M16 A3 Shorty

 



項目
評価
コメント
銃器メーカー 東京マルイ
チューン内容
 ・M16A2ベース(M4A1をもう一丁購入)
 ・PMS メタルフレーム(フルセット)
 ・Z-SHOT M100スプリング
 ・Z-SHOT 軸受け(オイルレス+ベアリング)
 ・Z-SHOT SPガイド
 ・Z-SHOT ハイスピードシリンダーセット
 ・KM企画 TNバレル(クラウン加工)
 ・給弾不良防止加工済み
  位かなぁ・・・(忘れた)
連射性
★★★☆☆
 元々M16A2であったがアッパーフレームとアウターバレルをM4A1に換装したものである。シリンダーストロークがフルサイズであるため、また駆動系がノーマルギアを使用している事もあり、連射速度は至極並の性能である。

 ただし、A2以降のM16シリーズはテイクダウン機能を採用しているため、ホップチャンバーが上下2分割式となっている。これが原因であまり発射サイクルを上げすぎてしまうと給弾不良を起こしてしまう個体もあるため、あえてノーマルギアを採用したという経緯も考慮に入れておきたい。

 ちなみにZ-SHOT殿からは対策パーツとして一体型のホップアップチャンバーが発売されているが、装着するとテイクダウンが出来なくなったり、パーツ組み込みの際に銃本体のロアフレームをバキバキと削り取る作業が必要になったりと散々な目に会ってしまうため、あまりおすすめは出来ないかもでしない・・・。
命中率 ★★★★☆  良い感じである。遠距離での射撃では若干のばらつきはあるが許容範囲内であろう。むしろ中距離、近距離での性能に注目すべき一丁であると思われる。ノーマル状態だと少々頼りない感も否めないが、ある程度のパワーチューンを施した状態であれば全く問題はないであろう。
使用感 ★★★★☆  ノーマルのフレーム(樹脂製)だと首周りの強度にかなりの不安を感じる。ゲーム中に荒い使い方をしているとそのうちボッキリ折れてしまいそうだ・・・。M4A1の登場によって少しはましになったようにも思えるが、恐らくそれは気のせいであろう。
 一応First Factory殿より強化アウターバレルは発売されているが、組み付けた所で焼け石に水である。そもそも、弱点となっている部分はフレームの首周りの部分である。補強する部位が目的の場所とは違うので効果があるはずが無い。First Factory殿の強化パーツはあくまでもアウターバレル部位の強化パーツである。フレームの補強にはなんら影響はない。
 もし、どうしてもアッパーフレームの強度が気になるというお方は、Z-SHOT殿、もしくはPMS殿のアルミフレームを導入するしか対処法はないだろう。高価であるが、もっとも効果的な方法である。ただし、銃本体の重量が非常に大きくなるため、携行性において問題が起きるので、その辺りは要注意である。

 こうしたデメリットを踏まえてなお星印4つなのにはやはり訳がある。特筆すべきは銃を使用した時のヒューマンインターフェースの良さである。
 射撃姿勢をとり、ストックに頬付けすると自然に目の前にやってくるサイト、戦闘中咄嗟に目標物に向けてサイティングを行う際、素早く正確に照準を合わせる事が可能である。
 また、戦闘中にマグチェンジを行う場合においての容易さも抜きんでて優れているであろう。絶妙な位置にある給弾口やリリースしやすいマガジンキャッチの操作感は他の銃の追随を許さないと思われる。
 加えて銃本体の携行性も非常に優秀である。スリングベルトを使用して肩に銃を掛けている時でも容易に銃を構える事が可能で、しかもキャリングハンドルでも持ち運びができる(笑
 何気に地味ぃぃぃぃぃぃな点ではあるが、戦闘中に素早く正確に銃を操作できる事ほど有効な事はないとつくづく実感させられた。さすが米軍に長年採用されつづけているだけの事はあるかと思われる一丁である。
メンテナンス性 ★★☆☆☆  M16シリーズに共通して言える事だが、メンテナンス性は非常に悪い。M16A2の登場以降、テイクダウンの採用によって若干のメンテナンス性の向上も見られた・・・。が、それでもメカボックスの取り出しにあっちこっちのネジを外したり、パーツを外したりとかなり面倒な手順を踏まなければならない。まぁ、可動部分も多いので、フレームのパーツ点数が増えてしまったを考慮にいれると仕方の無い事なのかも知れないが・・・。
チューンアップ期待度 ★★★★☆
 文句無しの4つ星でしょう(笑
 チューンアップパーツの多さは他の銃を圧倒し、戦場においても様々なバリエーションのM16が見られる。多くの兵士がM16系の銃を所持しているため、欲しいと思ったパーツの感想を聞きやすいのも大きなメリットである。自分好みに銃を育て(?)たいと思うのならば買いの一丁ではないだろうか・・・。
パーツインプレッション  
 Z-SHOTのパーツは安定して高性能であろう。この銃に関しては給排気系及びスプリングのみのチューンアップに止めている。初速に関してはおよそ96〜7m/s(東京マルイ製0.25g弾使用時)で安定した性能を出している。

 PMS製のメタルフレームに関しては、フレームの首周りのしっかりする部品程度の認識しか持っていない・・・。見た目重視の方は購入してみると良いのかもしれないが、やはり重量の増加が気になる所である。ちなみにテイクダウンは可能であるが、イジェクションポートの開閉のギミックは死んでしまうので、ホップ調整が面倒になったりする。
その他特記事項  
 この銃にも一点だけ不満はある。気にならない人にとっては全く問題ない話ではあるのだが・・・。
 M16A2以降の銃はテイクダウン機能をサポートしているのはご周知の通りである。このテイクダウンを実現させるために、メカボックスに溝(というか、もはや穴ですな)が掘られているのであるが・・・・。これが曲者なのである。
 射撃時にこの穴からメカノイズ、ピストンの打撃音といった音がすべて漏れ出してしまうので、一旦トリガーを引いてしまうと隠密性などとは全く無縁の大音響が辺りに響き渡ってしまう事である。よって、この銃にサイレンサーなど付けようと思う事は全くの愚考であると言えよう。この部分をなんとかしてもらえると、とても幸せな気持ちに浸れそうになると思われるのだが・・・。

 半引退状態になる前のAXELのメインアームであった。今はSTEYRにメインアームの座を明け渡してはいるが、また使いたい銃である事に変わりはない。その際には、メタルフレームは外してしまうかもしれない(笑
 とにかく若干の不備を除けば、ほぼ全ての項目が高い水準でまとまっている優等生的な銃であることに間違いはない。自分で銃のメンテを出来ない初心者の方に「おすすめするか」と言われると微妙な所ではあるが、ある程度メンテが出来る兵士にはベストとも言えるパートナーになることは間違いないだろう



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