■ 一生懸命にやったけれども・・・
弟子たちは一晩中働いたにもかかわらず、まったく成果をあげることができませんでした。
確かにそういう日があります。現実は厳しいのです。みなさんのこの一年の歩みはいかがでありましたでしょうか。「苦労ばかりだった」「何に得られなかった」と、弟子達のように現実の厳しさに落胆してはおられませんでしょうか。
■ もう一度、やってみなさい
しかし、主は落胆する弟子達に言われます。「もう一度、沖に漕ぎ出しなさい」そして、弟子たちはとまどいながらも、こう答えました。「お言葉ですから、そうしてみましょう」その結果、彼らは驚くべき収穫を手にすることができたのでした。
しかし、それは弟子たちが夜通し働いた結果ではありません。どんなに苦労しても何もできなかったという厳然たる現実があるにも関わらず、イエス様の御言葉に従ってみようと信仰を働かせた結果だったのです。
■ 信仰とは希望を持つこと
信仰とは希望を持つことです。しかも、イエス様に対する希望を持つことです。自分がどうであるとか、世の中がどうであるという現実にもかかわらず、イエス様を信じたその希望が、弟子たちを再び沖に漕ぎ出せたのです。
■ 希望を持って新しい年を迎えよう
一年が終わり、また一年が始まろうとしています。みなさんは新しい年を歩み出す準備ができていましょうか。どうぞ、「夜通し苦労しましたが、何もありませんでした」という落胆のままお正月を迎えることがありませんように。イエス様のお言葉をもう一度信仰をもって聞き、「お言葉ですから、もう一度、沖に漕ぎ出してみましょう」という希望をもって、お正月を迎えていただきたいと思うのです。
みなさんの新しい年に祝福がありますように。
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