フランス靴レポート

●フランスでの靴購入報告－３（２００２．７．）

パリ移動１日目の靴購入レポートを続けます。

●７日目

今回宿泊したサンジェルマン・デ・プレ界隈の画像。

右手に見えるカフェが、有名な「ドゥ・マゴ」。フランスでは珍しく禁煙席があるので、気に入っています。
この左手に小さく見える「ブラッスリー･リップ」を超えて通り沿いにちょっと進むとベルルッティがあります（画像では見えません）。

ヴァカンスを堪能したニースを昼過ぎに出発して、パリ近郊のオルリー空港に到着しました。
フランス国内フライトは、オルリー空港発着便の方が数が多いので、都合の良い時間に合わせるとオルリー空港に到着となりました。
タクシーに乗って、今回宿泊するサンジェルマン・デ・プレのホテルに向かいました。
荷物をホテルに置いて、まずは、メトロ（地下鉄）駅に向かう途中にあるベルルッティを入店はせずに軽くながめがら、シャンゼリゼにあるベルルッティに行きました。
その場では持って帰ることは出来ないパティーヌ（色付け）をする必要があるので、最初の靴ショップ巡りはベルルッティからスタートすることにしているのです。
新しいタトゥーなどがありましたが、私としてはグレインレザーのノルベジアン製法のＵーチップに目が集中しました。
ミディアムブラウン系にパティーヌされた何とも心惹かれる雰囲気に魅せられてしまったのです。
買うことにして、マイサイズを伝えると、「ここ（シャンゼリゼ）にはないが、サンジェルマン・デ・プレのショップにある」とのことでした。
ちなみに、シャンゼリゼのショップは、来週一杯、ヴァカンスで休みとのことでした。

イメージ通りのパティーヌ（色付け）に仕上がった、グレインレザーのＵチップ

ロングノーズの美しいシルエットに、このミディアムブラウン系のパティーヌは相性がとてもいいと思います。

そして、ショップを後にして、近くにあるジョンロブ・パリに行きました。
お目当ては、新７０００ラストの靴で、特にＵーチップのポートマンです。
飾ってある中では、ダークオークと呼ばれるダークブラウンが色艶といい、ノングノーズのデザインいい、一番気に入りました。
そして、買う前提で試着をお願いすると、サイズが無いとのことでした。
サンジェルマン・デ・プレだけでなく、ロンドンまで、在庫を確認してくれましたが、やはりサイズは無いとのことでした。
新７０００ラストでマイサイズがあるのは、マッタⅡとフィリップⅡとのことで、さすがに旧ラストの靴があるので、今回は断念しました。

次に、AUBERCYに行きました。
またしても、Xavierさんとは、会えませんでした。
しかも、英語が全く話せないマダムしか居なくて、コミュニケーションに少々苦労しました。
何とかフランス語でやり取りして、結局は、今日はまだ靴が出来ていなくて、金曜日に出来るとのことがわかりました。
今回は、パリに土曜日まで滞在する予定でよかったです。
そして、歩いて、マドレーヌ寺院近くのＪ．Ｍ．ウェストンに行きました。
フランスでは定番には無かったので前回来た時にカラーオーダーした、フッ素加工されたダークブラウンのロジェを受け取りました（日本では定番カラー）。
良く見ている靴なので、特に感動は無く、馴染みの店員もニューヨークに行っていて不在であることが事前にわかっていたので、靴だけ受け取ってすぐに店を出ました。

パリ１日目にゲットしたＪ．Ｍ．ウェストンのロジェ

このダークブラウンは、フランスでは定番ではないので、前回のフランス旅行でカラーオーダーしました。フッ素加工されているので、マットな風合いです。

そして、ホテルに靴を置いて、閉店間際でしたが何とか間に合わせて、近くにあるベルルッティに行きました。
今回は、サンジェルマン・デ・プレの便利な場所に宿泊して正解です。
もちろん、シャンゼリゼのショップで見た、クラブラインのグレインレザー・Ｕーチップでノルベジアン製法のタイプがお目当てです。
履くとスムースレザーと同じようなフィッティングでしたので、すぐに買うことを決めました。
シャンゼリゼ店で見たものと同じような感じのミディアムブラウンにパティーヌされたサンプルがあったので、口頭でイメージを伝えることもなく色合いの説明ができて助かりました。
「パティーヌの仕上がりは、２日後の夕方になるかいいか？」とのことで、今回はパリに居るので了承しました。
良く聞くと、私がパリに住んでいると最初は思ったようで、ツーリストの場合は以前と同様翌日でも可能かもしれません。
それにしても、通常でも２日後にパティーヌが出来上がるとは、日本とは違って、とても期間が短く感じます。
この時点で、予算を使い果たしてしまい、シュール・ムジュール（ビスポーク）をする気が、自然と無くなっていました・・・。

これにて、パリ初日は終了です。
さすがに、夕食は、シーフードではなく、普通のビストロでカレ・ダニョン（骨付き羊）のロースト中心の献立にしました。
これが、大きな塊でロゼにうまく焼けていて、とっても美味しかったです。

■１日目～２日目（靴の話題があります。）
■３日目～６日目（靴の話題はありません。）
■８日目～（靴の話題があります。）