山内 和弘(外野手 右投右打)

シーズン最多打点をあげた打者で、まだ選考されていないを探すと、山内和弘が出てきました。別当薫が’50のセパ分裂の初年に達成した105打点を更新する112打点をあげました。優勝した前年(’60)の余勢をかって、山内和弘・榎本喜八・田宮謙次郎のミサイル打線は猛威を振るいますが、エース小野正一がわずか17勝の投手陣は精彩を欠き、4位に終わりました。優勝監督西本幸雄の退団も原因のひとつだったかもしれません。

山内和弘は、’98バファローズのクラークに破られるまで、実に42年間シーズン二塁打記録(47本)の保持者でした。強打と快足を両立しなければできない記録です。

監督としては成功したとは言い難い山内和弘ですが、そのコーチとしての才能は高く評価されています。また、プロ野球OBクラブ等を通じて、いまでも野球の普及につくされています。「別当杯野球大会」にも顔を出されていますし、野球文化学會の会員でもあります。

 首位打者1回本塁打王2回 打点王4回

ニックネーム等 打撃の職人、かっぱえびせん  
選定理由 リーグ最多打点(’61〜’62) 112打点