<<遅刻覚悟の出血大サービス>>



1.人生最大のイベント!!は置いといて・・・

 去る11月2日、AXELはオーストラリアにて結婚式という人生の一大イベントを済ませてきたのであるが、その際同国のゴールドコーストでシューティングレンジなるところに足を運び、実弾射撃を行うという貴重な経験をすることが出来た。

 メインディッシュである結婚式の話は置いといて(ここで話すと単なるのろけ話となるので今回は無しよ!)、その実弾射撃の感想を・・・今回使用した実弾は45口径、9mパラ、12番ゲージのショットシェルの3種類でそれぞれ、45口径はガバメント、9mパラは??(一見ベレッタ風のなんとかかんとかという銃、みずんが詳しい)とショットガン(これも??)を使用しての射撃訓練であった。  当初は12番ゲージの代わりに22口径の射撃を行う予定であったのだが(本来、実銃をぶっ放したことのないAXELと嫁は22口径の拳銃か何かで説明を受ける必要がある)こちらはあまり面白くないとのことでインストラクターの命により急遽22口径から12番ゲージに変更となった。ちなみにハンドガン
のレンジの長さは10mと短いような印象を受けたのであったが、実際的になる紙を所定の位置にセットしてみると意外に遠く感じた。

 まずAXELは45口径からの開始となったのであったが・・・感想の方は” 面白い!! ”の一言で、トリガーを絞る度に「ドン!!」という音(実際はイヤープロテクターをしているので「ポン!」と聞こえる)と共に銃が跳ね上がる感触は、以前愛用していた東京○イのデザートイーグルとは比較にならない程強烈であった。1マガジンを一気に打ち終えてチャカチャカと装弾する傍ら、隣で嫁が9mパラを撃っているのをふと見てみると・・・やはり当たっていない(というよりも的紙にも着弾していない)ようであった。見かねたインストラクターのお兄さんが「これ使います?」と持ってきてくれたのは、銃を固定する台座(よく似たのにビリヤードの補助棒がある)でそれを使ってみるとかなり着弾が安定し
たようであった。

次にAXELがチャレンジしたのは9mパラであったが(要は嫁の銃と交換)、こちらは先程のモノと比べると若干迫力に欠けた・・・射撃音も先程の「ドン!!」に比べて「パン!」(実際には「ペン!」と聞こえる)といった感触で、発射時のキックもさほど強烈なモノではなかった・・・が、その分グルーピングはよくまとまった。実際、扱いやすさの点からどちらが好みかと聞かれれば9mパラに軍配があがるであろう。で、一通り9mパラの感触を堪能して隣の嫁のいるレンジを覗いてみると、おぉ!!当たってる、9mパラより45口径の方がよく当たるとは・・・「どうせ補助台でも使ってるべぇ」と思って覗いてみると、補助台は使っていなかった(どうやら補助台の存在が彼女のプライドを傷つけたらしく、「次はいらない」とインストラクターの申し出を断ったとのことであった)。観光客の生まれて初めて実銃(しかもガバメント)を持った女性が安定してターゲットに着弾させるなど非常に珍しいことらしく、インストラクターのお兄さんが少々ビビッていたのが少しおかしかった。

 次は今までのレンジから移動してショットガンをぶっ放すことになった。こちらのレンジは30mでクレー射撃を行うことになったのであるが・・・初めて実銃を持った日におまけにショットガンなんて、しかも飛んでいくクレーに当たるわけねぇ〜などと思いながら一通りインストラクターの説明を聞いていたのだが、実際始まってみると意外に当たる!!射撃姿勢をとり「Pull!!」とインストラクターに合図すると、「シュッ」という感じでクレーが飛んでいくのであるが、慣れてくると2個同時に飛ばしてもらって「ズドドン!!」という感じで2個ともHITさせることも出来るようになる。で、調子に乗って2個のクレーを1発でHITするなどという事にもチャレンジしてみるがなかなかうまくいかない。なかなか2個のクレーの動線が重なり合わないのである。それでも何とか最後の2発は連続1発2個ゲットをし、気持ちよく射撃を終了した。続いて嫁がショットガンにチャレンジしたのであったが・・・身長が低く、手の短い彼女にとって銃を構えるのも少々厳しかったようだ(ストックを肩付けしてグリップに手が届かないらしい・・・)。その状態で2〜3度撃ってみたのであるが、撃つ度に反動で2〜3歩後ろに下がっては前進してを繰り返していた(しかし何故かクレーに命中)。で、12番ゲージを撃ってみた感想は・・非常に楽しい。「ズドカン」という発射音(実際にそう聞こえる)と共にかなり大きめの反動が来るのであるが、どれくらい強いかというとかなり前傾しての立ち状態の姿勢から2連発するとAXELでも思わず1歩下がってしまうくらい(ちなみにAXELは身長180cm、体重72kgでガタイはよいと言われる)の衝撃がくる。上半身をレンジの台に伏せても2射目で上体が起きあがるくらいである。身長150cm、体重4?kgの嫁では後方に押しやられるのは仕方のないことであろう。

 実弾射撃を堪能してシューティングレンジを後にしたのであるが、時刻も21:00時を少しまわったところであったので、地元のファーストフードに行き、少々遅めのディナーをしゃれ込んだのであったが・・・注文を済ませ、商品を受け取ってみると驚いた。デカイのである。冬眠開けの腹を空かせたヒグマでもこれほどの量は喰えんぞ!!直径が日本の○クドナルドや○ッテリアの倍以上で、高さが1.5倍もある巨大なハンバーガーとこれまた常識はずれなまでに大盛りのポテトに、日本のラージサイズの1.5倍ほどもあるコップを渡されて飲み物はおかわり自由・・・。根っからの日本人であるAXELは普段から外人を見ると「こいつら何食ったらこんなにデカくなるんや?」と不思議に思っていたのであ
るが、ここに来て初めて長年の謎が解けて少しばかり満足した。が、ハンバーガーを退治してポテトの半分まで到達したところで翌日の結婚式のことを考え「オーストラリアのお百姓さんゴメンナチャイ」したことは言うまでもない・・・。

2.久々の強行軍

 日本に帰ってきた翌週の金曜日(11/13)、行きつけのショップ「生き残り屋」さんで夜戦を開催するという情報を入手したAXELは、その翌日が自分の結婚披露宴であるにも関わらず強行参加することに決定した。とは言っても一人で参加するのはさすがに気が引けたので開始1時間程前に友人のCBRの人に連絡をし(実はこの人も翌日の披露宴に参加する予定)、「今日、何か生き残り屋で夜戦あるみたいやけど」の一声で道連れにした。「しめしめ、これで嫁に怒られるときの道連れができた・・・」と思いつつ軍用車で集合場所であるショップへと急いだ。

 店内でいつもの顔ぶれと他愛のない会話を楽しんでいたAXELであったが、集合時間の 10:00 時が近づくにつれ集まりつつある参加者の面々を品定め(当然、その中にはロキ上等兵、ネルフの人、みずんの3人も含まれる)しつつ、本日の戦術について「あ〜だ、こ〜だ」と思いを巡らせていたのであるが、参加者が全員集合し出発した頃には銀河系の遙か彼方にまで飛び去っていた。「個人がその日を目一杯楽しむ」事がモットーの遊撃隊においてはよほどの苦境に立たされることがなければ、チーム全体で連携した行動を要求される戦術など糞の役にも立たないモノなのだ、フフフ・・・。

 11:30 時、予定よりも少し遅れて戦闘が開始される。夜戦は久しぶりのAXELは、存分に夜戦の緊張感を堪能させていただいた。ゲーム内容は攻撃側、守備側に分かれての殲滅戦で、参加者は約10名程度であった。(ちなみにみずんはその日は見物)

 この日は折しも流星群の1週間前ということでゲーム中夜空を見上げると、流れる星に一瞬目を奪われることもたびたびあったが、幸い星に当たってヒットコール(の叫び)をあげる者は誰一人いなかった。

3.真のヒーローは遅れて現れる!!

 11月14日、前日の披露宴の疲れにも負けず我がホームフィールドである「どんずる坊」でのゲームに参加したのであったが、なにぶん前日の疲れから開始時刻から大幅に遅れての参加となった。今回の参加人数は約30名前後(生き残り屋常連組、ガミラスさん、ミートチョッパーズさん、ケツの青い鉄砲隊さん、リンクスさんetc)とみずんから聞かされていたので、今回も前日の披露宴の最中から密かに楽しみにしていたのだった。

 フィールドに到着したのが 11:00 時、集合から約2時間ブッチであった。遅刻者には容赦のない みずんの報復を恐れて脱糞寸前のフェレットのような悲壮な表情で駐車場に軍用車を停め、いそいそと着替えているとガミラスの女人兵さんが駐車場に戻ってきた。どうしたのかと訊ねてみると、電動ガンが故障したため予備の銃を車に取りに来たのだという。それならと、メンツの様子を聞くとどうやら「AXELは不参加らしい」という話になっているとのこと。

 これを聞いて悪魔の誘惑に耳を傾けない者などいようはずもない、悪戯大好きのAXELならばなおさらである。2時間の遅刻は張り付けの上銃殺と相場が決まっているので、「どうせ殺られるなら先手必勝!!ということでゲーム中にどこかに潜伏して殺戮を楽しんでやろう」ということで「こっそりゲームに参加大作戦」を敢行することにした。

 装備品を身につけフィールドに嬉々として向かったのであるがどうやら休憩時間中の様子であった。フィールドの真ん中の石灰岩の山に登りセーフティーゾーンの様子をうかがうと皆のんびりとマガジンにBB弾を詰めたり、銃の試射したりと好き勝手なことをしている。玩具を与えられた子供の純真な瞳のように澄み切ったAXELにはその光景は巣箱の中で身を寄せ合って幸せそうに眠っているロボロフスキーハムスターの様に映った。AXELはこのような幸せそうな奴らを不幸のドン底に叩き込むのがとても大好きだ。少々人格はひねくれているのかも知れない。人格破綻者と呼びたいのならそうするが良い〜!!ただし、クリスマス時期に町中を闊歩するカップルの大群を見て殺意を覚えた事のない諸君にのみその資格を与えよう!!!

 したがって先程の「こっそりゲームに参加大作戦」はAXELのフロッピー1枚分程度しかない記憶媒体の中から削除され、代わりの「死体置き場大混乱作戦」を遂行するように頭脳から全身に命令が行き渡るまで、ものの1秒もかからなかった。

 戦闘の合間ののんびりした時間を楽しむ みずんたちの顔を一人ずつスコープ越しに覗き込み、これから始まるであろう混乱ぶりを予想して危うく岩山から転げ落ちそうになるくらい大爆笑しそうになったが、下腹に力を入れて何とかこらえることに成功した。いくら何でも全く無防備なセーフティーゾーンにBB弾をしこたま打ち込むのは少々人の道から外れてしまうので、まずは着弾点を右方向に逸らして一掃射する。皆の反応は・・・・「??」という感じでイマイチ面白味に欠ける。それならと、少々時間をおき更にもう一掃射を加えてみる。反応は・・・・「あれ?誰かこっちに撃ってきてる!!」という声と共に皆がザワザワ・・・AXELの期待を少々裏切ってはいたが皆を混乱させた事で作戦は成功を納めた事にしておこう。

 岩陰からモグラたたきのモグラのごとくひょっこりと頭を出して、混乱する死体置き場の皆に向かって遅れた事への謝罪の気持ちを込めて「やぁ!!」の一言。う〜ん、気付いてくれない。もしかすると、これではただの馬鹿ではないか!?

 仕方がないので岩山に全身をさらけ出し、手の中の MC51 を上空に向けて乱射しながらもう一度大声で「やぁ!!!」。死体置き場の皆、ザワザワ・・・おぉ!!気付いてくれた様子である。これで派手な登場した甲斐があったというものだ。

 と、突然みずんの
「はい〜、皆さん銃を構えて〜。あそこに幸せ者が一人います。皆さんでライス(BB弾)シャワーをしてあげましょ〜」
という一声と共に一斉に銃口がAXELに向けられ、次の瞬間には目の前が真っ白になるほどのBB弾がこちらに飛んできた。

「¥★*@○※〒!!!??」

あれほどの弾を一斉に打ち込まれたことなど今まで(そしてこれからも)無かったのであるが、都合20丁ほどの電動ガンから吐き出されるBB弾の弾幕は想像を絶するもので(発射音など、ババババ・・・等とかわいいものではなく、バ〜〜〜〜〜と途切れることを知らないほど)慌てて隠れた石灰岩の岩肌がどんどん削られていく様をみて冷や汗が流れた。 これはシャレにならない。こちらも手の中の MC51 で応戦を試みたのだが、20丁の銃に対して MC511丁では為す術もない。圧倒的な物量差にものをいわせて攻め込んでくるアメリカ軍に悲壮な表情で万歳特攻をする日本兵のように反撃したのだが、いい加減 MC51 のモーター辺りから変なにおいが漂ってきた頃、体中のあちこちにBB弾をイヤというほど叩き込まれ、

「うぎゃぁぁぁぁ!!こ〜さ〜ん!!」

と大声で叫んでいると銃声がやんだので、そっと岩山から降りていき(降りる前に失禁と脱糞の確認だけは怠らなかったが幸いにしてそのような不名誉な事態だけは避けることが出来たようであった)セーフティーゾーンへと、とぼとぼ歩いていくと生き残り屋の常連からは「結婚おめでとう、嫁さんほったらかして!!」という暖かい御祝いの言葉をを頂戴した。皆さん、なんて心の暖かい人たちなのであろうか。この中の誰かの身におめでたいことがあったときには、AXELも暖かく御祝いしてあげようと心に誓ったのであった。

4.やっとのことでゲーム開始

 岩山の一件の後、やっとのことでゲームの開始である。私にとっては結婚後初めてのゲーム参加となるので心機一転頑張ろうかなと思っていた矢先の事件であったのでかなり戦意を削がれてしまった。かと思ったのであるが、今後のサバゲ活動においてその影響がでるかと訊ねられても大して影響は出ないので安心していただきたい。

 この日のゲームはかなり乱戦であったようで、ゲームスタート直後に激戦となる様な場面が何度かあった。これだけの大人数戦であれば仕方のないことである。この銃撃戦だけで敵味方双方に多くの死者が発生する。が、AXELはもっぱらこの銃撃戦には加わらずに森林の中をヘコヘコと尺取り虫のごとく侵攻することが多く、敵味方入り乱れてのヒットコールの嵐に巻き込まれることはなかった。 そんな中、とあるゲームでちょうど死体置き場の正面に見える位置で膠着状態に陥っていたのであるが、死体置き場で生き残り屋の常連である T氏が米つきバッタよろしくピョコピョコ跳ねながら大声で何か喚いている。どうやら T氏はAXELに気付いてなにやら叫んでいるようであった。
「??」
と思い、耳を 傾けてみると
「オレ・・を撃ってくれ〜」
とかなんとか叫んでいるようであった。(??)と思い「なんやー」と聞き返してもしきりに「撃ってくれ〜」を繰り返している。聞き間違えたのでなければ T氏はどうやら自分を撃ってくれといっているようだ。11月にしてはあまりの陽気の良さについに T氏の頭がいかれたのかと考えながら、スコープ越しに T氏の右胸に照準を合わせて
「ええんか〜」
と大声で確認する。
「えぇよ〜」  パン!!

 AXELの放ったBB弾は T氏の右胸、乳首の辺りに寸分の狂いもなく吸い込まれ ていったのであるが、
「これで彼の魂も無事成仏することが出来る」
と思った その瞬間、T氏が
「イテッ わ〜、撃ってきよった〜」
と叫んで走りまわっている。??なんだったのであろうか?ついに持病の狂犬病でも発症してしまった のだろうか?
と考えつつも再びフラッグに向かってヘコヘコと匍匐前進をして いると頭のかなり上の方からネルフの人の声で
「あ〜あんな所に誰か寝転がっ てる〜、はよ撃て〜」
という声が聞こえてきた。(あ〜バカなやつ、そんな目立 つところで寝転がってどうするねん?誰やそんなおマヌケ
さんは?)
と思いク スクスと笑いながらヘコヘコしていると、何故かAXELの周りにBB弾が降ってく る。(誰じゃぁぁ、近所で目立つ事してるやつは〜!!オレまで殺られるやん け〜)と思い上体を起こしてキョロキョロ周りを見てみるとAXELの周りには味 方は誰もいない。もしかして・・・
「オレかぁぁ!?」
と叫んで大急ぎで逃げ 出すとやはりBB弾が追いかけてくる。やっぱりオレかぁ??と思いながら死体 置き場の前にある岩陰に身を隠して一安心していると

ポコン!!

「え??ヒ、ヒット〜!!」
頭の上に何か降ってきて、思わずヒットコールを宣告してしまった。その瞬間 死体置き場の一同大爆笑!!
どうやら岩に当たったBB弾が一旦バウンドしても のの見事にAXELの頭の上に降ってきたようだった。何となく釈然としないもの を感じながらウケたからまぁいいや、と思いながらAXELの魂は死体置き場へと 昇天したのであった。

5.戦士
の休息

 戦死の休息等と大層なお題を書いてはみたもののなんのことはない、ただ単 に休憩時間の出来事を徒然と書き綴っただけである。AXELの趣味や好みの女の 子のタイプ(ちなみに好みのタイプは嫁のようなタイプ)や行きつけのお店や 休日のすごし方について書いているわけではない。もし個人的に興味がある奇 特な方が居られるのであれば、サバイバルゲームショップ「生き残り屋」さん にでも顔を出していればイヤというほど顔を合わせるに違いない。

 で、休憩時間中に T氏に先程の発狂ぶりについて訊ねてみると「オレ・・を 撃ってくれ〜」はどうやら
「オレの敵をうってくれ〜」
だったようだ。申し訳 ないことをした。

 次のゲームまでの合間にAXELのセカンドウェポンであるクルツのホップ調整 をしていたのであるが、
    パンッ、パンッ、パンッポコ!!(何かがAXELのベストに当たる音)
AXEL : クルッ(と振り向いて皆を見回して)「ん?? 気のせいか?」
一同  : し〜〜ん
    パンッ、パンッポコ!!
AXEL : クルッ「ん??? 気のせいか??」
一同  : し〜〜〜ん
    パンッポコ!!
AXEL : クルッ「ん???? 気のせいか???」
一同  : 更に、し〜〜〜〜ん
    パンッ
AXEL : クルッっと振り向くと Kネマキ軍曹が XM177を構えてAXELの背中に照準を付けている。
     「軍曹ッスか〜〜(怒)」
軍曹  : 「違う〜オレじゃない〜」
AXEL : 「ホンマですか〜??」
軍曹  : 「だって XM に撃たれたらそんな痛さとちゃうやろ!!」
AXEL : 「ホンマですねぇ。ハハハハハッ!!」
軍曹  : 「せやろ。ハハハハハハ・・・・」

    ポコン!!

AXEL : 「??????」

誰であろうか?今もって謎である。

(ネルフの人 : オレッ、オレッ、オレッ!!オレやってぇ!!)


目立ちたがりであった・・・。

6.再びゲーム開始

 午前中に2戦ほどこなし午後1発目の戦闘中、例によってAXELは茂みの中を ヘコヘコ移動していたのであったが、ふと自陣営の方を見てみるとフィールド 中央の石灰岩の岩山を占拠されて苦戦している自軍の守備隊の姿が目に入った。 (戦略上、中央の山を占領されてしまうとかなり自軍が不利になってしまう)
「これはイカン!!」
ということ
で自陣営にとって返し、味方を援護しようか と思ったのであったが、そこは我らが遊撃隊。こんな時にもウケを狙うことは 忘れていなかった。

 岩山の上に敵兵士は3名は確認できる。AXELが思いついたグレイトな作戦とは、「敵に気付かれずにどこまで近づけるか大作戦(略してTKDT大作戦)」で あった。要するに敵に気付かれることなくズリズリ岩山をよじ登って3人一気 にフリーズしてやろうという作戦である。

 敵の銃声に合わせて「ズリズリ・・・」かなり急な勾配であったため匍匐で 上るのは非常に辛い。途中何度か岩肌を滑り落ちながらももう少しでフリーズコールの圏内に突入!!というときに「あ、誰か上ってきてる!!」というネルフの人の声が聞こえ、それと同時に銃だけが岩陰から突き出されあちこちに向かってめくら撃ちをしてきた。幸いにして着弾はAXELの下方に集中していたためチャンスとばかりに上体を起こして一気に回り込んで距離を詰めることに成功した。

「フリーズじゃぁぁぁぁ!!!」

山頂に身を隠していた一人を蹴倒すような勢いで一気に4人(実は山頂には3人ではなく4人の敵兵士が身を隠していた)をフリーズゲット!!ネルフの人の方を満面の笑みを浮かべて見るとなんと彼は愛銃のガシャポン「コルトポケッ ト」を取り出していた。あんな銃で殺られたら末代までの恥である。タッチの差でネルフの人を殺ることができた事をサバゲの女神様に感謝しつつ、調子に乗って大声で

「制圧〜〜」

と雄叫びをあげていると横から湯気が出るほどBB弾を浴びせられた。この日 は山ほどBB弾を浴びることの多い日であった。

「ウヒョァァァァァ・・・ヒット〜〜!!」

何とも情けないフリーズコールであったが、突然予想もしていない方向から BB弾を山ほど喰らったのだから多少奇妙なヒットコールをあげても仕方のないことであろう・・・。一体どこのどいつがAXELを葬り去ったのかとBB弾の飛んできた方向を見てみると、なんとそこには銃を構えた味方兵士らしき人影が確認された。味方撃ちだったようだ・・・やはり遊撃隊、しっかりオチはついているのであった。



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