Posted by 美咲 悠 on 1999/08/25 23:43:46:
CDドラマは、元々98年の初め頃TBSラジオ系の深夜番組「アニメガ10」で放送されていたラジオドラマ全10話とオープニング1コーラスのみ、エンディング1コーラスのみ、宮村優子(ミミ)・岩男潤子(ユキ)・今井由香(レナ)のトークを収録した構成になっています。 ちなみにOP+子猫達がそれぞれのご主人様に拾われるまでの5話分+3猫の声優さんのトークを収録した「CDドラマ1・夢見る子猫編」(98年4月21日発売)と3匹の子猫が15才に成長してからの5話分+ED+3猫の声優さんのトークを収録した「CDドラマ2・恋する乙女編」(98年5月20日発売)の2本が存在しています。 1は、猫神様のナレーションのあと、猫神様が『人間になりたいと願う』猫達に人間としての知識や経験の基本を身につけさせるための場所としてとあるマンションの一室に用意してある合宿所に、人間の姿のレナとユキがたどり着き、そこで、猫神様の課す様々な試練に挑戦する・・・と言う内容です。 1話では言葉の勉強としてユキ対レナのしりとり合戦、2話では人間社会を経験する&頭を使って考えると言う事で猫神様が用意したくじに書かれている問題を解いて、その答えの品物を買ってくるお使い競争、3話では「笑い」というものを理解する・・・と言うことで猫神様に無理矢理合宿所に行かされたカイムを物真似やギャグで笑わせると言う無理難題に挑戦させられたり、しかも、ミミは4話まで出て来ないのでミミはの人にはちょっと考え物です・・・面白い・・・のですがどちらかというとアドリブや内輪ネタが多くシリアスを期待するとかなりひどい目に逢えます。と、言うかギャグです。コメディの域を突破し完全にギャグです。当然ギャグなので笑えはしますが、人によっては「こんなのはひざぱじゃない!」と怒りたくなってしまうので注意してください。しかも、ミミは4話まで出て来ないのでミミはの人にはちょっと考え物です。 ミミ達がご主人様に拾われるシーンですが、ゲーム版と違って3匹の子猫はそれぞれ別々の箱に入れられ、それぞれが猫神様に選ばれた資格を持った人間に拾われることになっています。主人公以外のご主人様達は小林くんやともかのような気がするのですが、どうもこのシーン、林延年さんや長沢美樹さん以外の人が演じるか、意図的に違う声色を使ったりして、誰がどの猫を拾ったのかをぼかしているような気がします。なにしろ、ミミを拾った人物の声はどうも林延年さんではないのですが このCDドラマ内の小林くんのような言動をするし、レナを拾った女性はかおるちゃんかと思いましたよ、美咲は。 2はうって変わって3猫達の恋や人間になる上での悩みなどをテーマにしたシリアス編です。・・・もっとも、高坂ペットクリニックに樹里先生をデートに誘おうとして休診日にやってきた小林くんを、レナが不審人物と勘違いして背後から蹴り倒したり(ちなみにこのとき、小林くんは「俺の歌を聴けーっ!」と叫びながら吹っ飛んでいます)、「あたしは大人だから平気」などといってパチンコ屋に入ろうとして店員さんにつまみ出されているミミとそれを止めようとして結局一緒に怒られてしまう不幸なカイムくん・・・だと言った細かなギャグはありますが・・・。 美咲にとって一番印象に残ったネタは、ユキちゃんとともかが二人でお茶しているときに、ともかが自分の携帯電話にかけてきた相手に一緒に遊びに行く予定をドタキャンされて怒っているシーンで、その理由が「飼い猫が病気になったから」だとともかが言ったとき、電話の相手が「主人公」だと気がつき、「ご、ごめん、ともかぁぁぁ」とCDプレーヤーに向かって思わず土下座して謝ってしまいました。 ちなみに「ネコ耳や尻尾はご主人様の資格を持った人間にしか見えない」と言う設定はこのCDドラマシリーズでも採用されていますが、CDドラマの脚本がゲーム版と平行して作られていたため、初期設定ではそうなっていた時期があったのでしょう。
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