●靴の買い方
靴の買い方は、雑誌や専門誌によく載っていますが、共通な答えはなく人それぞれで違うと思います。
何回か買って、自分に合った方法を見つけるしかないのかもしれません。
私の個人的な例を紹介しますが、絶対的な方法ではないのであくまで参考にして下さい。
ただし、海外の価格は事実です(別リンク)。
●買う前に
まずは、ビジネスに使うのか、プライベートに使うのか、両方ともに使うのかを考えます。
ビジネス用ならレースアップ(紐付き)、プライベート用ならスリッポン(紐無し)かブーツ、両用ならレースアップでつま先が丸みがあるタイプ・・・などなど、イメージが少しずつ固まってきます。
次にたくさん雑誌を見て参考にします。
(本当は、専門誌があればいいのですが、服装も含めたトータルコーディネイトの靴の専門誌が日本にはありません。)。
実際に履いているところをたくさん見る機会か方法があればいいのですが、ショップでは自分が靴を履いた姿しか確認できません。
疑似体験であってもトータルコーディネート(靴+服装)をたくさん見ることは、雑誌でしかできないのです。
なんでもいいと思いますが、MEN'S EXとかPenとかBRIOとか、自分のスタイルにあったものを数多く見ます。
なんとなく、このスタイルの靴がいいと決まってきます。
次にショップを数軒回って、イメージした靴を数多く見ます。
ここで、いろいろなスタイル・ブランドを見比べて、フィーリングが合ったものを覚えておきます。
できればライフスタイルに合うかどうか判断するために、試着もします。
当然、予算的な面も重要ですので、価格もチェックしておきます(必需品の純正シューツリーの価格もチェックします)。
その日は買わずに、たくさん見て回った後、家に帰って冷静に考えて、最終決断をします。
※海外で買う時も、出発前に、買う靴は決めてあることが多いです。
(もちろん、衝動買いをしたこともありますが・・・。)
●買う時間
私は、できるだけ、夕方に買いに行きます。
飛行機に長時間乗った後、スリッパから普段用の靴に履き替えた時にきつくて入りにくいと感じると思います。
飛行機の例ほどではないかもしれませんが、足は午後の方が膨張して大きくなっています。
個人的にちょっときつめのフィットが好きなので、きつすぎる靴を買ってしまうことのないように靴はなるべく夕方に買うようにしています。
本当は、午前中用と午後用の2足を買って、履きかえる余裕のある身分ですといいのですが、中々そうはいきません。
実は、2足目のJ.M.ウェストンとして購入したU−チップはきつすぎて唯一手放したのですが、午前中に買ったことも原因かもしれないと思い起こしています。
●試着
まずは、つま先部分に芯が入っているか確認します。
芯が入ったつま先部分は全く革が伸びないので、足の指先が当たっていると、馴染むことはありません。
足の指先が、芯のあるつま先部分に当たっていないか試着して歩いて試します。
左右で微妙に足のサイズは違うこともあり、両足分を履いて試着は十二分に納得のいくまでやります
つま先部分のどこまでが芯なのかはショップの店員に聞いて確認して下さい(答えられない店員はあまり信用できません)。
個人的には、つま先部分以外は少々きつめなフィットのサイズをセレクトします。
つま先以外では、踵が吸い付いてくるような靴が理想ですが、靴そのものの造りがいいだけではなく、自分の足に合っていないとそのようなフィット感は得られません。
ほかには、土踏まずの部分が押されるような感じですと、心地いいですし、履いていて疲れません。
ちなみに、靴下の種類の差でも、フィット感が十分に違うので、常用している靴下を履いていきます。
当然のことながら、足に合わないと感じた靴はどんなに形などが気に入っても、絶対に買ってはいけません。
私のように、手放すことになる可能性が高いですし、その靴の真価をわからないまま、悪い印象のみが残ってしまいます。
●購入
自分のスタイル・目的にあったベストな靴が見つかり、サイズと予算が合った場合に買います。
ちょっと位のシミはしょうがないと思いますが、傷がないかは一応チェックします。
さらには、ショップで靴の修理はしてくれるか(できれば純正品で)を確認して、OKならば購入です。
靴に合った(できれば純正品)シューツリーは、長く持たせるために絶対に買います。
持っていないメーカーの場合は、クリームも買います。
(私は靴のみを買ったことはなく、価格もシューツリー込みで常に意識しています。)
●そして、履きます
外にデビューさせる前に、デリケートクリームか純正のクリームを塗って、革に栄養を補給します。
家の中で、何回かは履いてちょっぴり馴染ませます。
そして、天気予報で晴れの日に、外でデビューさせます。
新しい靴を下ろした時は、いつも最高の気分です。
●現在の私のポリシー
靴をたくさん持つようになった現在でも、基本的な買い方は変わりません。
ただし、サイズと品質がよくわかっていて安心できるJ.M.ウェストンとオールデンなら、靴の種類が決まるとあまり悩まずに買えます。
結果として、J.M.ウェストンとオールデンばかりになっています。
特にJ.M.ウェストンは長さだけでなく幅が5サイズ(A,B,C,D,E)あって選べるので、たいていの方は、自分に合うサイズを見つけられると思います。
さらには、サイズなどがよくわかっているメーカは、かなり安く買える手段がありますので、興味がある方は次に進んで下さい。。
★海外通販と海外で安く買う方法(リンク)