<<バレンタイン殺人事件簿編>>



1.とある日の午後

 突然のゲーム参加依頼があったのは、とある土曜日の午後であった・・・。前日よりの寒波が大阪府某所に襲来する中、AXELは兵舎の居間にある足暖房器具(通称コタツ)のなかで温々と某「四角社」の「最後の幻想物語第8弾」を日本茶をすすりつつ堪能していたが、平穏な一時を破ったのは一本の電話であった。至福の時間を邪魔されたAXELは内心腹立たしく思いながらも電話にでると、武器商店「生き残り屋」を根城にするチーム「インターセプター」のKネマキ軍曹であった・・・

軍曹 : 「AXELぅ〜、明日のゲームの人数が足らんから参加してよ〜」
AXEL : 「え?でも明日は嫁さんとバレンタインの買い物が・・・」
    : 「そんなん言わんと何とかしてくれ〜」
    : 「でもでも・・・」
    : 「な〜頼むわぁ」
    : 「・・・・ハイ(男泣き)」
    : 「ホンマに!!じゃぁロキにも伝いといて」ガシャ


所属する部隊は異なるといえども上官からの命令は絶対である。AXELは背後に突き刺さるような視線を感じながら参加の意を告げたのであった。早速我が家の軍事顧問兼、作戦参謀に参戦の意を告げ開戦日当日の予定であった軍備拡張(実は軍服を新調したのだよ、フッフッフッ・・・)のための買い出しの予定を繰り上げるように提案したのであった「忙しいから勝手に行ってきて!!」の冷ややかな一言により、急遽戦友であるロキ氏と共に某武器商店へと買い出しに走ることになった・・・・。
 某武器商店への道中、ロキ氏に明日の作戦参加への同意を求めたのであったが、

ロキ氏: 「イヤ!明日予定入ってるもん」
AXEL : 「えへへ、旦那もスミにおけやせんねぇ」
ロキ氏: 「違うって、ツレと買い物」
AXEL : 「そんなことは無いでげしょ」
ロキ氏: 「ホントなんだよ〜 (T_T)」


とつれなく断られてしまった。仕方がないので明日は一人で参加することにしようかと考えている内に目的地に到着した。ここの店主は無愛想なことで有名で、機嫌の悪いときにうっかり声をかけようものなら「今日は小売りはせぇへんでぇ、悪いんか?」と言われてしまうため、内心ビクビクしながらも愛想良く「こんにちわ〜」などと言いながら店内へと潜入して行く。

 カウンターに座っていた女人兵に今回の訪問の意を告げ、何とか迷彩のLサイズは無いかと尋ねてみると店内で商品の梱包作業を行っていた店主に何やらモソモソと耳打ちをしていたが、どうやら現在商品切れであったようだ。ここまで来て何も買わないのは何とも空しいので他の戦闘服を物色していると、唯一Lサイズで在庫が残されていたアーバンカモが目に入った。もともと他人と同じような装備を装着するのに少なからぬ抵抗を感じていたAXELは(誰じゃぁ?ひねくれ者と言っているのは)一目見てこのド派手な迷彩パターンを気に入ってしまった。ゴソゴソとシステマ製のなんとかかんとかというパーツと怪しげなメーカーのこれまた怪しいシリンダを物色していたロキ氏に迷彩服の購入の意志があることを告げ、意見を求めてみると

「こんなん目立ちすぎるやろ・・・やめとき」

と期待を裏切らない回答を返してきた。
・・・・即購入した。

2.寒中お見舞い申し上げます

 開戦前日の夜更かしがたたってか、朝目が覚めたのは軍曹の到着する1秒前であった。布団を飛び出した瞬間に呼び鈴が鳴ったので非常に焦ったのであったが、何とか準備を済ませて軍事裁判にかけられることなく銃殺刑も免れて、出発できた時にはホッと胸をなで下ろした。

 あまりの気温の低さに何となく嫌な予感がしつつも何とか集合時間に遅れることもなく目的地に到着したのであったが、駐車場には誰も来ていなかった・・・。集合時間には若干の余裕があったので「まぁ、すぐに集まってくるだろう」と沸き上がる不安をごまかしつつ時間をつぶしていたのだが、時間を過ぎても車1台来ないではないか・・・。急いで「生き残り屋」の店長に連絡を取ってみたのだが、集合場所に向かっているところなので待機とのこと、タバコをふかしつつ待機していると1台の軍用車が駐車場へ突入してきた。軍用車より降り立った店長に事の次第を確認してみると、どうやら永楽チームのメンバーに欠員が多数発生していたため、本日は不参加であることが判明した。

 集まった来ていた人数は6名、通常40名程度の人数でゲームを行う広大なフィールドで6人は少なすぎる・・・。AXELの様に極端に方向感覚の鈍い人間にとっては参加者の少ない広大なフィールドでゲームすることは致命的な結果(小野田さん攻撃)を生み出すことは明白であったので、恐る恐る上官に「今日は(気温も参加人数も)寒いですし、店に帰って遊びましょうよ〜」と提案したのだが、なぜかやる気満々の店長は「今日はゲームやるで!!」と聞く耳を持たず、いそいそと戦闘準備を進めだした。仕方がないのでAXELも昨日購入したばかりの迷彩服を着込み、フィールド脇のセーフティーゾーンへと移動したのだが、はっきり言って寒かった。しかも眠い・・・。これはアンブッシュなどかけようものなら、居眠りイコール凍死する事は必至であったため、フィールド内を走り回る作戦にでることにした・・・のだが、なれないフィールドで動き回る事は当然迷子になる危険性が非常に高いのでどうしたものか途方に暮れてしまった。

 あれこれ考えている内に集まった兵士の準備も整ったので、一発ゲームをやろうということになり、ワサワサと移動を始めたところで駐車場の方が騒がしかったのでチラッと覗いてみると戦友であるナガータ氏が4名の同士を伴って応援に駆けつけてくれたではないか。地獄に仏とはこのことである。結局ゲームはナガータ氏のチーム(+途中参加の方1名)対生き残り勢の合計12名で行うこととなった。(人数がそれなりに多ければ動きのあるゲームになるから眠くならないし、何と言っても敵のいる方に進めば取り敢えず迷子は避けられるもんネ〜)

3.やっとゲームレポート!?

 「3.2.1.スタート!!」

 緊張した空気の中、やっとの事でゲームスタートである。ゲームレポートと言うからにはサバゲの風景も一応書いていないとまずいのであるが、AXELのレポートはいつもゲームに突入するまでが長いのである。そんなことは気にしてはいけない。ゲームまでの準備時間や当日の休憩時間の方がおいしいネタが転がっていることの方が多いので仕方のないことである。

 午前中の2ゲームでは1ダウン、4ヒット、ノーフラグゲットと戦績はあまり芳しくなかったので昼休み中はふて寝を決め込んでいた。午後からは気温も上昇し、天気も良くなってきていたので非常に幸せな気分で午睡を楽しんでいたのであったが、目覚めると辺りに誰もいなくなっていた。焦ってキョロキョロと周りを見回していると、
「お〜い、ゲーム始まるでぇ〜」
と遠くの方から声が聞こえてきた。どうやら爆睡しすぎて寝過ごしてしまったようである。(起こしてくれればいいのに)とぶつくさ言いながらスタート地点に移動してゲーム開始となったのだが、いまいち寝起きのためか動きが鈍い。ドタドタと稜線伝いに進軍していると(グキッ)っと足首をひねってしまった。「はうぅぅ」とその場に寝転がり足が痛かったのでヘコヘコと匍匐前進をしているとフルオート射撃をしこたま喰らってしまった。

 仕方がないので死体置き場からゲームの様子を見ていたのだが、店長と敵のスナイパーがスナイピング合戦を繰り広げていた。片方が撃ったらもう片方も、というように交互に撃ち合ってどちらが先にヒットするかを競っていたのだが、なかなか思ったように当たらないらしく、見ていて非常に楽しかった。ちなみにその時は敵方のスナイパーの方に軍配があがったようであった。後でセーフティーゾーンで2人の話を聞いていると、どうやらとんでもない銃で撃ち合っていたらしく(APS-2 0.25弾で130m/s以上、0.43弾使用)、間違っても撃ち合いに巻き込まれくないと思った。

 「次こそ活躍するぞ!!」と気合いを入れてスタートしたのだが、ガサガサと斜面を上っている所を撃たれて死んだ。開始2分後のことであった。あまりの悔しさに死体置き場に帰って寝転がり、枕代わりのジャンパーを濡らした。どうも今回はあまり良いところが無いようである。仕方がないので今までの最前線に立つアタッカー的なスタイルから、中段防御メ
インのディフェンダーにスタイルを変えてみることにしよう。

 次のゲームのスタート前にKネマキ軍曹にその旨を報告すると、軍曹もどうやら作戦に参加するとのことであった。スタートと同時にフィールドの中段まで一気に突撃し、攻め上ってくるアタッカー部隊に対してアンブッシュをかけようと、カモシカのごとく猛ダッシュしていると、後ろの方から「AXELぅ〜、まだ行くのぉ〜?」と軍曹の声が聞こえてきた。構わずダッシュしていると、いつの間にか軍曹とはぐれてしまっていた。どうやら途中で脱落してしまったようである。一瞬
「?もしかしてまた迷子になったのか?」
と思いながらも適当なところで寝転がり、敵軍の様子を伺っていたのであるが、一向に動く気配がない。ミッション中の迷子は軍法会議の上銃殺刑と決まっていたので恐ろしさのあまり、我が家のフェレットがエサを盗み食いしたのがばれて恐怖のあまり失禁しそうな顔で家具の隙間に潜り込んでモソモソと逃げ回る時ような変な仕草でヘコヘコとブッシュの中を進んでいるとあちこちから「パキッ、パキッ」と小枝の折れる音が聞こえてきた。辺りの様子をうかがっていると、どうやら敵軍の進行ルートのど真ん中にでてきてしまったようだった。音の出所と気配からして3名以上の敵がAXELの周りにいるよていたのだが、今敵兵士に存在がばれてしまうと全身にまったりとBB弾の雨が降ることは火を見るより明らかであったので「私は落ち葉、私は落ち葉・・・」と念仏のようにモゴモゴと唱えていると、敵兵士の一人が目の前に現れた。かなり近くに突然現れたので全身の毛穴から不健康な汗が噴き出したのだが、幸いにして敵兵士はこちらに気付かず匍匐を続けている。AXELからは敵兵士のゴーグルをかけただけの無防備な顔面が見えていただけなので照準を合わせながらも、剥き出しの顔面にAV女優のようにしこたまシャワーを浴びせかけられるのはいくら何でも気の毒な気がしたので、銃を構えてゆっくりと近づきながら小声でフリーズコールをした。敵兵士はビクッと反応して辺りを窺っているが、自分がフリーズされたとは思わなかったようだ、仕方がないのでもう少し近づいてフリーズコールをかけて、相手からも確認できるように銃口を向けて体をさらして「動くと顔面を蜂の巣にしちゃうよ」と声を出して警告したのだが、あろう事か銃口をこちらに向けて攻撃しようとしているではないか。たとえ敵兵士といえども怪我をさせてはならないという親切心で、発砲を控えていたのであるが、そのような態度で返されては情余地はない!!銃のセレクターをセミからフルオートに切り替えて湯気がでるほどBB弾をお見舞いして差し上げた。が、そんなことをしていると当然他の敵兵士に発見されてしまい、ちょっと大人のレギュレーション(0.25弾で初速110m/s)のフルオート弾を至近距離からしこたま頂戴してしまった。

 死体置き場へトボトボと移動していると、自陣営の方から盛大に銃声が鳴り響き「お?防衛線が突破されたか?」と思っていると、大声で「味方や〜ん」と叫ぶ軍曹の声が聞こえた。どうやら味方撃ちが発生していたらしい。帰ってきた軍曹に事の真相を聞いてみるとこうだった。AXELとはぐれた後他方面の防衛を行っていたのだが、一旦自陣営に帰還し残った味方兵士と防衛ラインを再構築しようとしたところで味方から攻撃を受けて戦死したようであった。

4.バレンタイン殺人事件発生

 ここまでの個人成績はあまり覚えていない(都合の悪いことはさっさと忘れることにしているのだぁ!ハッハッハ・・・)。が、チームの成績としては生き残り軍が圧倒的に優勢であった。中でもKネマキ軍曹は、3回フラグ奪取を成功させるなど輝かしい成績を残していた。店長などに至っては、相変わらず敵兵士とスナイピング合戦を繰り広げているし、挙げ句の果てに「おまえら勝手にサバゲしといてな。こっちは一騎打ちするから」と言い出す始末である。何とまとまりのない集団であろうか。しかし、「個人が楽しむこと」が第一条件の我が軍勢においてはそのようなことは全然オッケーなのである。店長と敵兵士の収支バランスは敵兵士が優勢であったとここに記しておこう・・・。ちなみに本日サバゲデビューの新兵君もなかなかに奮闘してくれたようで、惜しくも奪取はならなかったものの2回もフラグ近辺まで肉薄していた様子で
あった。

 終盤戦にさしかかった頃、とあるゲームでいまいち戦績のあがらないAXELは相変わらず森の中をズリズリと匍匐前進していたのだが、スタート直後に敵の突撃部隊にフィールドの中盤まで攻め込まれ、味方陣営が苦境に立たされた場面に遭遇した。敵味方入り乱れての激しい銃撃戦の中AXELは何をしていたのかというと、やっぱり一人寂しく林の中をズリズリ移動していた(またかい、この日はこんなんばっかしや・・・(T_T) )。「みんな良いなぁ・・・。誰か相手してぇ〜」とばかりに銃声のする方に向かってガサガサと近寄っていったのだが、何と敵軍の側面に出くわしてしまったではないかぁ!?敵兵士たちは正面の生き残り軍勢に気を取られて全くこちらに気付いていない。しかもAXELの位置から見ると、無防備な横腹を晒している。と、突然兵士の1人がこちらに向かって走ってくるのが見えた。よし、まずは1人ゲッチューとばかりに走ってくる兵士が部隊から十分に離れるまで待つ・・・。ここで敵部隊に気付かれてしまっては水の泡である。慎重に敵兵士に照準を合わせていると突然物陰に身を隠してこちらの様子をうかがいだした。一瞬(気付かれたか?)と思ったのだが、敵兵士は頭を物陰から出してしきりにちを覗いていた。(動くなよ・・・)と口の中で唱えながらゴーグルに照準を合わせて、渾身の一撃をたたき込んだ。弾丸は標的を外さず吸い込まれるようにゴーグルにヒット。「カシーン!」という小気味の良い音が辺りに響く。「うわ!ヒット!!」潔い敵兵士のヒットコールが心地よい。しかも敵部隊は誰1人としてこちらに気付いた様子はない。

 これ以上ない程美味しすぎるシチュエーションをAXELのために用意してくれたサバゲの神様に足を向けて寝られないほど感謝しつつ(どっちに方角にサバゲの神様が居るかなどつっこまないように、だってAXELは方向オンチ)、残る敵部隊に向かってトリガーを絞る。

(ダララララ・・・・・)

3名の敵兵士の死に様を頭に思い浮かべながらゲヘッゲヘッとあっちの世界に片足を突っ込みながら人格が炸裂するほど、まったりとBB弾を打ち込んでやったのを確認して、トリガーにかかった指を緩めて何とかこちらの世界に帰ってきたのだったが、誰1人としてヒットコールをあげるものがいない。相手はどこから撃ってきているのか確認するためか辺りをキョロキョロと見回している。幸いこちらは発見されていなかったようなので再度トリガーに指をかけて引き絞り、300連マガジンがからになるほど打ち込んでみたのだが、またしても誰1人としてヒットコールを発する者はいなかった。「??弾が届いていないはずはないけど、ゾンビ??」かと考えたのであるが、そうこうしている内に敵兵に発見され集中砲火を浴びてしまった。「ウヒョゥ〜ワ〜」と訳の分からない叫び声をあげながらたまらず身を隠していたブッシュから飛び出して敵の死角に逃げ込んだ。

 そして角度を変えて敵兵士の真後ろまで回り込み、的を外す方がおかしいと思われる距離まで接近して必殺のフルオートをお見舞いしてあげたのであるが、2人の敵兵士は潔くヒットコールをあげてくれた。調子に乗って残る1人に照準を合わせてトリガーを引き絞ろうと良く見てみると、どうやら残った兵士は店長と一騎打ちを演じていたスナイパーの人であったので、フィールドの反対側まで聞こえる大声で
「逃げなくても大丈夫ですよ〜、店長との一騎打ちを続けてくださ〜い」
と叫んだのだが、気付かなかったのかどこかへ逃げていってしまった。一騎打ちに水を差してしまったので少々バツが悪かったが、仕方がないので再び敵陣へとフラフラと進軍することにした。

 何とかフラグの見える位置まで到着することの出来たAXELはフラグの空き缶を撃ち落とそうと空しい努力を続けていたのだがうまく当たらない。(うぬぅ〜)と思っていると突然、「ポヒュン、ポヒュン」と世にも恐ろしげな射撃音が聞こえてきた。「スナイパーか?」スナイパー相手に同じ場所に居続けることは死を意味することなので、射撃音の途切れたときに一気に移動して遮蔽物に身を隠して様子を窺うことにした。

 と、「今からカメラマンの方がフィールドに入りま〜す!盛大に撃ってあげて下さ〜い!!」という軍曹の声が聞こえてきた。
(お!?チャ〜ンス。退屈やからカメラマンでもイジメたろ・・・)
先ほどまでのフラグ奪取から一転、カメラマンいじめ(これが結構楽しい)モードに移行したAXELはカメラマンが近くを通過するのを息を潜めて待っていたのだが、果たして運良くすぐに出くわすことになった。(全然こっちに気付いてないし、今撃ったらビックリするやろな。ウヒヒヒ・・・)等と思いながらセミオートで1発脇腹辺りに打ち込んでみると案の定、「ウヒャッッッ!!」という奇妙な叫び声をあげながらカメラマンは昇天した・・・訳でなくAXELを撮影してくれた。何て良い人なんだろう・・・ごめんなさい、カメラマンの人。そして有り難う・・・。カメラマンの人が撮影してくれている間、AXELは調子に乗ってモソモソと銃を構えるポーズなどをとっていたのだが、撮影が終了したとたん「バシーッ!!」っと、スナイピングされてしまった。AXELがいつも愛用しているSWATベストの上から被弾したのだが、瞬間「アヘッ」っと息が止まるくらいの衝撃であった。どうやら撮影している間に敵兵士に居場所がバレバレだったようである・・・。う〜む・・・恐るべしカメラマンの呪い。しかも、死体置き場に帰って来てみて分かったことだが、AXELを狙撃したのは店長と死闘を繰り広げていたスナイパーの人だった。道理で痛いはずである・・・・。恐るべし、スナイパーの怨念、一騎打ちを邪魔したからなのであろうか?

 結局、この日も参加者の皆も怪我をすることもなく無事休日を満喫することができた。非常に喜ばしいことであると共に、サバゲの神様に感謝しつつ家路に着いた。無事兵舎に到着しモソモソと玄関をくぐると、

「あんたぁ〜、いつまで遊んでんの〜」

ボスッ、ドカッ、バキッ

と、怒り狂った嫁の鉄拳が大人のレギュレーション並みのジュール値で飛んできた。
「ぐは〜(パタン)

サバゲの神様はそれほど甘くはなかったようだ・・・・。




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