■ 受け入れられない夢
婚約した女性が覚えのない子を身ごもっていたらどうするでしょうか? 夢に、天使が現れたらどうするでしょうか? 彼女を身ごもらせたのは男ではなく、神であるという話を、あなたは喜んで信じることができるでしょうか? しかも、生まれる子は神の子であり、救い主であるという話だったらどうでしょうか?
ともかく、夢から覚めたヨセフの頭の中は、非常な混乱をきたしていたに違いありません。 処女懐妊! 天使の御告げ! 神の子の誕生! 救い主の到来! 次から次へと起こるこの一連の不思議を、いったい、どのように判断したら良いのか…
聖書にはこういう言葉もあります。
「自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです」
イエス・キリストの誕生の次第とは、まさにそういう事柄でした。自然の人では決して理解できないこと、真に受けられないことだったのです。
■ 夢から覚めると
しかし、ヨセフはこれらの出来事を、自然の人としてではなく、信仰者としてすべて受け入れました。
「眠りから覚めると・・・」
信仰者としての目覚めによって、ヨセフは、主の天使が命じたとおり妻を迎え入れ、生まれた子にイエスと名付けました。
これらのことを、「神の霊に属する事柄」として理解し、信じ、 神の恵みとして受けれいたのです。
■ 信仰が必要
神の愛、神の恵み、神の力、神の知恵であるイエス様を受け入れるためには、必ず霊的な事柄を受け入れるための「信仰」という器が必要です。この器がなければ、たとえ神様があなたの人生にイエス様を与えようとしていても、それを受け入れることができないのです。信仰が必要なのです!
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