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お前たちの先祖は、わたしにどんなおちどがあったので遠く離れて言ったのか。
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旧約聖書『エレミヤ書』2章5節
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■ 私の恵みはあなたに十分である
「私にどんなおちどがあったのか」と、神様は尋ねておられます。
神様におちどはありません! 神様の恵みはいつも十分であり、私たちに対する御心や御業は万全なものです。この少しの破れもない、完全な神の祝福の中に、イエス様は私たちを招き入れてくださったのです。
■ 神様の恵みを捨ててしまう人間
それにも関わらず、人が感謝もなく、賛美もなく、喜びもなく生きているのはどうしてでしょうか。神様に足りないところがあるのではありません。人が自分で神様の恵みを捨て去っているからなのです。
■ 呆気にとられる神様
真実をもって、イスラエルに恵みを注ぎ続けた神様は、その頑なさに呆気にとられて、こう言っておられます。
「一体、どこの国が神々を取り替えたことがあろうか。
しかも神でないものと。
ところが、わが民はおのが栄光を助けにならぬものと取り替えた。
天よ、驚け、このことを。
大いに震えおののけ。」(エレミヤ2:11ー12)
さらに、こんな馬鹿なことがあっていいのかと、神様は人間の愚かさに驚いておられるのです。
「まことに、わが民は二つの悪を行った。
生ける水の源であるわたしを捨てて、無用の水溜めを掘った。
水をためることのできない壊れた水溜めを。」(エレミヤ2:13)
■ しっかりと恵みを受け取ろう
みなさん、神様におちどはありません。神の恵みは十分なのです。しかし、わたしたちは、信仰をもって、それをちゃんと受け取っているでしょうか。依り頼まない者が、どうして神様の力強さを知ることができるでしょうか。宝物を土の中に埋めてしまうものに、どうして宝を用いることができるでしょうか。
神様の恵みは十分なのですから、私たちの信仰も十分でなければなりません。 |
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聖書 新共同訳: |
(c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible
Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
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