油彩「鎌倉の春」の制作過程をご紹介します! (^O^)/



 ラフな下塗り
濃淡を置く

『下塗り(1回)』
『中塗り(1〜3回)』
『仕上げ(1〜2回)』
大体油彩はこんなペースになります。
まずは、鉛筆と薄い色でおおまかに濃淡をつける「下塗り」です。私がよく言う’オーラ’は、下塗りか中塗り1回目で仕込みます


今回、下塗りを記録し忘れちゃいました・・・。
今度ほかの作品で適当な写真があったらUPしますね。

 中塗り1回目
色の塊を置く

これは少し「中塗り」が始まったところ。私的には「中塗り」とは下地が透けない濃さで絵の具を重ねることを指しています。
後から修正出来ない、後方の広い色彩(背景)を完成し、その他の部分は、いくつかのテーマカラーをペインティングナイフや太筆で大まかに置き、濃淡のバランスをとります。あとの方で明るい色が入るので、この時点では画面はやや暗めです。
山の輪郭と桜に見え隠れするエンジ色や桃色、水の合間に覗く紺色、これが仕込まれたオーラ。
混色したくないところは、表面が乾くまでいったん数日のお休みを入れます。

 中塗り2回目
形が現れて明るく
色の塊から、対象の質感や形状を意識した混色を柔らかめの筆で置いていきます。色数が増え、全体的に賑やかに明るく、ところどころアクセントやハイライトも加わります。
まだこの時は右手前に何を描くか決まってませんでした。元になった写真では真っ黒な葉っぱの影なので、想像で描かなくてはならなかったのです。困ったらサインにでもしようと、とりあえず適当な色が置いてあります。
うまくいくかどうかはこのあたりが分かれ道。この絵もも中塗り1回目までは、最後まで描き切れる自信さえなかった〜。

 中塗り3回目&仕上げ
完成
手前にあるものに色を重ねていきます。いつの間にか右手前が桜になってます(笑)。空間の処理に苦労してますね。細部の「仕上げ」は、必要十分な量を加えるために、眺めてはちょっと描き込むの繰り返し、極細筆の出番です
サインの色は左の朱の幕(旗の後ろ)に呼応して、また画面を少し引き締める意味もあって、朱色を選びました。サインは作品のイメージによって変えてます。画面の調和を乱すのが最もイヤなので、場合によっては入れないこともあります。
この作品はココでいったん完成として、展覧会に出品されました。

 修正
本当の完成・・・
講評等いろいろな意見を聞いた後、自分でも直した方がいいと思ったものについては、また手を加えました。水ヤスリを使って凹凸を消し、空に静けさを。水面のタッチと重複し、画面がうるさくなっていたからです。色も部分的に平坦に塗り直しました。それと左の木の枝を細く。あとは山の稜線、桜の奥行き、桜の幹、明るい緑に手を加えてます。

こんな感じで〜F10号くらいまでは、最短では筆入れ3日、1回の筆入れは1〜4時間くらいかな。私は描くことよりも、描けるところまで心の中でモチーフを熟成させるのに結構時間がかかります。


 額合わせ
おでかけ仕様に変身!
この絵には朱色〜赤茶系が似合うと思ったので、「小鳥たちの窓」で買った、赤茶に金引き・直線模様の、ちょっと和の香りの漂う額を合わせました。鎌倉八幡らしい雰囲気になったでしょ?