ブーマー・ウェルズ(内野手 右投右打)
’85〜’86の落合博満とランディ・バースの両リーグとも2年連続三冠王があったおかげで、すっかり影が薄くなってしまったのが、このブーマー・ウェルズの三冠王(’84)です。身長2mの巨体から豪快なバッティングは見ごたえがありました。128試合出場で130打点の「出場試合以上の打点」を達成しているのは、たた豪快なだけでなく、勝負強さも兼ね備えていたからでありましょう。
足は遅いですが、走塁に対しても積極的で、実働10年ですべての年度に盗塁を記録しているのもそのあらわれでしょう。そして、’85〜’86ゴールデングラブを獲得する好守もみせています。’84もゴールデングラブはオリオンズの山本功児(現マリーンズ監督)に及びませんでしたが、刺殺・併殺・守備率で上回っていました。
このような選手が、「阪急ブレーブス最後の優勝」に大きく貢献したことは、いまのブルーウェーブファンにも覚えていてほしいものです。球団にもこのことは切にお願いしたい。
首位打者2回 本塁打王1回 打点王4回
ニックネーム等 | ||
選定理由 | 出場試合以上の打点(’84) | 128試合130打点 |