ボビー・ローズ(内野手 右投右打)
’50、セパ分裂の一年目に藤村冨美男が作ったリーグ最多安打の記録を、’99ローズが実に50年ぶりに破りました。ローズは来日以来打率3割以下だったシーズンは’94の1シーズンのみの活躍。’98の優勝にも大きく貢献しました。さらに’99、134試合出場で153打点という記録を打ち立てます。これは小鶴誠についで通算2位ですが、’50がよく飛ぶ「ラビットボール」の時代であり、リーグ本塁打が’99と比べ100本以上も多かったこと思えば、ローズの勝負強さがよくわかります。もちろん、その前を打つバッターたちがよく打っているのはもちろんです。
活躍した外国人選手についておもうことがあります。いくら活躍しても辞めるときになると、「ダメ害人」扱いになることが実に多いです。本人の言動もさることながら、冷淡なマスコミ報道が多くの原因ではないでしょうか。「ローズが日本球界から去る」という噂が出たとき思いを新たにしました。偉大な選手に対しては、「去る時」にも相応の礼が必要です。球団やマスコミにもお願いしたい。レロン・リーが去る時の球団やマスコミの態度がいまでも心の傷です。
首位打者1回 打点王2回
ニックネーム等 | ||
選定理由 | 出場試合以上の打点(’99) | 134試合153打点 |