荒巻 淳(投手 左投左打)

’50、26勝をあげ、同時に防御率2.06をあげ投手2冠に輝いたのが荒巻淳です。今では達成不可能と思われる26勝ですが、スタルヒンの42勝、真田重蔵の39勝と比べると、人間らしく(?)見えますね(笑)。

九州アマ野球界の雄だった別府星野組から、西本幸雄らとともに毎日オリオンズ結成とともにプロ野球入りします。当時「火の玉投手」の異名をもつ速球投手でした。

投手の守備においても高い評価を得ていました。このシーズンは、別当薫・戸倉勝城の強打と、勝率1〜4位を独占した強力投手陣(野村武史・荒巻淳・榎原好・佐藤平七)により、オリオンズが2位ホークスに15ゲーム差をつけ独走し、プロ加盟1年目にして優勝しました。

荒巻淳の2つめの選定理由は「防御率2位との差」です。下手投げの名投手 林義一に0.34の差をつけています。

最多勝1回 最優秀防御率1回

ニックネーム等 火の玉投手  
選定理由 リーグ最多勝(’50〜’55) 26勝
  防御率2位との差(’50〜’51) 0.34