休止符

「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」

新約聖書『マルコによる福音書』6章31節

人生は賛美!

 私たちの人生が、イエス様に作曲された美しい讃美歌であると、想像してみるのは楽しいことです。私たちの歩みの一歩一歩が、その讃美歌を奏でているのです。しかも、多くの兄弟姉妹たちと共演しているのだと思うと、その楽しさは倍増します。イエス様が作曲家なら、聖霊さまは指揮者ということなるでしょうか。

 人生は神への賛美! 最後まで演奏し終わったとき、それはどんな讃美歌になっているのでしょうか。神さまは満足して下さるでしょうか。イエス様がお作りになってくださった曲ですから、私たちが楽譜と指揮者に忠実であるかぎり、きっと神さまは喜んで下さるに違いありません。途中で演奏を投げ出したりしないかぎり、多少の過ちは素晴らしい作曲者と素晴らしい指揮者によってカバーされることでしょう。

 休止符も音楽を作っている

 ところで、音楽には休止符があります。この休止符は演奏を休むのですが、実は、それも音楽をつくる大事な要素になっているのです。イエス様は、弟子たちに休息を命じられました。弟子たちが疲れきっていたというわけではなくても、全体として美しい讃美を捧げるためには、働きばかりではなく、休息も必要なのです。私たちの順調な歩みも、病いや、挫折や、さまざまな困難によって、余儀なく休止させられる事があります。しかし、それは終止符ではありません。休止符なのです!

 待つことも人生

 この休止符も、音楽をつくっているということを忘れてはなりません。再び指揮者のタクトが振られるのを、緊張しつつ待つのが、演奏者のなすべきことなのです。イエス様が作曲なさった讃美歌を、聖霊さまの指揮によって、私たちの人生が演奏している。神さまがそれを聞いて下さっている。なんと楽しいことでしょうか!

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