サンタと天使と君と・・・vol.1

サンタクロースの絵本があります。イギリスの
レーモンド・ブリッグスという絵本作家の作品です。
寒がり屋のサンタと云う題名の絵本なのですが、みなさん
ご存じでしょうか？この絵本の中に描かれているサンタは
普通のおじいさんみたいで、とても身近に感じます。

天気予報をラジオで聴いたり、そりを自分で押して出したり
トナカイをそりにつないだりと、いかにもサンタがクリスマスに
向けて準備をしている様子が描かれています。

そして、クリスマスになると身支度を整えて、例の赤と白の
衣装を着てそりに乗って大空に舞い上がって行くのです。

そして、プレゼントを届けるとき、「煙突なんてなけりゃ～良いのに」
とかぼやいているのです。おなかがすいて屋根の上にそりを止め
トナカイをそりから外して、トナカイと共にお弁当を食べたり
しています。その時に、ラジオの天気予報で天気が悪いと聞き
「ちぇっ」と舌打ちをしているサンタがいたりします。

プレゼントを届け終わるのは夜明けで、朝日をうけながら
そして、居眠りしながら、そりに乗って帰って行くのです。

その後はサンタの家に帰り、お風呂に入って、お酒を飲みながら
食事をするのです。食後にはケーキを食べて、暖炉の前の
ソファーに座りくつろいでいるうちに、寝てしまいました。

絵がメインで、台詞はほんの少しだけです。大人でも
楽しめる素敵な絵本です。日本画板はストーりーの説明まで
ついているので、あまりおすすめ出来ません。是非輸入版を
探して見て下さい。

さむがりやのサンタ　/　Father Christmas
RAYMOND - BRIGGS