花藤：ちょうちんの製作工程

カケ糸のちょうちん製作工程	グル巻ちょうちんの製作工程
①竹ヒゴを削る提灯の大きさに合わせた長さの竹ヒゴを輪にした時の段差をなくす為に竹ヒゴの先端を削る。	①型を組む上下の「あみだ」と呼ばれる歯車に八枚の型を組む。型は提灯の種類や大きさによって異なり、枚数も変わる。
②竹ヒゴを巻く和紙を使って竹ヒゴを輪にしていく。その際、輪の大きさを調整できるように工夫してある。	②ヒゴを巻く上下の型に口輪をつけてヒゴを型の目に沿ってらせん状にかけていく。
③竹ヒゴをためす竹ヒゴに均一な丸みをつけるために束にしてしごく。	③糸をかける巻いたヒゴに糸をかける。上下はしっかりと固定し、緩まないように糸を張る。
④型を組む上下の「あみだ」と呼ばれる歯車に八枚の型を組む。型は提灯の種類や大きさによって異なり、枚数も変わる。	④糊をつける糊の濃度によっても仕上がりが変わるため、糊刷毛を使って均一につける必要がある。
⑤ヒゴをかける丸めた竹ヒゴを型の目に合わせて1本づつかけていく。②のつなぎ目が同じ位置にくるようにする。	⑤紙を貼る型に合わせて紙がずれないように刷毛で貼る。
⑥糸をかける竹ヒゴに糸をかけていく。グル巻と違いすべてのヒゴに糸をかける。提灯の仕上がりに影響する熟練の作業。	⑥余分な紙を切る型に沿って貼った紙の余分な部分をヒゴや紙の重なる部分に注意して切り落とす。
⑦糊をつける糊の濃度によっても仕上がりが変わるため、糊刷毛を使って多すぎず、少なすぎず、丁寧に適量を均一につける必要がある。	⑦肩の部分を貼る肩の部分は切り込みを入れ、ヒゴの間に紙の余裕が出るように（いせ込み）貼る。
⑧紙を貼る型に合わせて紙がずれないように貼る。大きい提灯は何枚かに分けて貼る。	⑧二枚目を貼る片側を貼り終わったら二枚目を貼る。つなぎ目はなるべく浅くする。
⑨型をはずす自然乾燥により糊を乾かしたらあみだをはずし、型を抜く。	⑨型をはずす自然乾燥により糊が乾いたら、あみだをはずし、型を抜く。
⑩畳む竹ヒゴの間に筋を入れながら折りたたんでいく。	⑩畳むヒゴ目に沿って畳む。何度も畳む事によりきれいな蛇腹の火袋が出来る。
⑪完成まとい型提灯上記の肯定で作成した火袋に文字を描き入れ、仕立てて完成。	⑪完成永弓張型提灯上記の肯定で製作した火袋に文字を描き入れ、仕立てて完成。

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