■ 謙虚さ
ナアマンはエリシャの家まで来ましたが、救いを受け取らずに帰ろうとします。勇士としてのプライドが、素直に救いを受け取ることを邪魔したのです。
しかし、家臣がそれを諫めました。ナアマンもその忠告を聞き入れ、ヨルダン川に行き、み言葉通りに七度身を浸しました。その時、ナアマンに神の救いが訪れ、彼は癒され、清くなりました。
救いに至る道で大切なのは謙虚さです。奴隷の小娘の話を信じたナアマン。敵国の王に頭を垂れるナアマン。家臣たちの忠告を聞いて反省したナアマン。そして、彼はみ言葉に従って沐浴するために、大勇士の栄光に輝く軍服や刀剣を脱ぎ捨て、その下に隠されていた醜い皮膚病をさらけ出しました。
彼は大勇士のプライドを脱ぎ捨てた「裸の人間」になって、ヨルダンの濁った水の中に身を浸したのです。
■ 裸になって救いを求める
謙虚になるとは、裸の人間になることです。人は自分をよく見せようとしたり、他人を悪く言ったりして、自分の弱さや醜さを覆い隠そうとします。しかし、このように自分を誤魔化せば誤魔化すほど、強がれば強がるほど、「神様、助けて下さい!」と素直に祈れない人間になってしまうのです。
神様は、あなたの病める部分、醜い部分を憐れみ、癒し、救おうとして下さる優しいお方です。神の救いを信頼し、裸の人間となって、自分の弱く、醜く、問題に満ちた姿を神様にさらけ出し、「神様、助けて下さい!」と言える素直な心を持って神様に近づきましょう。
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