方形波やパルス波をスクリーンで見ると、どちらも定規で引いたような直線的な形をしています。しかし、水平方向に拡大して見てみると、直角に立ち上がる(あるいは立ち下がる)ように見えていた部分も、傾斜していることがわかります。
方形波やパルス波を取り扱う場合に、この立上り時間(あるいは立下り時間)やパルス幅などの扱いがたいへん重要になってきます。正弦波のように、振幅や周期を測るだけでは不十分です。測定前に、このような波形独自の重要なポイントを知っておく必要があります。
方形波やパルス波と言っても、実際には斜線部分あり、曲線部分ありの波形で、下図は波形の各部分をどのように定義しているかを示しています。