■ 家族との再会
生ける神が、ダビデの孤独を癒す友であり、どんな敵からも身を守ってくれる堅固な砦でした。ダビデはアドラムの洞窟に難を逃れた時、自分の立場は最悪であったにも関わらず、生ける神を確信し、神様に賛美を歌い、ふさわしい信頼をお捧したのです(詩編57編)。
すると、ダビデの身辺に次々と素晴らしいことが起こり始めました。誰でも、寂しい時、辛い時、神様の次にお会いしたいのは家族ではないでしょうか。その家族が、どこで聞きつけたのか、洞窟に隠れているダビデを訪ねてきてくれました。ダビデはどんなに喜び、心に力を得たことでしょうか。
「見よ、兄弟が共に座っている。 なんという恵み、なんという喜び!」
(詩編133:1)
■ 新しい仲間たちとの出会い
そればかりではありません。困窮している者、負債のある者、サウルに不満を持つ者たちが、次々とダビデを慕って洞窟に集まってきました。
今まで、ダビデは外にいる人たちはすべて敵ばかりであると思っていたかもしれません。しかし、そうではなかったのです。神様は、ちゃんとダビデの味方となる人たちを備えていて下さいました。そして、なんとその数は400人にものぼったのです。
■ 新しい力を得たダビデ
自分の知恵や力でもがいている時、ダビデはますます窮地に追い込まれ、惨めさを味わうだけでした。しかし、ダビデの状況は一変しました。
「主に望みを置く人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。」(イザヤ40:31)
自分の知恵や力に破れ、主に依り頼む信仰に立ち帰ったとき、神からの力がダビデに新しい力を与えたのです。
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