オシログラフの理論と取扱極線オシログラフ

木谷芳一 著  電気書院 定価200円

昭和29年7月10日 初版発行
昭和36年1月10日 第1版第7刷発行

目次 (B5 111ページ)

第1章 オシログラフの概要
第2章 電磁型オシログラフ
第3章 静電オシロログラフ
第4章 ブラウン管オシログラフ
第5章 単掃引高速度ブラウン管オシログラフ
第6章 回転ドラム型ブラウン管長時間記録装置
第7章 その他のオシログラフ
第8章 オシログラフの使用手順
索引

「オシログラフ」とタイトルにある様に、本文に於いても類書と異なる部分も多く見受けます。「電磁型オシログラフ」から始まり「静電オシログラフ」の説明を経て「ブラウン管オシログラフ」へ辿り付く感じです。本文は全八章からなり「ブラウン管オシログラフ」はそのうちの一章に過ぎず、波形観測にはブラウン管を用いた電子式の外にこの様なものがあるとの認識を新たにする意味で、この本の存在価値があると思われます。
なお、ブラウン管オシログラフの章でナショナルのオシロスコープ CT-75 が引用され、国産オシロスコープがこの時代に存在していた事が分かる。