オシロスコープ「CO-3K」と「CO-50」のカタログ

1950年代から1960年代にかけてのトリオ（現ケンウッド）の普及型オシロスコープ（同期掃引方式）は、

5インチ（130mm）ブラウン管（5U-P1）の

「CO-130」

3インチ（75mm）ブラウン管（3K-P1）の

「CO-75」

2インチ（50mm）ブラウン管（50HB1）の

「CO-50」

の三機種があった。
　その後「CO-75」はモデルチェンジとして「CO-3K」となり、3インチ・オシロスコープのベストセラーになった。
　また、トリガ掃引方式を採用した5インチ（130mm）ブラウン管の「CO-505S」、「CO-502S」と、3インチ（75mm）ブラウン管の「CO-301S」も別シリーズで存在したが非常に高価だった。

　同時期に販売されていた当時最小のオシロスコープ「CO-50」、ブラウン管は2インチ（50mm）の50HB1、オシロスコープとして実用になる最小口径だった。
　6AU6、6U8、12AU7、6X4 （二本）の真空管で構成され、垂直増幅器の周波数特性が上限で100kc(-3dB)までしかなかったので専らオーディオ帯域の波形観測に使われた。

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