じっとこらえていると

ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。

新約聖書『ルカによる福音書』9章32節

 祈りには訓練が必要

 神様から豊かに頂くことのできる祈り、人々に与えることのできる祈り、そのような天からの賜物を受け取ることのできる祈りをするためには、訓練も必要です。

 主と共に祈っているとき、ペトロとその仲間たちは、ひたすら眠気と格闘していました。 それは、祈りの時間が、弟子たちにとって苦痛だったということです。

 あなたも、祈ろうとする度に眠気に襲われることはないでしょうか?
 祈りが心のこもらない退屈な儀式に終わってしまうことがないでしょうか?
 祈りの言葉が空しく響くときがないでしょうか?

 じっとこらえていると・・・

 しかし、その眠気や退屈さをじっとこらえてなんとか祈り続けていると、突然、彼らの目が開けたのです。彼らは、まばゆいほどの栄光に輝くイエス様の御姿を見たのです。このとき、彼らの眠気はいっぺんにふきとんでしまったにちがいありません。

 あなたも心の目が開かれるまで、じっとこらえて祈り続ける必要があります。祈りによって、神様の生き生きとしたご臨在の中に入り、豊かに受け取る者となるためには、眠気や、退屈をこらえて、長い間、じっと祈り続けなければならないのです。

 きっと栄光を見る

 イエス様の栄光をみたペテロも、あなたと同じように、眠気と戦いながら祈る人間でした。ですから、あなたも彼のようにじっとこらえて祈るならば、イエス様のすばらしさを見ることができる者になるに違いありません。
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