スクリーンに表示されている波形の振幅を連続的に加減するノブです。
VOLTS/DIVスイッチでは段階的にしか表示波形の振幅を調節できませんが、このノブを回すことによりVOLTS/DIVスイッチの隣り合ったレンジ間の電圧をカバーします。


VOLTS/DIVスイッチを回して波形の振幅を大きめ(6 div〜8 div)になるレンジにセットし、次に、その横にあるこのノブを回して波形の振幅を任意の大きさ(1 div〜8 div)に調節します。(VARIABLEノブがVOLTS/DIVスイッチと同軸(2軸)になっている機種もあります)

このノブを右に回すと表示波形の振幅は大きくなり、左に回すと小さくなります。

このノブを右に回しきった状態を「CAL」と言い、この位置にある時にVOLTS/DIVスイッチの値は校正された値(パネル表示と同じ)になります。
「CAL」はcalibration(目盛を定める)の意味で、オシロスコープではキャリ(校正)と呼び、パネルにも“CAL”の文字が必ず表示されています。

通常、波形を観測するだけなら[CAL]を無視しても構いませんが、波形の電圧値を求める場合には、必ず[CAL]の位置にVARIABLEノブを固定します。そして、VOLTS/DIVスイッチだけで波形の振幅が最大になるレンジに切り替えなければ正しい値は求められません。

VARIABLEノブはCH1用とCH2用と二つあり、それぞれが全く同じ機能をします。

なお、X-Yモード測定の時には、

  • CH1 VARIABLEノブ → Y軸(垂直方向)
  • CH2 VARIABLEノブ → X軸(水平方向)

の入力感度微調整に、それぞれ機能が変わります。

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