捕手の評価

捕手のリードは、守備面において非常に大きい要素なのですが、それを表す的確な数字があるかというのは難しい問題です。

一回、まったく違ったアプローチから考えてみましょう。「同時代の人達が捕手としてどれ位の評価」を与えていたか?」です。

まず、ベストナインとダイヤモンドグラブを1点(ベストナインしかない年度は2点)オールスター出場を0.5点として合計します。そして、そこから、打撃の三冠タイトルをひきます。こうしてできたのが下表です。(’50以降5ポイント)

予想と異なり、捕手の三冠タイトル獲得者が少ない為、Aのポイントで並べたのと同じ結果です。こうしてみるとわかるのは、いくら実働期間が長かったとはいえ野村克也が圧倒的な評価を受けている点です。また、伊東勤・森昌彦とチームに恵まれてはいますが、評価が高いですね。古田はどれくらい順位をあげていくでしょうか?、

A=ベストナイン+ダイヤモンドグラブ+オールスター*0.5
B=三冠タイトル
C=A−B

野村 克也 50.0 16.0 34.0
伊東 27.5 0.0 27.5
昌彦 21.5 0.0 21.5
古田 敦也 17.0 1.0 16.0
田淵 幸一 12.5 1.0 11.5
大矢 明彦 11.5 0.0 11.5
藤尾 10.0 0.0 10.0
木俣 達彦 10.0 0.0 10.0
山倉 和博 10.0 0.0 10.0
10.0 0.0 10.0
達川 光男 9.5 0.0 9.5
広田 8.0 0.0 8.0
中尾 孝義 7.5 0.0 7.5
土井垣 7.0 0.0 7.0
田村 藤夫 6.5 0.0 6.5
野口 6.0 0.0 6.0
中沢 伸二 6.0 0.0 6.0
土井 5.5 0.0 5.5
西山 秀二 5.0 0.0 5.0
ルイス 5.0 0.0 5.0
中島 5.0 0.0 5.0