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×10
MAGスイッチを押すと、波形が水平方向に10倍拡大されます。(もう一度押すと元へ戻ります)
通常、水平方向への波形の拡大は掃引時間を速くすることで行っていますが、×10
MAGは「掃引拡大」と呼ばれ、水平増幅器の増幅度をワンタッチで10倍にすることで簡単に実現しています。
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この時、掃引時間はSWEEP
TIME/DIVスイッチの設定値の0.1倍(例えば、10
ms/DIV→1
ms/DIV)と掃引時間が一桁速くなります。したがって、波形はスクリーンの中央部を基点に左右方向へ10倍拡大されることになります。
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このスイッチを押すと波形はスクリーンの中央部を基点に左右方向へ10倍拡大されます。
(再度押すと元に戻ります)
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ただし、この×10
MAGは掃引回路のノコギリ波の周期を速くしているわけではなく、水平増幅器の増幅度を一時的に10倍しているため、波形の両端に近い部分(スクリーンから飛び出しHORIZONTAL
POSITIONノブを回さないと見えません)は水平増幅器の直線性がよくないと歪みを生じやすく、さらに波形の輝度が暗くなる欠点があります。
波形の立ち上がり部分(開始部分)を拡大して見るのであれば、SWEEP
TIME/DIVスイッチを右に回し掃引時間を速くして見るほうがベターです。
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