陰極線式テレビジョン
長島躬行 著 共立社 定価--円
昭和12年10月22日 初版発行
目次 (B5 70ページ)
第1章 緒言 第2章 受像用ブラウン管 1 ブラウン管の原理 2 磁気レンズ(電磁コイル)を有する真空型ブラウン管 3 主レンズ(陽極レンズ) 4 予備レンズ(グリッドレンズ) 5 ブラウン管 6 テレビジョン用ブラウン管s 第3章 送像用陰極線管 1 電子像管及び暗視用陰極線管 2 二次電子低倍管 3 電子光学的変換を利用したテレビジョン送像用陰極線管 4 アイコノスコープ 5 テコスコープ 第4章 テレビジョン送像機及送信機 1 テレビジョン放送周波数 2 周波数割当 3 連続走査と飛越走査 4 同期シグナル 5 送像及送信機 第5章 受像機及受信機 1 受信器 2 大衆観覧用照明用受像機
共立社の「電子工学講座」シリーズの一冊です。ブラウン管が考案されてから約40年後、この静電偏向型のブラウン管を何とか受像管にする為の考察があり、続いて撮像用のアイコノスコープ、テコスコープについての詳細な解説をしています。総じてテレビジョンの送像から受像至るまでの概略がこれ一冊で理解できる様に思えます。