小脳梗塞体験記(2003/04/18)

             またもや今度は脳梗塞で約1ヶ月程入院しました、前回の心筋梗塞と同様に

             ホームページに記載するのは恥ずかしく、ためらいましたが一人でも多くの人に

             見て戴き、参考にしていただければ幸いと思います。

                            1、朝ベットの上で・・・

                            2、待っている間に・・・

                            3、4日間のICU病室

                            4、大部屋での治療

                            5、こんな時めまい・・・

                            6、カテーテル血管造影

                            7、手術はできない・・・

                            8、若干の後遺症残る・・

1、4月18日朝いつもの様に目がさめ、ベットに寝たままいつもの様に両手を大きく上に上げ背伸びをした、途端

  に天井がぐるぐる回る、今まで経験したことがない酷いめまいと、吐気けが襲ってきた。

  この時は吐気は有ったがまだ吐かなかった)とても目を開けていられない状態で、辛くて汗びっしょり冷汗も

  出た、この様な状態になるのは、ただ事ではないと思い女房に救急車を呼ぶように頼む、時間は良く覚えて

  ないが酷かったのは1分少々くらいと思う。

  丁度朝の7時ごろ救急車を呼べば隣近所に迷惑、また心配をかけると思いちゅうちょしていた、そうこうしてい

  る間に、めまいも吐気けもおさまり、ベットから起き寝巻き姿で居間に行く普段なら朝食を食べ7時30分ごろ

  には車で家をでるところであったが、朝食の食欲もなく後頭部が何となく痛かったのと、いままで経験したこと

  のない状況から心筋梗塞で通院している病院に電話をして状況を話す、ニトロ(緊急時に血管を広げる薬)を

  服用(舌の下に置いて飲み込まない)して良いか確認する、状況を聞いた病院では、ニトロは飲まないで直ぐ

  救急車かタクシーで病院に来るように言われる、直ぐに身支度をして通りまで女房と歩いて行きタクシーで

  病院に行く。

2、病院は朝9時から診察の為、緊急用入口で声をかけて下さいと言うことで、声をかけ緊急用の待合室に案内

  された、その際一足早く緊急車で来た患者を優先するので一寸待って下さいと言われ暫く待つ。

  待っていたら2人目の緊急患者が輸送されてくる、またもや待つ、暫らく待っていたが声がかからない為、女

  房に聞いて貰う、すると一般外来の一番で診察するように手配したとの話・・・やはり救急車で来るべきで

  あった。

  一般外来の診察は朝9時からのためソファーに座って待つ、しかし待っている間にまたもや具合が悪くなり、看

  護婦を呼んでもらう、看護婦さんは私の状態を見て直ぐ車椅子を持ってくる、待合室から車椅子に乗り処置室

  に行く、吐気が今度は酷く嘔吐してしまう。

  外来の診察室まで行くことができない為、処置室のベットに横になって先生が来るのを待つ先生が来て、今ま

  での状況を話す。

  右向きで横になっていると目まいは治まり、少しでも左に向こうとすると目まいがする、先生が人指し指を私の

  目の前4〜50cmにかざし指の先を見て下さいと言う、しかし少しでも左を向くと私目は左右にケイレンしたよう

  に動き、目まいを起こす。

3、MRI検査と他に幾つか検査を行い、4日間ICU病室での治療となる、腕には幾つもの点滴が透与され私はひ

  たすら右を向いたまま過ごす、右の耳も車で高い山に登った時のようにツーンとして、唾を飲み込んで見たが

  変わらなかった、2〜3日は点滴だけで食事はなかった、4〜5日経った頃よりゆっくりと顔を左に向けて見る。

  最初は右向きから正面まで次は左向きまでと顔をゆっくり動かして見たが、目まいは軽くわずか2〜3秒で治

  まる、徐々にではあるが正面や左を向いたままで過ごすことができるようになる。

  ICU室治療のなかで、カプセルの中に入り2Kまで酸素圧力を上げる治療があった、徐々に酸素圧力を上げる

  カプセルの中の声は先生がスイッチ押して話すとスピーカーから聞こえる構造になっていた、圧力が1.5K位

  になると耳の鼓膜が痛くなる、例えると飛行機で気圧の高い所を飛んでいるのと同じ状態、耳がツーンと

  痛くなる。

  先生が鼻をつまんで口を閉じ耳から空気を抜くように指示をした、また口を大きく開けたり唾を飲込んだり

  いろいろ指示に従がって見たが、私には全然効果があらわれず、耳は痛い状態のままであった。

  I.5K〜2Kまで圧力が上がらない内に、また気分が悪くなり先生に気分が悪いと言った、しかし先生に聞こえ

  ずカプセルの中から手でドンドンと叩いた。

  先生が気がつき、直ぐ会話ようのスイッチを入れる、私が気分が悪くなったことを伝えると直ぐに加圧を中断

  する、圧力が下がるまで大分時間がかかったような気がした。(一気に圧力を下げると危険と思われた)その

  際私は、またカプセルの中で嘔吐いてしまった。

  通常なら高圧酸素治療を何日か行う予定であったが、私はその後高圧酸素治療は一切行わなかった、4日間

  のICU治療室中、自分でも日に日に良くなるのが分かるようにに思えた。

4、ICU治療室から大部屋治療室に移ったが、まだベットから降りる事は許可されませんでした、大部屋治療に

  なると直ぐリハビリが始まる、リハビリと言ってもベットの上で足の軽い運動とか、顔を左右にゆっくり動かす程

  度、急な動きをすると相変わらず酷い目まいがした。

  10日頃から車椅子を押してもらいリハビリやトイレに行けるようになる、15日位から歩行機を使ってトイレや

  リハビリにも行けるようになる、私の場合は幸いにも手足の麻痺はなく、ただ目まいと頭が何時もボヤーとした

  感じでした。

  リハビリを受けていて片手片足が全然動かない患者さんが、頭に包帯をして未だ手術をして何日も経って

  ないと思われる患者さんが、先生にリハビリは未だ早いのでは・・・?と聞いていた人がいました。

  先生はリハビリは早ければ早い程良いと言ってました、確かに、リハビリを受けていて数日前までは全然

  動かなかった手足が、動くようになった患者さんを見て私はなるほどと思った。

  杖も突かずに、汗をかく位元気良く病室の廊下を歩いていた同室の患者さんの話を聞いても、やはり最初は

  全然動かないし、言葉もしゃべれなかったと話していました。

  私がリハビリで主に行った内容は次の通りです。

  1、自転車こぎ  2、主に足の運動  3、直線の上を歩くバランス運動  4、後ろ向きに歩く運動

  5、ボールの受け渡し  6、大きくS字に歩く運動  7、お手玉を左右に大きく移動させる運動

  8、階段の上り下り  9、馬状態で右手左足をあげるバランス運動  10、その他

5、歩行機も4〜5日で取れ、はた目には何処が悪いのか・・?と思われる位になる、しかし次の動作をした時

  に酷い目まいがした、それも体をゆっくりと動かせば何れも問題なく、健康のつもりで体を早く動かすとなって

  しまう。

  1、寝ていて無意識で行う寝返り

  2、椅子に座った状態で膝より頭を下げた時

  3、顔を洗う時(健康の時と同じスピードで頭を動かす)

  4、顔を洗い、うがいをした時

  何れの目まいも入院中は暫く続き、退院するまで30日かかった全てが良くなったのは退院する2〜3日前で

  あった。

6、入院して20日前後、担当の先生からナース室で夕方6時に話がある、と言うことで女房と二人でナース室に

  行く、先生はMRIで撮影した写真を見せながら、今回の脳梗塞は右側小脳の梗塞で不幸中の幸いと言って

  良い位で、悪いと手足の麻痺や意識障害になると言ってました。

  写真を見ると素人でも解るくらいに、右側後頭部が白くボケて写っていました、先生の話しは退院は近いと

  思うがこのまま退院してもかまわないが、MRI撮影の写真だけでは血管が狭くなっている部分の詳細は解ら

  ない、できれば足付根の動脈からカテーテルを後頭部付近まで通し、血管造影してどの場所のどの血管がど

  れくらい細くなっているか、把握していたほうが自分でも今後また具合が悪くなった場合の対応に役立つし、病

  院でもその場合の対応に役立つ、と言うことでカテーテル血管造影を進められる。

  私は治療中でも右腕からの血管造影は行ったので、足付根からでもそれ程変わらないのではと思う。しかし

  先生は詰まっている付近までカテーテルを通すので、もっと詳細が解かると言う。

  実は心臓の時より頭の方が一寸恐かった、先生は80才位年をとっている人はカテーテルを断る人がいるが

  いる、また余り進めないと言う、私も今後のことを思いカテーテル血管造影を行ってもらうことにする。

  実際の血管造影は何てことなく終わったが、先生方の会話の中でこれ以上カテーテルを入れるのは危険と

  言う話が聞こえ、どうなるかと思った。

7、退院も決まった4〜5日前先生より最後の話がある、と言うことで女房とナース室に行く先生は先日行った

  血管造影の写真を見せながら話す、今回詰まった場所は細くなってはいるが現在は流れている、また別の

  血管からもバイパスされているので、このまま維持していくしかないと言う。

  頭には前2本後2本の動脈があり、何れも細くなっており血管造影でも良く写ってないと言う、私は何れの血

  管がどの位の%で詰まっているのか訪ねて見たが、%では言えない位と言う・・・?また詰まっているところ

  をカテーテル治療(風船を細くなっている血管に通し膨らませる)やバイパス手術ができないか訪ねたが

  非常に危険で不可能と言ってました、思っていたより他の血管も細くなっている話しを聞いてショックで憂鬱

  でした。

8、退院後1周間は家で職場復帰の為の体ならしをして、2週間目から職場復帰をする、しかし

  車で会社に行かず電車通勤をする、(目まいと言うことで安全の為)今まで電車通勤はした

  ことがない為、かえってストレスが溜まってしまいました、3週目からは車通勤をする。

 と言っても、外回りの仕事がある為車は必需品、退院して1週間は頭がボヤーとしてましたが

 現在は殆ど問題はありません、ただ脳梗塞の影響か左手と左の顔が若干ではあるが変である

 左手は力仕事をした後の気だるさ、左の顔はクモの巣が付いているような感じがする。

 大分体の調子も良くこのままの状態を維持していくには、塩分はの少ない食事をすること病院

 での1日に採る塩分は7gでカロリーも1日1600カロリーでした。

 退院してからは会社へはお弁当を持って行く、外食は味が濃く体のことを考えるとお弁当が

 一番いいと思う、科学調味料は使わずかつお節でダシを採り、塩分は食材に入っている程度

 で使ってもほんの少し、酢・からし・ワサビ・コショウ等で味を作っています、また水分は可能

 な限り多く飲んだ方が良いと聞き、昼は勿論のこと夜は寝る前にも飲んでから寝るようにして

 います。

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 もう少ししたら、また山登りでも行たいな〜草の匂い、鳥のさえずり、山の緑、川のせせらぎ

 美しい自然・・・さあ!!ウォーキング頑張らなくちゃ。