散策したりと、気の趣くままに散策もしました。
アルコールが弱いこともあって、オレンジを半分に切ってその場で絞ってくれるフレッシュ生ジュース(ジュ・ド・オラァーンジュ・プレセ)を何度飲んだことでしょうか。
・透き通っているニースの海。遠くには泳いでいる人も見えます。
・サレヤ広場のマルシェの一画にある香辛料を売っているお店。食料品なら何でも揃います。
●サン・ポール・ド・ヴァンスにて
3日目には、何となく以前から気になっていたサン・ポール・ド・ヴァンスに朝一番に行きました。
その昔サラセン人からの侵略に備えて高台に造られた街の一つで、今でも中世さながらの街並みが残っていて、芸術家たちに愛されているとのことを知って、一度は行ってみたいと思ったのです。
バスに乗って、街に近づくに連れて、山中の高台に街が広がる独特の風情に、心がどきどきしました。
実際に街中を散策すると、まさに中世さながらの街並みでして、その中に雑貨ショップとか、美術商などが、うまく溶けこんでいました。
海辺でなく山のコート・ダ・ジュールも、魅力的です。
そして、近くにあるマーグ財団の美術館に行って、帰りにヴァンスに寄って帰りました。
海岸よりも渋滞していなかったからかニースからバスで30分弱でして、昼過ぎにはニースに帰ることができました。
(ヴァンスは街も大きくて、何となく風情を感じず、マチスで有名なロザリオ教会にも行かずにニースに向けて出発してしまいました・・・。)
・まさに山頂に城壁に囲まれて造られたサン・ポール・ド・ヴァンス
・細い小道と石段で造られた中世さながらの街並みをそのままにしながら、各ショップが点在しています。
●パリに向けてニースを出発
とにかく、ニースでは気の趣くままに何もしない贅沢をじっくりと味わいました。
今流行の言葉ですが、「スローフード・スローライフ」がまさに当てはまるように感じます。
本も読まずに海だけを何時間も眺めていたり、食事にも特に夜は2時間近くかけますし、時間を全く気にしない毎日でした。
日本人には馴染めない方が多いようですが、レストランとかカフェでは、注文を取りにくるタイミングとか食事後の清算とか、とにかく時間がかかりますが、ギャルソン(店員)達のペースに合わせることが重要です。
(食事をするからには、何時間もかかることが当然の前提で、出発間際で時間に追われている時は、私もレストランなどにはまず行きません。)
とにかく、起きて食べて寝てと、ゆったりとした時間の流れを満喫しました。
5泊6日と短い時間ではありますが、何とかリフレッシュできました。
最後に余談ですが、エールフランスを利用してのパリに向けて出発するニース2空港が新しくなっていました。
空港のショップ内に、何とエルメスのショップもありました(パリのシャルル・ド・ゴール空港には以前からあります)。
掘り出し物はありませんでしたが、びっくりです。
ちなみに、ルイ・ヴィトンは、ニース市内には結構大きめなショップがありますが、空港にはありません。
・ニース2空港内にあるエルメス。時計などの宝石ショップも裏にあります。
そして、パリに向けて名残惜しいニースを出発しました。