エースの条件

会議室でのTAKASHIさん提案の「新しい率」を、すこし数字を集めてみました。

率A:((1+0.5)/(防御率+0.5))*(投球回/チーム投球回)
率B:((チーム防御率+0.5)/(防御率+0.5))*(投球回/チーム投球回)
注)投球回は1/3は切り捨て、2/3は切り上げして計算しました。

セパ両リーグの防御率とセーブポイント上位の選手です。

率A 率B 防御率
野口 8.32 20.19 2.34
川上 6.45 15.66 2.57
伊藤 6.11 17.07 2.72
ミンチー 9.03 27.16 2.75
川尻 5.96 17.67 2.84
斉藤隆 5.13 13.64 2.94
加藤 5.06 15.22 2.99
川崎 7.06 19.71 3.04
斉藤雅 5.10 14.42 3.08
三浦 5.29 14.07 3.18
佐々木 6.02 16.00 0.64
3.05 7.39 1.48
リベラ 2.30 6.83 2.38
小林 3.02 9.10 2.87
槙原 2.29 6.47 3.74
     
金村 5.23 15.09 2.73
黒木 6.46 18.09 3.29
石井 4.73 13.11 3.29
西村 5.01 15.09 3.36
関根 5.22 15.06 3.36
西口 5.76 15.99 3.38
小宮山 6.17 17.27 3.57
武田 5.39 15.58 3.62
武藤 4.11 11.52 3.76
芝草 4.12 11.90 3.90
大塚 2.63 8.31 2.11
岡本 1.62 4.89 2.54
木田 2.37 7.15 4.62

うーん、防御率と投球回のバランスというのは、エースというものの評価になるかもしれません。球史を代表する名投手たちをみてみると

  率A 率B 防御率 備考
村山 13.43 25.61 0.98 戦後唯一の防御率零点台
稲尾 22.23 49.34 1.69 42勝
金田 23.57 56.56 1.30 弱小スワローズでの33勝
沢村 32.73 51.94 1.38 ’37春秋計での評価、39勝(全94試合で)

もしかすると、沢村賞を決めるのには、この数値が一番いいかもしれません。